滋賀県草津市蛍雪塾 貧乏塾長のブログ

滋賀県草津市蛍雪塾 貧乏塾長のブログ

滋賀県草津市で零細貧乏塾を経営している塾長のブログです。 滋賀県草津市東矢倉3丁目14-1 蛍雪塾
https://www.yugakusya.com/

中2女子A子「平伏せよ。頭を垂れてつくばえ」

私「は? 何やねんいきなり」

A子「誰が喋って良いと言った。貴様の下らぬ意志で物を言うな、私に聞かれたことにのみ答えよ」

私「はあ……何かわからんけどすみません」

A子「私が問いたいのは一つのみ、何故に私の成績はいつまでたっても上がらないのか。塾に入ったからといってそこで終わりではない、そこから始まりだ。より勉強し、より努力し、私の成績を上げるための始まり」

私「いや、そこまでわかってるんならもっと勉強してくださいよ」

A子「ここ百年余り中3生の成績は上がり続けてきた。学校のテストで上位層を占めてきたのは常に中3生たちだ。しかし私の成績ははどうか、何度テストで0点を取った?」

私「そんなことを言われても……」

A子「そんなことを言われても、何だ、言ってみろ」

私「いえ、何でもありません」

A子「お前はいつも私の授業の時、手抜きをしているな」

私「いや、滅相もない」

A子「お前は私が言うことを否定するのか」

私「そりゃ事実と違うこと言われたら……」

A子「もはやこの塾の講師はN先生のみで良いと思っている。お前は塾長を解任する。最後に何か言い残すことは」

私「私はまだお役に立てます! もう少しだけご猶予を頂けるのならば必ずお役に!」

A子「具体的にどれほどの猶予を? お前はどの様な役に立てる? 今のお前の力でどれほどの事ができる?」

私「授業を! もっと受講科目を増やし授業の回数を増やしていただければ必ず成績を上げて見せます!」

A子「何故私がお前の指図で受講科目を増やさねばならんのだ。甚だ図々しい、身の程をわきまえろ」

私「違います、違います、私は」

A子「黙れ。何も違わない。私は何も間違えない。全ての決定権は私にあり、私の言うことは絶対である。お前に拒否する権利はない、私が正しいと言ったことが正しいのだ」

私「そこまで言うならテストで100点取ってくださいよ」

A子「お前は私に指図した。死に値する」

私「……俺、ここまで言われるほど何か悪いことしたっけ」

 

 1学期の期末試験の結果が返ってきた。

 ある中1の女子生徒の数学の点数がよかったので「数学がよくできてるね」と声を掛けたら「数学で自分で式を考えたりするのが楽しい」とニコニコ笑いながら答えてくれた。

 単に問題を解くのが楽しいのではなく、自分で式を立てたり解き方を考えたりするのが楽しいと思える。

 こういう子は将来間違いなく伸びる。

 デジタル教材とか使うより1冊の問題集を何度もやり込む方が余程効果的。

 私が知っているあるオンラインのデジタル教材は24時間プロの講師が質問対応というのを売り文句にしていたが、そもそも深夜の丑三つ時とか学校がある時間にオンラインで質問してくる子供など皆無に等しいだろう。

 それに人間というのは制約があるからこそ、その枠内で努力や工夫をしようと思うのであって、無制限な自由を与えられるとかえって努力も工夫もしなくなる。

 そんなのに年間数十万ものお金を使うだけ正直無駄だと思う。

 

 

 

この世にはそれこそ無数の勉強法があるが、その本質は「脳に負荷をかけること」だと思う。

中2女子A子「せんせー、数学のテスト90点取ったでー」

私「おお、よくやったぞ半天狗」

中2女子A子「誰が半天狗じゃヴォケエエエエ!!!」

 

 今の日本で公文式を知らない人は恐らくほとんどいないでしょうが、本書はその公文式に関する著書です。

 題名だけを見ると、いかにも公文式礼賛本といった印象を受けてしまいますが、著者は公文式の歴史や公文に子供を通わせている保護者及び公文式の教室長、さらには他の大手有名塾の講師などの意見を参考にしつつ、公文式のメリット、デメリット双方を多角的な観点から考察しています。

