序章~プロローグ~123
*「お母さん、お外の様子が変だよ!?」
家の窓から外を見て子供が言った。
人々は、それぞれが外の異変を感じて、次々と家から外に出てきた。
すると、いつも地上に鳴り響いていたはずの雷鳴が『ピタリ』と鳴り止んでいた。
「…………?」
人々は何が起きているのか分からなかった。
そして上を見上げてみると、空全体を覆っていた雲の隙間から光が射し込んできた。
「…………!?」
人々は驚いた。
1度たりとも光が射し込んできた事などなかったから当然である。
そして、徐々に雲が無くなっていき、空一面に青空が広がった。
すると、どうだろう…。
今まで、ずっと荒れ果てていた大地に草花が咲き乱れ…、山に木々が生えてきて緑を取り戻し…、干上がっていた川や湖には水が潤い…、地上は本来の姿を取り戻して、息を吹き返していった。
人々は信じられない感じだった。
すると、地上に響き渡る様に、何処からか声が聞こえてきた。
「人間界の人々よ…。我らのせいで、今まで苦しい想いをさせてきてすまなかった…。だが、戦いは終わった…。二度とお前達を苦しめる事は無いだろう…。」
そう言って、声は聞こえなくなった。
その言葉を聞くと、人々は歓喜の声をあげ、ある者は涙を流し、ある者達は、お互いに抱き合って喜びを分かち合い、そして子供達は、今まで見た事の無い草原の上を走り回ったり、川に入って水をかけ合ったりした。
ミカエルは、はるか上空から人々の嬉しそうなその様子を眺めて
「エレナよ。お前との約束…果たしたぞ…。」
と呟いた後、空間を開き天界へと戻っていった。
家の窓から外を見て子供が言った。
人々は、それぞれが外の異変を感じて、次々と家から外に出てきた。
すると、いつも地上に鳴り響いていたはずの雷鳴が『ピタリ』と鳴り止んでいた。
「…………?」
人々は何が起きているのか分からなかった。
そして上を見上げてみると、空全体を覆っていた雲の隙間から光が射し込んできた。
「…………!?」
人々は驚いた。
1度たりとも光が射し込んできた事などなかったから当然である。
そして、徐々に雲が無くなっていき、空一面に青空が広がった。
すると、どうだろう…。
今まで、ずっと荒れ果てていた大地に草花が咲き乱れ…、山に木々が生えてきて緑を取り戻し…、干上がっていた川や湖には水が潤い…、地上は本来の姿を取り戻して、息を吹き返していった。
人々は信じられない感じだった。
すると、地上に響き渡る様に、何処からか声が聞こえてきた。
「人間界の人々よ…。我らのせいで、今まで苦しい想いをさせてきてすまなかった…。だが、戦いは終わった…。二度とお前達を苦しめる事は無いだろう…。」
そう言って、声は聞こえなくなった。
その言葉を聞くと、人々は歓喜の声をあげ、ある者は涙を流し、ある者達は、お互いに抱き合って喜びを分かち合い、そして子供達は、今まで見た事の無い草原の上を走り回ったり、川に入って水をかけ合ったりした。
ミカエルは、はるか上空から人々の嬉しそうなその様子を眺めて
「エレナよ。お前との約束…果たしたぞ…。」
と呟いた後、空間を開き天界へと戻っていった。
序章~プロローグ~122
宝玉を手にしたミカエルに
「本当にそれを使うのか?」
と、ガブリエルが聞いた。
「あぁ、これしか方法がないからな…。」
ミカエルはガブリエルを見てそう応えると、
「それじゃ、人間界に行ってくる。作業の方を進めておいてくれ。」
と言って、空間を開き人間界へと向かった。
残った3人は、上級天使と共にルシフェルの葬儀の準備を再開した。
人間界に着いたミカエルは地上を見渡して
(魔神達の気配を感じない…。サタンは契約をちゃんと守った様だな…。)
と、思った。
そしてミカエルは、地上を覆っている雲の上まで飛び立つと、手にしている宝玉に力を注ぎ込みながら、
(ルシフェル様…。どうか人間界の人々をお救い下さい…。)
