11月18日、北日本の熊駆除からイスラエル・ハマス紛争を考える | Cycling Wonder

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11月9日のテレ朝NEWS
「クマ駆除に抗議電話30件…女性を直撃「人の責任だ」秋田知事「感情論多い」」


■それぞれの意見
◆抗議女性
・「当たり前のように馬鹿みたいに(クマが)来たら殺す。それしかできないのっておかしい。みんな野生の生き物って、癒やしもあるじゃない。クマは怖い汚い恐ろしいというイメージを植え付けられている。悪者じゃないよ、そう思わない?」
・「人間がクマのテリトリーを侵している」
・「もともと人の責任でしょ。高速道路造ってゴルフ場やリゾートで山を削ったので、とにかく自然を破壊して今に至っているわけですよね。結局、人が手を加えてそういうことをしているから、野生の生き物の生きる場所がなくなっているんですよ」

ANN:かなりの暴言をいう人もいるが?
抗議女性:「そこまでは私はしないです。それは逆に無駄な抗議という気がします。(周りに)そういう過激な人はいます」

※過激なクレームを入れる人の中には、自分の名前は決して名乗らず、担当者の名前を聞いて、電話攻撃をするのがよいと話す人がいたといいます。

ANN:「どういうふうにしてほしいとお伝えしたのでしょうか」
抗議女性:「親子のクマは山に戻してほしいと。麻酔銃でおりに入れたら静かにしている。その間に運んで、山に帰してほしいって言いましたよ」

ANN:「自治体にはどれくらいの数電話した?」
抗議女性:「あちこち数え切れないですね。30件はしてますね」

ANN:「クレームが殺到して、自治体も困っているという話についてはいかがですか」
抗議女性:「逆に電話したくないです。本当に。今年はこうして諦めるしかないんだなって。山を管理する人たちが、色々対策考えなくちゃいけないと思うんですよ。環境省が役所の環境、農林課とかいろいろ。だから、もっと一生懸命、頑張って」「クマは母親一人で子育てするわけ。若い母親だったらどこに行っていいか分からなくて、やっとの思いで餌(えさ)を探しているところを見つかって殺されて。想像すると、本当涙出ないの、あなた。やっとの思いで生きているのに、人の手で殺されて」

※インタビューの最後に
抗議女性:「そう言いながらも、私は実際のところ、都市部に住んでるから、農村部に住んでクマの被害におびえている人の気持ち、分からないところもあるから、なんか自分でも微妙」


◆便乗するクレーム野郎

秋田県の自治体にあったという意味の分からないクレーム。
野郎:「納得できない、クマを殺す必要はなかったんじゃないか」
担当:「人身被害の危険もあるので、自治体としてはその対応しかなかったんです」
野郎:「税金泥棒」「役場を辞めろ」
担当:「役場を辞めることはできません」
野郎:「クマと一緒に死ね」

自治体の担当者によると、1時間以上にわたって怒りをぶつけられたこともあるといいます。

秋田県などの自治体は、「クマが出没した町内に住む人からの苦情は一切来ていない」と説明しています。
これがクマの出没地域で生きる人たちの実情です。

◆秋田県知事 佐竹敬久(75)
佐竹知事:「仕事ができません。これ業務妨害です。最初から(強く)こられたら、これは『ガチャン』です」
佐竹知事:「感情論が非常に多いものですから。国がクマのいないような地域に対し、理解を得るような行動をとっていただければいいなと思っています」

 秋田県内の自治体では、1500件近くのクレームが殺到しているといいます。

◆専門家が推測、「うっぷん晴らし」「公務員を標的」
犯罪心理学者(東京未来大学、出口保行教授):
「社会全体に不満を持っている人たちが、『クマの駆除』という出来事を利用しつつ、うっぷん晴らしのようなものをしている。自分の匿名性は担保されていると思ってる人が多いと思う。こういうことがかえって、攻撃性をさらに刺激している。公務員は市民国民のために働くのが当然の職務になるわけですから、こういう場合は標的になりやすい」