 内容の詳細に関しては長くなるので割愛しますが、本書で書かれている公文式のメリット及びデメリットを簡単に紹介すると、

<メリット>

・学習習慣が定着する

・計算が早くなる

・何学年も先の学習ができる

<デメリット>

・試行錯誤が苦手

・一度解いた以外の問題を解くことが苦手

・パターンが羽州を重視しているため、正答できるが理解していないことが多い

・指導が楽な分野しか教えていない

・字が雑になる

 

 デメリットの最後の「字が雑になる」などは正直どうでもいいとは思いますが(笑)、公文についてよく指摘される点が簡潔にまとめられているように思います。

 ただ、本書では指摘されていませんが、公文式と他の学習塾との大きな違いについて、私なりに調べて気づいたことを述べさせていただきます。

 それは「公文では学校の授業に合わせた指導やテスト指導、受験指導などはほとんどしていない」ということです。

 公文についてよく知っている方なら何を当たり前のことを言っているんだと思われるかもしれませんが、公文の最大の特徴は学年関係なく子供の学力に合わせた指導を行うことであり、定期テストの点数を上げたり、偏差値の高い難関校や名門校に合格することを直接的な目的としているわけではありません。

 実際東大生の3人に1人が公文式の経験者であるにも関わらず、公文式のオフィシャルサイトには他の塾と違い合格実績の類は掲載されていません(もしうちの塾生の3人に1人が東大に合格したらもうキ〇ガイのごとく宣伝しまくりますが)。

 それに公文式の創始者である公文公氏自身、公文式を「今学校でやっていることよりも、将来の大学進学を楽にするための学習法」と定義付けていますし、また公文が設立した公文国際学園が公文式中心という教育方針の転換を余儀なくされたことも、公文式と学校教育の相性の悪さを裏付けています。

 なぜなら本書でも触れられていますが、公文式とは「学校ではやらないことを自ら進んでやる学習法」だからです。

 つまり公文は最終目標である大学受験に必要最低限な学力や問題を解く速度、そして学習意欲を効率的に伸ばすことに特化した教育機関で、学校のテストで1位を取ったり、有名進学校に合格しても、公文にとってはそれはあくまで「結果」であって「目的」ではないのでしょう。

 こう考えると、保育園や小学生の時から公文をやっていたお子さんが中学進学とほぼ同時期に公文から他の塾に移籍する例が多いのもうなずけます。

 たとえ公文で高校の数Ⅱや数Ⅲレベルまで進んでいたとしても、中学校の試験や高校入試ではそんな問題は出ませんし、逆に学力の低いお子さんの場合、テストや入試が目前に迫っているのにも関わらず小学校レベルの問題をやらされるという目も当てられない悲惨な状況になる可能性もあるわけです。

 ですので、テストや受験勉強に追われることがない、未就学児や小学生のお子さん、その中でも大量のプリントを地道にコツコツやり続けられるような根気強い性格のお子さんには公文は最適でしょう。

 ですが、中学生以降はきちんと学校のテスト対策や受験対策をしてくれる塾に移籍された方がよいと私個人は本書を読んで感じました。

 ただ、これはあくまで私個人の「感想」であって、世の中には公文だけで高校受験や大学受験を乗り切ったお子さんがいることも付け加えておきます。

 

 

 

 

 

 

中間テストが終わったら、以下の3STEPで次のテストに向けて準備が必要です。特にテストの点数が悪かったと感じた人はぜひ実践してみてくださいね。

  1. 点数が取れなかった原因の究明
  2. 期末テストの目標を設定
  3. 教科の優先順位を決める

中間テストが終わった後にやるべきこと①点数が取れなかった原因の究明

中間テストでなぜ点数が悪かったのか。テストの答案用紙を見ればその原因がわかるはずです。テストの点数が振るわなかった場合、主に以下のような理由が考えられます。

テストで点数が取れない理由

  • そもそもテスト勉強の仕方がわからない
  • 勉強時間が足りなかった
  • 授業の段階で内容が理解できなかった
  • 体調不良でテストに集中できなかった

「そもそもテスト勉強の仕方がわからない」は意外と多い

中学生くらいで最も多いと感じるのは、実は「そもそもテスト勉強の仕方がわからない」というパターンです。小学校までは授業をしっかり聞いて宿題をこなしていれば点数が取れたものの、中学校に入ってテストでうまく点数が取れなくなったという人はこのパターンかもしれません。

