冷えは万病の元。冬の冷え対策の食べ物 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

だんだん寒くなって暫くは冷え対策ですね。

外出時の寒さ対策には手足や首を冷やさない事です。

特に首が冷えると筋肉が収縮して脳卒中などのリスクが高まります。

外出する機会も減りますから、自宅でストレッチやスクワットで体を動かす事と、暖かい日中は散歩で血行促進もしてください。

体の外からのケアは冷やさない事と温める事。

冷たい物は控えて、お酒の好きな方には、ビールは常温保存。日本酒は熱燗、焼酎やウイスキーはお湯割りが良いでしょう。

冬でもビールに氷を入れて飲む人は、内臓脂肪が溜まりお腹が出ています。

冷たい物=内臓脂肪の蓄積です。

外出しない寒い日は朝晩の入浴も良いですが、入浴前に脱衣場、浴室は温かくしてください。

その他、手軽に使える三井式温熱治療器などの医療器具もお勧めです。

寒さ対策の食事は、朝の味噌汁や粕汁がお勧めです。

夜に多めに作って、朝、温めれば便利です。

私の家では粕汁は多めに作って冷蔵保存しています。

朝食を食べない人にも朝一杯の味噌汁はお勧めします。

腸の働きも良くなり、腸管免疫もアップします。

お昼はうどんや蕎麦などの麺類が暖まりますが、野菜もしっかり食べてください。

特に繊維質が不足気味の方は、野菜のサプリを食前に飲めば、野菜不足になりません。

私もうどん屋さんに行く時は、海草物語7粒、舞茸活性粒7粒を口に入れてから、食べに行きます。

晩御飯のお勧めは鍋物です。

水溶性の栄養素、水溶性ビタミンやキノコのβグルカンなどは出汁に溶けているので、必ず雑炊にして食べて下さい。

最近ブームになっている甘酒は日本古来の発酵健康食品です。

干し柿、干し芋を一緒におやつで食べれば、腸管免疫も活性化します。

その他、発酵食品も種類多く摂取して下さい。

酸っぱい食品が大事です。

レモン、すだち、梅干、酢の物、全てクエン酸が含まれています。

最近の日本人は酢の物をあまり食べなくなりました。

世界中で酢は大活躍しています。

世界のお酢の種類は5,000種類以上と言われています。

酢の物は手軽に出来ます。

酢が嫌いでもキュウリの塩もみに1滴いれれば酢の物です。

オリゴ糖などで甘みを付ければ、酸味は薄くなります。

酸っぱい物が嫌いでも、少量又は微量のお酢から始めて、徐々に量を増やしていけば、だんだん酸っぱくても食べられるようになります。

その他、酢を加熱して使うと酸味もまろやかになります。

お酢には主成分として酢酸とクエン酸が含まれています。

酢酸は体内でクエン酸に変わります。

【クエン酸のおもな働き】

酸味が食欲増進に働きます。(すっぱさは酢酸の1/3)

運動時の疲労感を軽減、疲労回復(糖質+クエン酸)

尿酸値の減少、ミネラルの吸収率をUP、ビタミンB6の吸収促進、血液や体液のph値の正常化、尿路結石を予防、殺菌作用(クエン酸が胆汁と混ざると腸内の殺菌効果が上がる)

風邪気味やお腹の具合の悪いときは、お粥と梅干。

お粥に梅酢で味付けもお勧めです。

梅酢を買わなくてもう大きめの梅干容器の底にも梅酢が溜まっています。

その他、寒さ対策にはニンニクもお勧めです。

野菜に含まれるビタミンB1は水溶性ですが、ニンニクのビタミンB1は脂溶性です。

脂溶性ビタミンは体内に留保される時間が長く、長時間体を温める働きがあります。

ニンニクは風邪の予防や体力減退の方にもお勧めです。

酢漬け、味噌漬け、梅しそ鰹ニンニク、生姜ニンニクも臭わないのでお勧めです。

生ニンニクの臭いはニンニクを切った時に分解酵素によって有効成分が分解した臭いです。

沢山食べると有害なので、生ニンニクは、少量にして下さい。

ニンニクの黒焼きや発酵ニンニクは分解酵素が壊れるので、栄養成分は分解しませんし、臭いもしません。

更なる免疫アップには、味噌汁にβグルカンやビタミンDの多いキノコ類やフコイダンを含有している海藻類も活用してください。

そして造血ビタミン、ビタミンB12を豊富に含有する海苔も忘れずに食べて下さい。

卓上にゴマすり器を置いて、すりゴマも毎日召し上がって下さい。

汗の出ない冬は、体内の老廃物が蓄積する時期です。

特に風邪気味や発熱時は腸に優しい和食を中心に、煮物、焚物の調理がお勧めです。炒め物、揚げ物、焼肉は熱が上がりますから要注意です。

ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC240131_Dr_K_Egao.mp3