◆Yahooニュースのコメント
・クレーマーの方は「開発等で人間が熊を山から追いやって」みたいな事言ってて、まだこの認識の人がいるのか!?と、驚きました。
感覚がバブル期で止まってますね。今、熊の分布増えてるんですよ…絶滅した筈の場所にも現れる程に。
田舎からどんどん人間が減って、管理されていた家(庭に果実の木がある)や山の持ち主(管理者)がいなくなり、放置されて熊の生息地になってる、そのまま持ち主のいる畑や家にも、食べ物を探しに来て通ってます。
人間が減り、熊が増えているのが田舎の現状です。

・間引くにも猟友会の高齢化でそう簡単にはいかないそう。
人里に降りる事を覚えたクマはまた冬眠明けにやってくるでしょう。
それくらい身体能力も学習能力も高い獣です。
かわいそうとか話にならない被害にちゃんと目を向けるべき。

・野良猫と同じくらいの感覚でいるのではないでしょうか。人の生活域には畑じゃなくても熊に取って美味しいものが沢山有ります。その内人間を積極的に捕食するようになるかもしれません、実際に襲ってみれば銃を持たない限り人間を捕食するのは比較的簡単です、かわいそうではありますが、仕方が有りません。自然界のキャパには限界が有ります。一定の個体数しか生息出来ません。ペット的感覚と感情で苦情を入れるのはいかがなものかと思います。

・熊だけでなく、猪、鹿も被害が拡大しているんだよな。
うちの地域はど田舎と言うほどでは無いが、それなりに田舎。子供の頃は猪も鹿も「居るらしいけど見た事は無い」生き物だった。
近年は月に数回目撃するし、農作物や犬猫にも被害が出ている(猪は犬猫を食べる)。近隣の営農組合は会員に罠狩猟免許を取ってもらい、罠も仕掛ける様になっている。農村部では過疎化ぎ進み、野生動物の活動範囲が人間の生活圏にダダ被りしてる。
都市部で「クマガー」とか言ってる連中は猪や鹿と鉢合わせした時の恐ろしさを体験したら良い薬になると思うよ。
熊なんて奴らの何倍も恐ろしい…


■ABEMA Prime で保護団体と猟友会が現状について議論
「【クマ駆除】なぜ批判?森に返す?保護が必要?人間との共生は?北海道の現役ハンター&日本熊森協会と議論」

保護団体(日本熊森協会北海道支部長)は、共存共生を目指すと言う。
猟友会は、街に出る熊は増え続けていて人間に危害が及ぶ、共生はあり得ない。殺すしかない。

両者の意見は交わらないと思われたが、最終的に行きついたのは、
どこが本来真剣に考えなければいけないの?

「行政(地方自治体)」だと両方の意見が一致した。
行政側にハッキリした方針がない。「出たら殺す」を繰り返す以外の対策を考えていない。

嫌がらせは、全く関係ない都会に住む気味の悪いチンピラがやっていて、狙われるのは、現場で真剣に対応している猟友会や保護団体が狙われている。
(自治体の窓口も攻撃されているけどね)

番組の最後で、保護団体の参加者は、猟友会のおじいさんに、「あなたは話が分かる人だから、話し合いましょう」
と言っていた。
意見は分かれるが、日本国内なら争わないで解決しようとする。
顔を見せない人が厄介なのだ。
(俺みたいな奴ね)

※エビデンスはないが、街に下りてしまった熊は、猟友会の判断で撃ち殺せないらしい。
県知事からの要請がないと銃は使えないと思われる。
そうなると、街で熊と遭遇したら森での遭遇と何も変わらないことになる。罠や檻に掛からない限り人間は熊に勝てない。


■考えたこと
熊を駆除することに対して意見が分かれるかと思ったが、おおむね駆除に賛成する人が多い。
駆除に反対するのは熊が出る可能性の全くない都会に住んでいる、世間に不満を持つ者だ。
ということですね。

自然の中で熊と人間が遭遇しなければ、何も起こらない。
自然の中で熊と武器を持たない人間が遭遇したら、熊が勝つ。
自然の中で熊と武器を持つ人間が遭遇したら、必ずしも人間が勝つとは言えない、逃げられる。
街に下りた熊と武器を持たない人間が遭遇したら、熊が勝つ。
街に下りた熊と武器を持つ人間が遭遇したら、人間が勝つ。