中学校に上がると点数が取れにくくなる理由

小学校では単元ごとに業者のテスト(カラーテスト)を実施することが多く、勉強する範囲が狭い上に割と平均点も高めです。しかし、中学校では平均点自体が下がる(60〜70点くらい)上に範囲が広く、1ヶ月以上前に習ったことも思い出さなければなりません。しかも学校の先生がテストを作るため、予想自体も難しくなります。そういった事情もあり、中学からは授業をちゃんと受けるだけでなく、ある程度『テスト対策』をする必要が出てくるのです。

勉強時間の確保も今一度チェック

テスト勉強の時間が足りなかったと感じる人も多いはず。特に中学校や高校では、毎日の部活動で勉強時間がうまく取れないという人もいることでしょう。活動内容によっては、家に帰った後に勉強をする時間がほとんど作れないという状況の人もいるかもしれません。長時間勉強ができない場合は、

  • お風呂タイムや通学の時間でできることをやる
  • 寝る前に10分だけ毎日英単語の暗記をする

といったように毎日5分、10分の積み重ねを大切にしていきましょう。

中間テストが終わった後にやるべきこと②期末テストの目標を設定

ほとんどの学校では、中間テストと期末テストの結果は評定を大きく左右する2つの要素です。中間テストが重要であることは明らかですが、裏を返せば中間テストでうまくいかなくても期末テストで挽回すればまだ巻き返しが可能ということです。今落ち込んだところで中間テストの結果は変わりません。そのため、今すべきことは自分が目指す評定を取るために期末テストで何点くらい取れば良いのかを考えることです。

中間テストが終わった後にやるべきこと③教科の優先順位を決める

期末テストの目標が決まったら、勉強する教科の優先順位を決めておきましょう。

最優先すべき教科を考える

例えば絶対にテストで良い点数を取りたい教科があれば、まずはその教科を集中的に勉強すべきです。また、今回点数が低すぎて心配になっている教科があれば、やはりその教科を優先しましょう。最優先すべき教科はどれなのか、中間テストの結果から考える必要があります。

評定を戦略的に取るのはあり?

期末テストの結果次第で評定が1つ挙げられそうな教科があれば、それを優先するのが賢い選択。ちょっとずるい考え方かもしれませんが、限られた時間の中で全部の教科を完璧にこなせる(オール5が取れるタイプ)のはごく一部の人だけです。評定がすべてではありませんが、結局は高校・大学の推薦で最も重要な要素になるもの。将来の決定に大きく関わる数値ですので、戦略的にどう取っていくかを考えるのはアリなのではないでしょうか。

【他の人と差がつく】テストのコツは直接先生に聞いてもOK!

最後に、テストに関しては正直教員が答えられないことも多いですが、聞いてみると意外と教えてくれることもあります。

テストで良い点数を取りたいなら先生に相談

今回のテストで思ったよりも点数が取れなかった教科については、担当の先生に相談してみるのも良いかもしれません。

  • 家でどんな勉強をしたら良い点数が取れるか
  • 授業で注目すべきポイントはどこか
  • テスト対策は学校のワークを解くだけで十分なのか
  • (今回のテスト対策を話した上で)自分の勉強方法は間違っていないか

など必要なことを聞いてみると良いでしょう。

学校の中間テストは担当の先生が作成しているため、テストで良い点数を取るためのコツを掴むなら問題作成者に直接聞くのが一番の近道です。

困っていることは遠慮しないで聞こう!

こうしたことを聞かれるのは、実は先生としても嬉しいこと。

「こんなこと聞いても良いのかな?」

と遠慮してしまう生徒もいますが、むしろ勉強熱心だという印象を与えるためプラスです。上記のようなことを聞いておけば必ず次回の期末テストに役立ちます。授業が始まる前や終わった後、休み時間などを使って聞いてみると良いですよ。先生に話しかけるのが恥ずかしい人は友だちと一緒に聞きにいくのも良いでしょう。