好き勝手に物語を書くぞ~♪ -56ページ目

序章~プロローグ~6

少女は「…ゴクッ…。」と息をのみ覚悟を決めると、扉にそっと手を触れた。
*「!!!」
少女は驚いた。
手を触れた瞬間、巨大な鉄の扉はその重々しさとは裏腹に、小さな子供でも難無く開けられそうな位、力を入れる事無く簡単に開いたではないか。
*「何…、この扉…。」少女は戸惑いながらも扉を開き神殿の中へと入っていった。

序章~プロローグ~5

少女は少しの間その場に座り込んで休んでいたが、深く深呼吸をして呼吸を整えた後、ゆっくりと立ち上がって神殿の方へと歩き始めた。辺りは暗く、分かりにくいが既に夜になっているみたいだった。
何故分かりにくいかと言うと、少女の住んでいる世界とは、空一面に雲が広がっていて日の光が差し込んで来る事が全く無く、常に辺りは薄暗い状態で、更に雷鳴がずっと鳴り響いていると言う世界なのだ。
少女は神殿の入口の前に着くと軽く上を見上げた、そこには重々しい巨大な鉄の扉があったからだ。

序章~プロローグ~4

しかし、この神殿は何故か人々に古くから神聖な場所だと言い伝えられ、[神の声が聞こえる]として『天使が舞い降りる楽園』と言う名が付いていた。
だが少女は奇跡的に「誰も辿り着いた者がいない。」と言われるこの神殿に辿り着く事が出来た。
座り込んでいた少女は、「ハッ!」と何かを思い出したかのように、首にかけていた十字架に目を向けた。少女自身は全身傷だらけで泥まみれになっているにもかかわらず、驚いた事に十字架には傷も汚れも何1つ着いていなくて、新品と思うぐらい光輝いていた。
勿論少女は驚いたが、それと同時にその十字架をそっと軽く握りしめ、(家に言い伝わっているとおり、この十字架が私をここまで導いてくれたんだわ…。)と少女は心の中で強く感じていた。