入試の長文は時間との勝負です。
ていねいな日本語訳づくりは勉強として大切ですが、本番では時間が足りなくなりがち。
だからこそ――
英語は“前から”(英語の語順のまま)読んで、すぐ意味をつかむ練習をしましょう。
最終目標は、日本語に直さなくても分かる状態です。
その近道が、「日本語訳 → 英文 → くり返し」の読みです。
読み方のポイント(かんたん3つ) ✅
-
前から追う:だれが/何をした を先に取る
-
止まらない:わからない単語は印だけ付けて後で調べる
-
日本語文を作らない:頭の中で“きれいな和文”を作らない(内容が分かればOK)
例)
The boy who sits next to me plays soccer after school.
→「(となりに座っている)その少年は/放課後にサッカーをする」
※「who~」はカッコで“あと足し”のイメージで前に進む
今日からできる練習メニュー 🔁(推奨:日本語訳→英文)
準備:長文1本と、その日本語訳(教科書・問題集の解説など)📘
1セット(2~3分)
1)日本語訳をさっと読む(内容のイメージを作る・30~45秒)
2)すぐに英語原文を前から通読(止まらない・印だけ)
3)同じ英語をもう一度読む(少し速く、意味がスッと出るか確認)
👉 これを段落ごとまたは全文で、1日2~3セット。
👉 読み終わったら、分からなかった単語を最大5語だけ調べて、もう一度だけ通読。
👉 設問は先にざっと見て、何を探すかだけ意識しておくと読みやすいです。
1週間の回し方(例) 📅
-
月:長文A 日本語訳→英文(2セット)
-
火:長文A 全文で 日本語訳→英文→英文(時間をはかる)
-
水:設問を解く(答えの根拠の文に線を引く)
-
木:つまずいた段落だけ同じ手順でやり直し
-
金:英語だけで通読(日本語訳は見ない)
-
土:短めの別長文Bで同じ手順をテスト
-
日:長文Aを総復習(日本語訳→英文→英文)
同じ文をくり返すほど、訳さなくても分かる感覚が育ちます。
つまずきポイントとコツ 🔍
-
主語が長い → 最初の動詞まで待って、「だれが/何をした」を先に決める
-
関係代名詞・分詞で止まる → カッコでまとめて“あと足し”にして前へ進む
-
this / that / it で迷う → 近くの名詞に置きかえて読む
-
語彙で毎回止まる → 読んでいる最中は止まらない/読後にだけ調べる→すぐ再読
ゴール 🎯
-
日本語訳なしでも、英語のまま内容が浮かぶ読みへ。
-
テキストを増やすより、同じ文章をくり返すのが最短です。
ビオスタディのサポート
ビオスタディでは、演習→採点→記録→復習の流れで、
-
日本語訳→英文のくり返し読みを個別に設計
-
設問の先読みと、根拠に線を引く練習
-
「分からなかった語」だけのミニ暗記リスト作成
を行い、時間内に読み切る力を一緒に伸ばします。
📷 教室の様子・学習ヒント
▶️
🌐 体験・お問い合わせ
▶️




