好き勝手に物語を書くぞ~♪ -19ページ目

序章~プロローグ~117

「お前に言われなくても分かっている!!」

ミカエルが怒鳴りながら言うと、

「では、俺がルシフェル様の身体を天界まで運んで行く…。」

と、ガブリエルは言って、床に倒れているルシフェルの身体をかついだ。

「それじゃ、もうここに用は無いだろう?さっさと天界に帰って頂こうか…。」
サタンはそう言うと、ロキに向かって、

「おい、魔界の入り口にある洞窟の所まで空間の道を開いてやれ。」

と言った。
すると、ロキは軽く頭を下げて、

「はい、分かりましたサタン様。」

と言ってからミカエル達に近付くと、壁に手を当てて空間を開いた。

「ちゃんと入り口まで繋がっているんでしょうね!?」

と、ウリエルはサタンに聞いた。

「安心しろ、契約が成立したんだ…そいつはお前達を陥れたりしない。そんな事をしたら俺に殺されるからな。」

サタンが軽く笑いながらそう言うと、ロキはうなずいた。

「…分かりました。とりあえず、あなた達を信用しましょう…。」

ウリエルは、サタンとロキを見てそう言った。
そして、ミカエルがサタンに向かって、

「それでは、俺達は天界へと帰らせてもらう。」

と言うと、ミカエル、ウリエル、ラファエル、ガブリエルの順に、開いた空間の中へと入っていき、4人全員が入り終わると、ロキは空間を閉じた。
そして、閉じ終わるのを見たサタンは、

「おい、戦いに出ている者を全て呼び戻し、奴らとの停戦契約の事を部下達全員に知らせてこい…歯向かう奴がいたら斬り捨てていいからな!!そして、契約を破る様な事をした奴は、俺が直々に殺してやると言い聞かせておけ、いいな!!」

と、ベルゼブブに告げると、

「了解しました。」

と言って、ベルゼブブは部屋から出ていった。

序章~プロローグ~116

「これが契約の証!?」

ラファエルがそう呟くと、4人はクリスタルに封じ込められたサタンの左腕を見た後、それぞれが顔を見合せてうなずき、ひとまず長剣を鞘におさめた。

「そうだ。お前達の長であるルシフェルが死んだのに、手ぶらで天界に帰る訳にはいかないだろう?」

サタンはミカエル達にそう言ってから椅子に座ると、続けて

「それから、契約を結んだからには、お前達天界の者や人間界に住む者達に危害を加えたりする事はしない。ただし、もしもお前達の仲間が俺の部下に手を出す様な事があったら…その時は、俺自身の手でそいつを殺らせてもらう、いいな?」

と、少し脅しをかける感じで言った。
それを聞いたミカエルは、少し下を見て考えた後うなずき、サタンを見て、

「わかった…。だが、こちらもお前の部下が俺達に手を出してきた場合には、自分達の手でお前の部下を殺らせてもらうぞ!!」

と、睨み付けながら言った。
するとサタンは、

「あぁ、構わないぞ…。では、これでお前達との停戦契約成立だな。」

と言うと、ルシフェルの首に右手を乗せて

「それから、この首はルシフェル自ら俺に差し出したんだから勿論置いていってもらうが、そこに倒れている身体は持って帰れよ、邪魔になるからな。」

と、倒れているルシフェルの身体を指差しながらミカエル達に言った。

序章~プロローグ~115

今にも斬りかかろうとしていたミカエル達だったが、サタンの言葉を聞いて思い止まった。

「本当だろうな!?」

ラファエルがサタンにたいして怒鳴った。

「あぁ、受け入れてやる。正直ルシフェルが俺の要求を呑んで、本当にここまでするとは思わなかったからな…。奴は自分の命を差し出す程の覚悟を俺に見せたんだ…。だから今の戦いを止めて、お前達と停戦する事を約束しようじゃないか。」

サタンはそう言うと、自分の左腕を横に伸ばし、ベルゼブブに向かって、

「おい!!」

と言うと、ベルゼブブはうなずき、背中に背負っていた大剣でサタンの左腕を斬り落とした。
そして、床に落ちた左腕を拾ってサタンに渡すと、サタンはなにやらぶつぶつと呪文を唱え始めた。
すると、サタンの左腕はクリスタルで覆われていった。

サタンは斬り落とした自分の左腕をクリスタルの中に封じ込めると、ラファエルの方へと放り投げた。

ラファエルがそれを受け取ると、

「持っていけ、その左腕はお前達との停戦契約の証だ。」

と、サタンはミカエル達に告げた。