好き勝手に物語を書くぞ~♪ -20ページ目

序章~プロローグ~114

ルシフェルの身体は『ドスン…。』と、音をたてて床に倒れ、斬り落とされた首はテーブルの上に転がった。
そして、ルシフェルの胴体から床に血が流れると、部屋に敷かれている真っ赤な絨毯が、血を吸収して黒く染まっていく…。

ミカエル達4人は、倒れたルシフェルの亡骸を見つめ、悲しみ、涙を流した。

4人がルシフェルの死を悲しんでいる中、サタンが人差し指を『クイッ』と自分の方に曲げると、テーブルの上に転がっているルシフェルの首が宙を浮き、自分の目の前までくると、その首を右手で掴んだ。
そして、不気味な笑みを浮かべ、

「…ク…クク…ククククッ…ハァーッハッハッハッハァーッ!!」

と、大声を出して笑った。
ミカエル達4人はその笑い声を聞くと、一斉にサタンの方を向いて睨み付けた。

「まさか、本当に首を斬り落とすとはな!!」

サタンが笑いながらそう言うと、

「なんだと!!」

と、ミカエルが大声で怒鳴り、4人はそれぞれ腰に下げている長剣を鞘から抜いた。
それを見たロキとベルゼブブが、サタンを護る様に身構えた。
すると、サタンは椅子から立ち上がり、

「まぁ待て。」

と、ロキとベルゼブブに言うと、

「いいだろう!!お前達との停戦、受け入れてやろうじゃないか!!」

と、テーブルに両手を付いてミカエル達に向かって言った。

序章~プロローグ~113

差し出された長剣をルシフェルは黙って見つめた。
そして、決心したかの様にサタンに向かって発言をした。

「…いいだろう、その要求を呑んで俺の首をお前にくれてやる…。」

ルシフェルがそう言うと、ミカエルが大声を出して

「ルシフェル様いけません!!…でしたら、私の首を代わりに…。」

と言うと、ルシフェルは手を出して発言を静止させた。

「ミカエルよ、お前の気持ちは嬉しく思う…、だがな、これは天界の長である俺の役目だ…。それに先程も言った様に、お前がエレナと交わした約束は俺がしたのも同然だ…。その約束を果す為にも、そして、人間界に住む人々やこれからの未来の為にも、俺は自分のこの首と命を、奴に差し出そう…。」

ルシフェルはミカエルにそう言って、目の前にある長剣を手に取り椅子から立ち上がると、

「ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル…、お前達、後の事は頼んだぞ…。」

と、4人を見渡しながら言った後、ルシフェルは自らの手で自分の首を長剣で斬り落とした。

序章~プロローグ~112

サタンの突然の要求を聞くと、ミカエル達4人は椅子から立ち上がった。

「ルシフェル様の首を差し出せだと!!ふざけるな!!」
「そうだ!!それは、あまりにも言い過ぎだ!!」
「お前がそれで停戦を受け入れると言う保証はないじゃないか!!」

ミカエル、ガブリエル、ラファエルの3人が、それぞれサタンに向かって言うと、最後にウリエルが

「ルシフェル様、奴は信用できません!!何か別の方法を考えるべきです!!」

と言って、4人はルシフェルの方を見た。
ルシフェルはサタンの言葉を聞き、腕を組んで考え込んでいる。
その様子を見ていたサタンは、

「エレナの為にも、停戦したいんだろう?だったら俺の要求を呑むしかないと思うがな?」

と、更に言うと、1本の長剣を手に取り、テーブルの上を滑らせてルシフェルの前に差し出した。