好き勝手に物語を書くぞ~♪ -16ページ目

序章~プロローグ~126

これからの天界、そして人間界を見守っていく為にも役割を決める必要があった。

「しばらくは俺達4人で天界を納めていくわけだが、どの様にしていくか…。」

ミカエルがテーブルに両肘を付いて、他の3人を見ながら呟いた。

「そうですね…。いくら停戦したからと言っても城の警備の手を緩める事は出来ませんし…。」

「そうだよな…。魔界の奴等がいつまでも契約を守るとは思えないしな…。」

ミカエルの発言に対して、ウリエルとラファエルがそう言うと、

「…とりあえずは、俺とラファエルで警備兵の育成、巡回等をしていこう。」

と、ガブリエルが言ってきた。

「そうですね…。戦に関する事は貴殿方2人にお任せした方がいいでしょうね。」

ウリエルはうなずくと、ガブリエルとラファエルを見て言った。

「それじゃ、俺とウリエルは、共に天界の政治的管理等をするとしよう。」

ミカエルはウリエルを見た後、2人にそう言うと、

「わかりました。では、その様にしましょう。」

と、ウリエルは了解した感じでミカエルに言った。
そしてその後に、

「それぞれの役割はそれでいいとして、ルシフェル様の代わりとなる『長』の件はどうするんだ?」

と、ラファエルが両腕を胸の前で組みながら3人に向かって言った。

「そうだな…。今は俺達が天界を納めていくとしても、いずれは決めないといけないな…。」

「そうですね…。私達の誰かがなるべきだとは思いますが…。」

ミカエルとウリエルがそれぞれ発言した後、

「…やはり、ミカエル。貴方が『長』の位置に座するのがいいと私は思います。」

と、ウリエルがミカエルを見て言った。

「そうだな。ルシフェル様の右腕と言われたお前なら皆も納得するだろう。」

「あぁ、それがいいだろうな…。」

ラファエルとガブリエルも、ウリエルの意見に同意した様子でミカエルに言った。

「本当に俺でいいのか?」

ミカエルは自分でいいのか確認する為に問うと、3人はうなずいた。

「…わかった。いずれは『長』として、この天界を動かしていく…。その時は力を貸してくれ。」

ミカエルは3人に頭を下げて言った。
そして、頭を上げると続けて

「そうなると、俺の代わりに誰か1人『大天使』に相応しい者を見付けておかないとな。」

と、3人を見ながら言った後、考え始めた。
誰かいないか、それぞれが少しの間考えていると、

「…それは俺に任せてくれないか。」

と、ガブリエルが3人に対して言ってきた。

「何だ?誰かいい奴がいるのか?」

ラファエルがガブリエルに聞くと、

「あぁ…。1人、いい奴がいる。奴ならきっと『大天使』に相応しいだろう。ちゃんと俺が直接、教育もしておく。」

と、ガブリエルは自信がある様子で3人に言った。

「そうか…、わかった。では、『大天使』の件はガブリエル、お前に任せる事にしよう。」

ミカエルはそう言うと、ウリエルとラファエルを見た。
すると、2人はうなずいた。
そして、ミカエルがガブリエルを見ると、ガブリエルも『任せておけ』と言う感じでうなずいた。
それを見たミカエルが、

「それじゃ、これで話し合いを終わるとするか。」

と言うと、4人は席を立ち、王の間を出てそれぞれの部屋へと戻っていった。

話し合いにより、今後の天界は、しばらく4人を中心に動いていく事となり、いずれはミカエルが『天界の長』になる事が決まった。

そして、天界は戦いのない平和な時が過ぎていった。

序章~プロローグ~125

ミカエルは部屋に戻ると、明日に備えて眠りについた。

そして次の日、ミカエルが目を覚まして王の間に行くと、既に他の3人が来ていた。

「おはようございますミカエル…。昨日はよく眠れましたか?」

「お前が一番最後だなんて珍しいよな。」

王の間にやって来たミカエルを見て、ウリエルとラファエルが言った。

「ウリエルにラファエル、それにガブリエル、皆おはよう、遅くなってすまない。」

3人に近づきながらミカエルが言うと、

「…全員揃ったんだ、そろそろ始めようか。」

と、ガブリエルが言うと、他の3人はうなずき、大庭園が見渡せるテラスへと向かった。

大庭園には天使達全員が集まっており、皆それぞれが黒いマントを身に付けていた。

「それでは、これよりルシフェル様の葬儀を執り行う…。全員、ルシフェル様のご冥福を祈り、黙祷!!」

ミカエルがそう言うと、全員が目をつぶり黙祷を始めた。

少しの間、静寂した時がながれる。
そして、ミカエルは静かに目を開けると、

「では、ここにいる全ての天使達よ…、王の間にてルシフェル様に最後の別れの挨拶を済ませる様に…。」

と言って、4人は王の間へと戻り、他の天使達より先にルシフェルへの最後の別れを済ませた。

そして、天使達は王の間にやって来ると、ルシフェルに別れの挨拶をしていった。

それから、全員が終わるまではかなりの時間が掛かったが、無事に葬儀を終わらせる事ができた。

そして、葬儀を終えた後、4人は王の間で今後の事を話し合った。

序章~プロローグ~124

ミカエルが王の間に戻って来ると、葬儀の準備はほとんどが終わっていて、誰もその場には居なかった。

ルシフェルの身体も棺に入れられており、中には白い花が敷き詰められていた。
ミカエルが棺に近づいて眺めていると、

「人間界の方はどうでしたか?上手くいきましたか?」

と、ウリエルが後ろから話し掛けてきた。

「あぁ…、宝玉の力で地上は本来の姿を取り戻して豊かになった。もう心配する必要は無いだろう…。」

棺を見つめながらミカエルはそう応えた。

「そうですか…。」

ウリエルは一言だけそう応えると、

「明日はルシフェル様の葬儀ですから、私達もひとまず休む事にしましょうか。」

と、ミカエルの肩に手を置いて言った。

「あぁ、そうだな…。」

ミカエルがそう言うと、2人は王の間を出て、それぞれの部屋に戻っていった。