序章~プロローグ~37 | 好き勝手に物語を書くぞ~♪

序章~プロローグ~37

「…そうか、人間界でそんな事があったのか…。」とルシフェルは深刻な表情を浮かべながら言った。
「…それで、我らの下級天使の手によって犠牲となったエレナと言う少女は…。」とルシフェルが聞くと「エレナは下級天使が造り出した空間の中で命を落とし、魂だけの姿となった為、その場から出る事も逝く事も出来ずにいました。例え出られたとしても何処にも行く場所が無く、永遠と地上を魂の姿で漂う事しか出来なかったでしょう。なので私の一存ではございますが、私自ら『転生の力』を使いエレナを再び人間界へと生まれ変われる様にしました。」とミカエルはルシフェルに言った。
それを聞いたルシフェルとラファエルは「当然の事だな。」とうなずき、エレナの冥福を祈る様に少しの間目を閉じた。
続けて「ルシフェル様、一刻も早く我々が起こしている今の戦いを止めなければ、人間界に住む人々は我らのせいで滅んでしまう事になるでしょう…。」とミカエルは切実な思いを語った。そして今の戦いを止める事はエレナの最後の望みでもある事をルシフェルに告げた。