善玉菌、悪玉菌、日和見菌と酪酸菌 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

医療健康番組・毎週水曜日17時45分~ラジオ大阪放送記事

先月は腸内フローラと善玉菌のお話をさせて頂きました。

善玉菌はとても大事ですが、腸内フローラはとても複雑です。

多い人は1000種類、1000兆個の菌がいます。

細かく分類すると3万種類にもなります。

この沢山の菌が健康状態を左右します。

クロストリジウムラモーサムやプレボテラなどは糖尿病との因果関係がある事も分かっています。

クロストリジウムパーフリンジェンス(ウエルシュ菌)は、蛋白質を腐敗させて様々な毒素を作り、腸内悪玉菌の代表と言われています。

老化や発癌にも関係していますが、腸に定住しているので、必要な菌でしょう。

感染症などの予防にも役だっているかもしれません。

増えすぎれば悪玉菌になるのかも?

腸内フローラの状態の良い人は、基礎代謝が良く、太りにくいなど、生活習慣病の予防効果があります。

その他、免疫力も高く感染症を予防、肌が綺麗、老化が遅い、精神的にも落ち着いています。

腸内フローラが悪い人は、様々な病気のリスクを抱えています。

肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧、便秘、下痢、うつ病、アトピー、癌、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、その他様々な病気の原因にもなります。

欧米では慢性病の患者さんへの腸内フローラ移植(便微生物移植)の研究が進んで、治療効果を確認しています。

便微生物移植で病気が治るということは?

健康維持に不可欠の菌がいなくなって発病したということです。

逆にいえば、腸の常在菌が沢山いて、腸内フローラのバランスがとれていれば、病気になりにくいということです。

腸内細菌は、餌が無いと減ってしまいますので、善玉菌が増える餌を食べて、腐敗菌が増える餌を控える事が重要です。

日本人の腸内細菌には和食が一番です。腸内細菌は先祖代々遺伝していますから、先祖が食べていた食事が一番、日本人の腸内細菌には合います。

肉、油物を控えて、繊維質と発酵食品を食べる事が特に大事です。

そして、適度に雑菌を補充する事も大事です。

特に重要なのは、乳酸菌生産物質やオリゴ糖で乳酸菌やビフィズス菌は元気に増えてくれますが、大腸の酪酸菌は食物繊維が必要なだけでは無くて、補充する事が大事です。

特にお勧めは糠漬け。

ぬか床の中には乳酸菌や酵母菌以外に土壌菌(酪酸菌)が生息しています。

昔は一家に一つ、糠床がありました。

これで家族全員が乳酸菌以外にも、何種類もの酪酸菌を補充していたのです。

病気になって糞便から菌を移植しなくても、手軽に毎日、菌を補充して病気になりにくい腸内フローラを維持する方が理想的でしょう。

最近はペットの病気が増えました。

ペットフードは殺菌されています。

散歩で草を噛んだり、土を舐めたり出来るように散歩させた方が菌の補充が出来ます。

ネコは外に出してもらえない家が多いです。

市販のネコの草を食べさせれば、乳酸菌や酪酸菌も付いています。

今は抗菌ブームですが、適度に雑菌を補う方が腸内フローラも鍛えられると思います。

特に最近の子供さんもペットは、菌との触れ合いが少なすぎて常在菌の種類も減っています。

山でどろんこ遊びも必要ですね。

今月の京都講演会のご案内です。

美と健康「インナービューティーと腸内フローラ」515日(火)1330分~TKP京都四条烏丸会議室・四条烏丸13番出口すぐ。お問い合わせはヘルプ一乗寺店075-781-3150

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC180502_Dr_K_Egao.mp3