好き勝手に物語を書くぞ~♪ -36ページ目

序章~プロローグ~66

その姿はと言うと、鎧に覆われた長い尻尾を持ち、身体全体に純白の毛が生えている。
そして4本の足には、何でも引き裂けれる様な爪があって、首から上には獅子の頭が3つもついていた。
いわゆる、地獄の番犬『ケルベロス』と言われる魔獣に属する魔物である。
ケルベロスはルシフェル達の臭いを嗅いだのか、3つある頭のうち1つが、ゆっくりと目を開き、眠りから覚めた。
「…何だか、上等な天使どもの臭いがするな。」
そう言うと、頭を持ち上げてルシフェル達を見た。
すると、ミカエル達4人はルシフェルを護るため、何時でも戦えるように、長剣に手を掛けた。
「餌を連れてきたのか?」
ケルベロスは魔神達に向かって言った。
「…餌の時間か?」
「…ん、餌か?…そう言えば、腹が減ったな。」
そう言って、残りの2つの頭も目を覚まし、頭を持ち上げた。

序章~プロローグ~65

洞窟の中は、広々としているものの、辺りは薄暗く、じめじめしていた。
時折、壁の隙間から風の鳴く声が聞こえて来て、不気味さを更に引き立たせていた。
歩ける道は険しく、至る所に生き物の死骸が転がっており、異臭を放っていた。
ルシフェル達が、魔神達に続いて歩いていると、大きな空洞に出た。
床には大量の骸が積み上がっており、近くには、毒沼らしきものが沸いていた。
そして、その空洞には1体の生き物が寝息をたてて眠っていた。

序章~プロローグ~64

「では、これからお前達をサタン様の所へと案内する…。だがその前に、まずはその長剣を閉まってもらおうか。」
デーモンがそう言うと、ミカエル達4人は長剣を鞘へと戻した。
「…それでは行こうか、俺達についてこい。」
4人が長剣を鞘へと納めたのをサイクロプスが確認すると、デーモンがそう言って2体の魔神は洞窟の中へと歩き出した。
それを見て、ルシフェル達もあとに続いた。
「一応後ろを警戒しておいてくれ…。」
ミカエルが小声でウリエルに言うと
「…ええ、わかりました。」と言ってウリエルはうなずいた。
何が起きても、ルシフェルを護る為である。
そして洞窟には、ミカエル、ラファエル、ルシフェル、カブリエル、ウリエルの順番で入っていった。