奥山の開発が原因の一つと言うが、
北海道や秋田でも人間が踏み入らない自然はまだまだ残されている。
熊の生態系を維持出来ない程、熊の数が増えたことが街に下りる一因ではないか。
熊を増やし続けることが良いとは言えない。
個数管理が必要なのではないか、絶滅はさせないで増え続けることも抑制しないと解決しない。



■熊駆除とイスラエル紛争にクレームする人々の二重基準
熊駆除問題を現在の中東に当てはめて考えてみる。
・熊森(ヒグマ、ツキノワグマが生息する森)→カナン(地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名)
・親熊→ハマス
・小熊→パレスチナ人民衆
・自治体→イスラエル
・佐竹知事→ネタニヤフ首相
・猟友会→イスラエル軍
・保護団体→国連
・クレーマー→各国のデモ隊及びSNSのコメント野郎達

こういう構図になりませんか

【熊駆除の流れ】
人間が街を作る前から森には熊がいたが、人間たちの開発で森の奥に追いやられた。
森の奥には餌がないので、人間の街に近づいてきた。
そこで人間に遭遇したので襲った。
人間(猟師)が銃を持って攻撃してきた。
人間のカメラに姿を晒し、猟師の残虐性をアピールした。(これは人間がわざわざ取材で撮ってくれる)
すると、都会のアホが猟師に誹謗中傷をして「止めろ」と攻撃した。

【イスラエルとハマス紛争】
ハマスとパレスチナはガザと言う壁に囲まれた土地で、世界から見捨てられそうになった。
ハマスは、イスラエルが油断する日に合わせて大規模なテロ攻撃を実行した。
農民の惨殺と200人近い人質を取った。
イスラエル軍は空爆と地上戦を行い、ハマスの掃討を続けている。
ハマスとパレスチナ民衆は同一行動なので、ハマスへの攻撃で民衆に被害が出てしまうのは避けられない。
パレスチナの被害がカメラを通じて世界に配信される(ニュース屋は過激な映像を喜ぶ)
(世界は可哀想な方の味方をする)

ハマスは、殲滅しなければ何度でも攻撃を繰り返す。止めることはない。
イスラエルがカナンの土地から出ていくまでハマスの攻撃は終ることはない。
イスラエルは出ていくべきなのか、戦い続けるべきなのか。
決定するのはイスラエルの国民だろう。
彼らは生き残るための闘いをしているのである。
被害が大きいからと言ってイスラエルを非難する直接関係ない世界のデモ野郎たち

●クレーマーの二重基準
日本国内なら争わない。
保護団体も猟友会も熊駆除をやらないで済む方法を誰かに考えて欲しいと考える。
なぜなら、人間の相手は動物だから、話せば分かるものではない。
現場では、襲われる危険性がある以上殺すしか対処法がない。
熊は学習するので捕獲して森に放しても、また人里に下りてくる。

熊駆除に対してクレームを入れるチンピラたちは、イスラエルの防衛戦を非難する世界のデモ野郎たちと同じということになり、一応スジは通る。
 

一方、熊駆除に賛成は、イスラエルの攻撃はやむを得ないと考えるのと同じはずだが、日本人の感覚では、熊駆除は致し方ないが、イスラエルの攻撃はやりすぎで即刻止めるべきだと言う人が多い。


どちらにしろ当事者にならない場合の日本人は、ご都合主義者だということです。

違いますかね?
 

私は熊駆除賛成、イスラエルの攻撃は仕方ないと考える人です。
話せば分かる人間同士でも一神教を信じる人間たちは共存を望まない。
ガザのパレスチナ人がテロ組織を容認している限り、悲惨な紛争は今後も起き続ける。
パレスチナの民衆がテロを放棄して民主的な自治を確立しない限り紛争は終らない。
イスラエルは何と言われようと、自衛にための戦いをするしかないのだから。


ではでは ( ・_・)ノ⌒●~* ポイ!