好き勝手に物語を書くぞ~♪ -40ページ目

序章~プロローグ~54

結界がはり終わるまでの時間、ルシフェルは瞑想室にいる事にした。
「では、終わったら知らせてくれ…。それから、あの4人にも知らせるように。」
上級天使にそう告げると、ルシフェルは王の間を後にした。
部屋へと戻って来たミカエルが支度をしていると、ガブリエルが部屋に入ってきた。
「何か用か。」
ミカエルがそう言うと、聞きたい事があるとガブリエルが言ってきた。
「私に聞きたい事だと?」
「ああ…。少し『魔剣』についてな…。」
ミカエルにそう言うと、ガブリエルは床にあぐらをかいて座った。
「その事ならさっき『王の間』で皆にも話したはずだが…。」
ミカエルはこれ以上何が聞きたいのかと言った。
「…あの魔剣、下級天使が持っていたと言っていたな。」
「ああ、確かにそう言ったが、それがどうした?」
「お前、何かおかしいとは思わなかったのか?」
ガブリエルはミカエルに問いかけた。
「…私も疑問に思ったさ。何故、下級天使は『魔剣ラグナロク』を持っていたのか、それに何処で手に入れたのか…とな。」
ミカエルはガブリエルの問いに、深刻そうな顔で言った。

序章~プロローグ~53

ルシフェルは、始めから4人を連れて行くつもりだったのだ。
「…ではルシフェル様、私達4人をお連れになるとして、その間この城はどうするおつもりですか?」
ウリエルは城の主戦力である自分達がいなくなれば、魔神達の襲撃があった場合、おそらく城は攻め落とされる事になるだろうと心配していた。
「その事なら大丈夫だ、すでに『五重結界』を城にはるよう命令してある。」
そうルシフェルはウリエルに言った。
『五重結界』それは絶対防御と言われる最強の防御壁で、あらりとあらゆる攻撃を無効化すると言われている。
それを聞いたウリエルは、納得した様子だった。
「お前達2人は、何かあるか?」
ルシフェルは、ラファエルとガブリエルに問いかけた。
「いえ、ルシフェル様がお決めになられた事ですので、私は何もありません。」
「俺も、無いです。」
2人はルシフェルの問いに応えた。
「そうか…。では、これで会議を終了するとしよう。後は『五重結界』が完全にはり終わるのを待ってから、魔界の王サタンの元へ向かうとする。」
そう言って4人の顔をルシフェルが見ると、全員がうなずいた。
「それでは各自部屋に戻って支度を済ませるように。」
そうルシフェルが言うと、皆椅子から立ち上がり部屋へと戻っていった。

序章~プロローグ~52

「ですがルシフェル様…、戦いを早急に終わらせるとなると、今よりも更に戦いが激しくなり、地上の人々を苦しめるのではないですか?下手をすれば本当に人々は絶滅してしまいますよ…。」
ルシフェルに向かってウリエルが言うと、その通りだなと、他の3人がうなずいた。
(いったいどうするのだろうか…。)と言う感じで4人はルシフェルを見た。
「…確かに、このまま戦いを続けたら、その可能性が高いだろう…。」
するとルシフェルは席を立ってテーブルを叩き、次のように言った。
「…だから、私自らが魔界の王サタンの元へとおもむき、停戦する事を提案しようと思う。」
4人は驚いた。そんな事をしても魔界の王サタンが応じるはずがない。
ルシフェルが皆に言った事は不可能だとしか言いようがなかった。
勿論ルシフェル自身も確率がゼロに等しい事はわかっている。だからと言って、このままの状況が続いて良いわけがない。
「これは決定事項だ。」
ルシフェルは皆に言った。それを聞いたミカエルは、椅子から立ち上がるとルシフェルに告げた。
「しかし、そんな事をしてルシフェル様が無事で済むとは思えません。」
まさにその通りである。
相手は魔界の王サタンなのだ、どんな手を使ってくるかわからない。
するとルシフェルは4人に言った。
「わかっている…。だからお前達4人にもついて来てもらう。交渉が失敗した場合、おそらくその場で戦闘になるだろうからな…。」それを聞いたミカエルは、少し安心した表情を浮かべて椅子に座った。