好き勝手に物語を書くぞ~♪ -45ページ目

序章~プロローグ~39

「ルシフェル様、魔剣に一応結界をはってはおりますが、このまま天界に置いておくのは危険かと…。」とミカエルは更なる悲劇が起こる可能性があると思いルシフェルに告げた。
「…そうだな…。では、『封印の間』の奥底に封印しておくとしよう。」とルシフェルは言った。
『封印の間』そこは天界にとって危害を加える可能性がある物を永遠に封印しておく場所である。部屋には厳重な結界がはってあり、中は天界とは別の空間で造られている。そこに入れる資格を持つのはルシフェルとミカエル達4人の大天使だけとされている。もし、資格を持たぬ者が無理矢理にでも中に入ろうとすると、その者は天の裁きを受けて一瞬で灰と化す事となるとされている。

序章~プロローグ~38

「…そうだな、我々は自分達の事しか考えず、戦う事に必死になりすぎていて、人間界に住む人々の事など全然考えてもいなかったな…。」と言うとルシフェルはミカエルに歩み寄り、静かに肩を叩いた。そして「それがさっきの話しに出てきた『魔剣』か?」とルシフェルはミカエルの足元に置いてある長剣を見ながら聞いた。
「はい、この『魔剣』を下級天使が所持していた為に、精神が崩壊して正気を失い、今回の暴走と思える行為を行ったと思われます。」と言うとミカエルは魔剣をルシフェルの方へ差し出した。
「これが『魔剣ラグナロク』か…。」と言ってルシフェルは魔剣を手に取った。魔剣は光を放ってはいるものの、何とも言えぬ無気味なオーラを醸し出していた。
「…やはり、皆に言われている通りの魔剣みたいだな…。」とルシフェルは魔剣を見ながら呟いた。

序章~プロローグ~37

「…そうか、人間界でそんな事があったのか…。」とルシフェルは深刻な表情を浮かべながら言った。
「…それで、我らの下級天使の手によって犠牲となったエレナと言う少女は…。」とルシフェルが聞くと「エレナは下級天使が造り出した空間の中で命を落とし、魂だけの姿となった為、その場から出る事も逝く事も出来ずにいました。例え出られたとしても何処にも行く場所が無く、永遠と地上を魂の姿で漂う事しか出来なかったでしょう。なので私の一存ではございますが、私自ら『転生の力』を使いエレナを再び人間界へと生まれ変われる様にしました。」とミカエルはルシフェルに言った。
それを聞いたルシフェルとラファエルは「当然の事だな。」とうなずき、エレナの冥福を祈る様に少しの間目を閉じた。
続けて「ルシフェル様、一刻も早く我々が起こしている今の戦いを止めなければ、人間界に住む人々は我らのせいで滅んでしまう事になるでしょう…。」とミカエルは切実な思いを語った。そして今の戦いを止める事はエレナの最後の望みでもある事をルシフェルに告げた。