と、心の中で念じて下へと落とした。
すると、落下しながら宝玉は静かに砕け散った。
そして、砕けた宝玉から光の粒が雲の上全体に広がると、眩い光を放った。
「本当にそれを使うのか?」
と、ガブリエルが聞いた。
「あぁ、これしか方法がないからな…。」
ミカエルはガブリエルを見てそう応えると、
「それじゃ、人間界に行ってくる。作業の方を進めておいてくれ。」
と言って、空間を開き人間界へと向かった。
残った3人は、上級天使と共にルシフェルの葬儀の準備を再開した。
人間界に着いたミカエルは地上を見渡して
(魔神達の気配を感じない…。サタンは契約をちゃんと守った様だな…。)
と、思った。
そしてミカエルは、地上を覆っている雲の上まで飛び立つと、手にしている宝玉に力を注ぎ込みながら、
(ルシフェル様…。どうか人間界の人々をお救い下さい…。)
と、心の中で念じて下へと落とした。
すると、落下しながら宝玉は静かに砕け散った。
そして、砕けた宝玉から光の粒が雲の上全体に広がると、眩い光を放った。
序章~プロローグ~121
4人はひとまず王の間へ戻ると、明日の葬儀の準備を始めた。
上級天使達と共に作業をしていると、
「…そう言えば、人間界の方はどうなっているんだ?俺達のせいで、今とても酷い状態なんだろう?」
と、ラファエルが思い出したかの様に、手を休めて他の3人に問いかけた。
すると、3人も作業している手を止めた。
「そうですね…。今のままでは滅んでしまう可能性が高いですから、何とかしてあげないといけませんね。エレナとの約束の為にも…。」
と、ウリエルがミカエルを見て言った。
「そうだな…。」
そう言ってミカエルが考え込んでいると、上級天使が近寄ってきた。
「ミカエル様、『再生の輝き』を使ってはいかがですか?」
上級天使はミカエルにそう言ってきた。
『再生の輝き』…それは、天界が危機に陥った時に使うとされる宝玉で、ルシフェル自らが造り出した物である。
上級天使の言葉を聞くと、
「そうか!!あれなら、荒れ果てた大地を潤わし、人々を救う事ができるな!!」
と言って、ミカエルはいつもルシフェルが瞑想していた部屋へと向かった。
部屋に入ると、宝玉は光を放ちながら宙に浮いていた。
ルシフェルが瞑想する時、いつも光の力を注いでいたからだ。
ミカエルはその宝玉を手に取ると、
「これでエレナとの約束を、本当の意味で叶えてやれる…。」
と、ミカエルは宝玉を見つめながら呟いた。
そして、部屋を出て3人の所に戻った。
上級天使達と共に作業をしていると、
「…そう言えば、人間界の方はどうなっているんだ?俺達のせいで、今とても酷い状態なんだろう?」
と、ラファエルが思い出したかの様に、手を休めて他の3人に問いかけた。
すると、3人も作業している手を止めた。
「そうですね…。今のままでは滅んでしまう可能性が高いですから、何とかしてあげないといけませんね。エレナとの約束の為にも…。」
と、ウリエルがミカエルを見て言った。
「そうだな…。」
そう言ってミカエルが考え込んでいると、上級天使が近寄ってきた。
「ミカエル様、『再生の輝き』を使ってはいかがですか?」
上級天使はミカエルにそう言ってきた。
『再生の輝き』…それは、天界が危機に陥った時に使うとされる宝玉で、ルシフェル自らが造り出した物である。
上級天使の言葉を聞くと、
「そうか!!あれなら、荒れ果てた大地を潤わし、人々を救う事ができるな!!」
と言って、ミカエルはいつもルシフェルが瞑想していた部屋へと向かった。
部屋に入ると、宝玉は光を放ちながら宙に浮いていた。
ルシフェルが瞑想する時、いつも光の力を注いでいたからだ。
ミカエルはその宝玉を手に取ると、
「これでエレナとの約束を、本当の意味で叶えてやれる…。」
と、ミカエルは宝玉を見つめながら呟いた。
そして、部屋を出て3人の所に戻った。