二階部分は7.5畳のオープンスペース。
オープンスペースに繋がっている二階廊下と合わせて30㎡。
一階、二階合わせて130㎡を薪ストーブで賄っているという訳です。
首都圏・関西圏に比べ信州は寒い期間も長く最低気温も低いですので、130㎡を20℃近くまで保つために軽トラ12杯、余裕を持つなら軽トラ15杯が必要なんですね。
首都圏・関西圏で薪ストーブをするならどのくらいに必要になるかを考えてみます。
まずイニシャルコストから考えてみましょう。
1.薪ストーブ本体
2.煙突等その他部品代
3.取付費(煙突工事)
1.薪ストーブ本体
・大型:トラビス インダストリーズのケープコッド
W821×D552×H889mm
630,000円
・中型:ダッチウエスト エンライトFA248
W695×D641×H757mm
514,800円
・小型:ダッチウエスト エンライトスモールFA247
W625×D621×H750mm
440,000円
昨日書いたダッチウエストの製品は古いカタログでした。
この上記二種がここ数年の定番のようです。
もちろんこのメーカー以外にも100種類以上いろんな薪ストーブがあるので、欲しい方はカタログやショールームでじっくり見てから決めることです。
ザッと見るとうえのイラストのようになります。
煙突本体をシングルにするかダブルにするか、真っ直ぐにあげるか、曲げる必要があるのか、平屋か二階か吹き抜けかなどで値段は大きく変わります。
美里山倶楽部は煙突の可動取り外し部を除いて全てをダブル煙突にしています。
この方が、熱効率が良いのでドラフト(薪ストーブの場合上昇気流みたいな意味)が得やすいです。蒸気機関車のドラフトも力強い方が牽引力・スピードが出ますからおんなじような意味かな?
美里山倶楽部は、一階から二階を抜けて屋根まで一直線にあげていますが、距離が長いので少々部品代が高くなっています。
大体見積額では500,000円になりました。
室内の煙突をシングルにしたり、煙突の長さが短ければグンと安くなります。
おそらくですが、首都圏標準では40万円前後で上がるでしょう。
3.取付費(煙突工事)
これ様々なんですね。
上の見積もりでは60,000円ということになっていますが、多分多くの施工業者がココで多くの金額を必要とするはずです。
少なくとも10万円、首都圏はこの部分が人件費のためにとても高くなって25~40万円くらいになると思われます。
総費用では、美里山倶楽部の見積もりで1,256,950円となっていまして、それに消費税が加わります。
実際はこの次のページに「お値引き額」が記載されていますが、業者との関係上明らかには出来ません。
4.イニシャルコスト
ココまでで首都圏で一般的な費用とすると
1.薪ストーブ本体、2.煙突その他部品代、3.取付費(煙突工事)を計算すると
440,000+400,000+330,000=1,170,000円
となりました。
これ様々なんですけど、本体は小ぶりのストーブ、煙突は一部シングルとして吹き抜け部屋に設置、設置費用は真ん中の値段。
これを削るには、本体を安くする、取付費用の安い業者を探すということになるんですが、この薪ストーブという商品は、基本的に1~3を同時に同じ業者(メーカー・ストーブ屋)に依頼するのが一般的なので、どれだけ親身に対応してくれるかがキモです。
また、この他に薪置き場、必要なら薪置き用のラック、灰置きグッズ、斧、ハンマーなどが要りますし、薪は自分で作る方は5坪以上の薪置き場、チェーンソー、薪割り機、軽トラ?がイニシャルコストとして入ってきます。
ランニングコストまでたどり着けなかったので後編を書きます。
美里山倶楽部は
日本ブログ村に参加しています
応援してくれる方
是非1日1回
「ポチ」をお願いします。
↓