序章~プロローグ~45
階段を下ると、上の階程ではないが少し大きめの空間が広がる部屋に出た。
中には至る所に無数の水晶があり、光がその水晶に当たって部屋全体が何とも言えない輝きを放っていた。
3人が部屋の中央まで来るとルシフェルが魔剣を封印する為、床に魔方陣を書き始めた。
ルシフェル以外の2人は実際に封印の儀式を見るのは初めてで、今まで感じた事のない緊張感を感じていた。そして魔方陣が完成するのを静に見守っていた。
少し時が過ぎ、ルシフェルが魔方陣を完成させると、魔剣を床の中央に置き、魔方陣の外に出て、魔剣の封印を始めた。
すると魔方陣が輝き出して、床に置いたはずの魔剣が、まるで意思を持ったかのように垂直に起き上がり、天井の四隅から鎖が魔剣に向かって伸びていって、動きを封じ込める様に絡み付いていった。
部屋全体には、まるで嵐でも巻き起こっているかの様に、強い風が吹き荒れていた。
鎖が完全に魔剣を覆いつくしていき、床の四隅に突き刺さると、魔方陣の光が少しづつ弱まっていって魔剣の封印が無事終了した。
中には至る所に無数の水晶があり、光がその水晶に当たって部屋全体が何とも言えない輝きを放っていた。
3人が部屋の中央まで来るとルシフェルが魔剣を封印する為、床に魔方陣を書き始めた。
ルシフェル以外の2人は実際に封印の儀式を見るのは初めてで、今まで感じた事のない緊張感を感じていた。そして魔方陣が完成するのを静に見守っていた。
少し時が過ぎ、ルシフェルが魔方陣を完成させると、魔剣を床の中央に置き、魔方陣の外に出て、魔剣の封印を始めた。
すると魔方陣が輝き出して、床に置いたはずの魔剣が、まるで意思を持ったかのように垂直に起き上がり、天井の四隅から鎖が魔剣に向かって伸びていって、動きを封じ込める様に絡み付いていった。
部屋全体には、まるで嵐でも巻き起こっているかの様に、強い風が吹き荒れていた。
鎖が完全に魔剣を覆いつくしていき、床の四隅に突き刺さると、魔方陣の光が少しづつ弱まっていって魔剣の封印が無事終了した。
序章~プロローグ~44
「ですがルシフェル様、この『封印の間』の結界を解く事の出来る者は、ルシフェル様と我ら『セラフ』の大天使4人だけ…。なのに教えて下さらなかったのは、我らを信頼して頂けていないと言う事でしょうか?」とラファエルが聞いてきた。
確かに天界で結界を解けるのはルシフェル達の5人だけである。なのに例外も認められず、聞かされていないと言う事は、自分達がルシフェルに信じてもらえていないと思うのも無理はない。
その問いにルシフェルは「ラファエルよ…。私はお前達を信頼していない訳ではない…。ただ、このハーデスは封印されて『永遠の眠り』に付いているだけであって、『死んでいる』訳ではない…。それゆえハーデスからは常に『狂気のオーラ』が身体から溢れ出している。その為に、ここに来てしまった者がハーデスの『狂気のオーラ』に当てられ封印を解いてしまう可能性があるのだ。…それはこの私とて同じ事だ。…しかし、2人か3人でここに来れば、我らに宿る『光の力』が安定を保ち、『狂気のオーラ』に当てられても打ち勝つ事が出来るので、今回、私と一緒にお前達をこの部屋に連れて来たのだ。…だから絶対に、1人だけで城の最下部にある『封印の間』の、この最下層の部屋に近付けさせる訳にはいかなかった…。そして間違っても、ハーデスの封印を解き、眠りから目覚めさせる様な事をする者が居てはならぬのだ…。」とラファエル達に向かって、『何故2人にも教えていなかったのか』と言う理由を述べた。
それからルシフェルは2人を見ると「わかってもらえたか?」と聞いた。
2人はお互いの顔を見た後、ルシフェルを見ると首を縦に振り「はい。納得致しました。」と応えた。
その言葉を聞くとルシフェルは「この部屋に来る前にお前達には話しておくべきだったな…許せ。」と言って頭を下げた。
2人は驚いた。まさか大天使長であるルシフェルが自分達に頭を下げるとは思ってもいなかった。
そこまですると言う事は2人を信頼しているからこそ、『申し訳ない』と言う気持ちを素直に態度で示す事が出来るのだ。
2人はルシフェルに頭を上げる様にお願いすると、「では、先に進むぞ。」とルシフェルは言って、部屋の奥に見える、下へと続く階段の方へ向かい、3人はその場を後にした。
