「空海 生誕1250年記念特別展」で人の多さに疲れ
外に出ると観光客と鹿がいっぱいで疲れて…
バンビちゃん、かわいかった
人を避けて歩いてたら広い原っぱに出てきました。
ハワイの公園みたくない?
鹿がいる飛火野です。
人がいないぞーと進んでいたら、うっそうとした樹木や苔がきれいなところに出ました。ここはどこ?
誰もいないのが怖くなり、春日大社の参道に一時合流しました。
後で地図を確認すると、目的地までショートカットしようと進んだけれど、道がなかったみたい…無謀だったようです
↑地図のオレンジ線のところ
気づいたら昔から春日大社の神官が、住まいのある高畑から通った道とされる、中の禰宜道(ねぎみち)を歩いていました。
春日大社の神聖な森として、手を加えず自然の状態に近い森の中の道は、今どこの山にいるんだろう?と錯覚するくらいでした。
志賀直哉旧居へつづく下の禰宜道は「ささやきの小径」として有名です。
通ったことないから次回は歩いてみよっと。
高畑にある目的地に到着です。
堂内撮影禁止のため、写真はリーフレット、Webサイトよりお借りしました。
華厳宗 日輪山 新薬師寺
外の陽光が遮断された、うす暗い堂内にいらっしゃいました。
リーフレットより
木目があり、どっしりと座っておられます。
頭と胴体は一本のカヤの木から彫られ、手や足は寄せ木造り。
坐像で丸彫りは難しかったと思われます。
斜めから見ると体躯の厚みが感じられ、堂々と力強いです。
前に立つと、ふくよかなお顔と見開いた目に、凛とした気持ちになりました。
厚みのある右手は、悩みを受けとめてくれそうで頼もしいです。
すこし前に傾いた中指が、動き出しそうに見えました。
十二神将立像 奈良時代(一躯を除く)塑像
薬師如来を守るようにとり囲む、十二神将。
一体、一体、ポーズが違い、手にする武器も違います。
何も持たない像もあります。
迷企羅(メイキラ)
ものすごい形相で圧倒されます。
木で作った骨組みに、土で形作られた塑像とは!
波夷羅 (ハイラ)像のみ昭和に補作されましたが、今日まで残っていることも驚きです。
それぞれが十二支に対応しているので、自分の守護神と出会えます。
十二体は載せられないので、公式サイトをご覧ください
短い動画もありました
広くはない寺院です。
ですが、創建当初は金堂に七仏薬師がまつられ、東西の塔があり、今の8倍もの敷地を有していたといいます。平家による焼き討ちや自然災害によって荒廃し、鎌倉時代までに再建されたそうです。
本堂を出て庫裏の座敷で、「極彩色の守護神」-新薬師寺・十二神将-という映像を見ました。10年以上前に放送された、NHKの特集番組でした。
十二神将立像に残されたわずかな彩色から、当初の像の色を再現する内容でした。
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
句碑
神将立つ 内陣涼し 薬師窟 月甫
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「国宝に会いに行く」 シリーズ化したのかも?
これまでの 大阪 金剛寺 と 葛井寺
この2ヵ所は、特定の日しか国宝に会えません。
新薬師寺は、いつでも会えるのがうれしいです