いつもの散歩道、江戸川堤防に降り注ぐ日差しに「春の気配」を感じて。
この週末19日は、二十四節気の「雨水」(うすい)とか。降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる季節に。
翌20日には、北京の「雪と氷の祭典」も閉会式。競技そのものもさることながら、アスリートたちの「様々な人間模様」に魅せられて。
不本意な裁定に泣き崩れた高梨沙羅、氷盤のキズで4回転ジャンプを飛べなかった羽生結弦。
ゴール直前の転倒で連覇を阻まれた高木菜那、史上初の大技チャレンジを試みて失敗した岩渕麗楽。
何故か、「成功した選手」よりも「しくじった選手」の方に好感が持てて。
印象深かったのは、「報われない努力もある」と本音で話した羽生選手の言葉。
確かに、我々のような凡人には、努力が報われないことが多いので、とりあえず共感したものの。
ストイックな天才が口にした「努力の意味」は、全く別次元なのかも。
アスリートの勝ち負けは、「才能✖️努力✖️運」で決まるから。
結弦くんにとっての「努力の意味」は、不断の「練習努力」のみならず、「内なる才能」を引っ張り出す努力、「運」すら手繰り寄せる努力も含まれているような。
そう考えれば、納得!
「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功した者は皆努力している」(ベートーヴェン)。
彼の言葉をもう一つ。
「みんな生活の中で、何かしら挑戦しているんだと思う。それが生きるということだから」。
報われる、報われないに関わらず、それぞれの人生で、やるべきこと、やりたいことを頑張るしかない。
結弦くんはまだ27歳の若さ。
この経験をバネに、次にまた「蛻変した姿」を見せてくれることを楽しみに。