確かに天界で結界を解けるのはルシフェル達の5人だけである。なのに例外も認められず、聞かされていないと言う事は、自分達がルシフェルに信じてもらえていないと思うのも無理はない。
その問いにルシフェルは「ラファエルよ…。私はお前達を信頼していない訳ではない…。ただ、このハーデスは封印されて『永遠の眠り』に付いているだけであって、『死んでいる』訳ではない…。それゆえハーデスからは常に『狂気のオーラ』が身体から溢れ出している。その為に、ここに来てしまった者がハーデスの『狂気のオーラ』に当てられ封印を解いてしまう可能性があるのだ。…それはこの私とて同じ事だ。…しかし、2人か3人でここに来れば、我らに宿る『光の力』が安定を保ち、『狂気のオーラ』に当てられても打ち勝つ事が出来るので、今回、私と一緒にお前達をこの部屋に連れて来たのだ。…だから絶対に、1人だけで城の最下部にある『封印の間』の、この最下層の部屋に近付けさせる訳にはいかなかった…。そして間違っても、ハーデスの封印を解き、眠りから目覚めさせる様な事をする者が居てはならぬのだ…。」とラファエル達に向かって、『何故2人にも教えていなかったのか』と言う理由を述べた。
それからルシフェルは2人を見ると「わかってもらえたか?」と聞いた。
2人はお互いの顔を見た後、ルシフェルを見ると首を縦に振り「はい。納得致しました。」と応えた。
その言葉を聞くとルシフェルは「この部屋に来る前にお前達には話しておくべきだったな…許せ。」と言って頭を下げた。
2人は驚いた。まさか大天使長であるルシフェルが自分達に頭を下げるとは思ってもいなかった。
そこまですると言う事は2人を信頼しているからこそ、『申し訳ない』と言う気持ちを素直に態度で示す事が出来るのだ。
2人はルシフェルに頭を上げる様にお願いすると、「では、先に進むぞ。」とルシフェルは言って、部屋の奥に見える、下へと続く階段の方へ向かい、3人はその場を後にした。
序章~プロローグ~43
話を聞いた2人は「…そんな事があったのですか…。しかし何故天界に住む私達はその事を今まで聞かされて無いのですか?」とミカエルとラファエルは疑問に思いルシフェルに聞いた。
「それは、ハーデスとの事は極秘に行ったからだ…。事実を知れば皆動揺するだろうと思い、私を含めた数人だけで行ったのだ。…今の魔界との戦いも続いていたしな…。それにハーデスは確かに手強い相手だったが、その下に居る死者達の軍団はそれほど脅威では無かったからな…。そしてミカエルとラファエルよ、その時お前達はまだ『セラフ』の位にも位置しておらず、ましてや大天使にもなっていない、ただの上級天使だった為にハーデスとの事を知らせていないのだ…。」とルシフェルは2人に言った。
「…では何故、大天使にも、『セラフ』の位にも位置している今の私達にその事を話して下さらなかったのですか?」と2人は再びルシフェルに聞いた。
「それはな、城の最下部にあるこの『封印の間』にハーデスが封印されている事を知った者が、その封印を解くかもしれないと思ったからだ…。それはお前達が例え大天使や『セラフ』の位に位置しているとしても例外ではない…。」とルシフェルは2人に告げた。
「それは、ハーデスとの事は極秘に行ったからだ…。事実を知れば皆動揺するだろうと思い、私を含めた数人だけで行ったのだ。…今の魔界との戦いも続いていたしな…。それにハーデスは確かに手強い相手だったが、その下に居る死者達の軍団はそれほど脅威では無かったからな…。そしてミカエルとラファエルよ、その時お前達はまだ『セラフ』の位にも位置しておらず、ましてや大天使にもなっていない、ただの上級天使だった為にハーデスとの事を知らせていないのだ…。」とルシフェルは2人に言った。
「…では何故、大天使にも、『セラフ』の位にも位置している今の私達にその事を話して下さらなかったのですか?」と2人は再びルシフェルに聞いた。
「それはな、城の最下部にあるこの『封印の間』にハーデスが封印されている事を知った者が、その封印を解くかもしれないと思ったからだ…。それはお前達が例え大天使や『セラフ』の位に位置しているとしても例外ではない…。」とルシフェルは2人に告げた。