茶室の鳳鳴亭が見えていい感じです。
もみじが多いので、秋は真っ赤に色づいてきれいだろうなぁ
ピンぼけ青もみじも、光のグラデーションできらきらしてました。
明霞亭(めいかてい)
かつては2階建ての茶室風建物でしたが、空襲により焼失。
平屋の四阿として再建されました。
手前にある石のように見えるのは、階段に使われていた古木だそうです。
朽ちた木に年月を感じます。
今は、マンションや住宅に囲まれていますが、昔はここから新田や生駒山、淡路島が見えたそうです。
待屋 偶然亭
ここから石橋を渡り、露地を通って茶席に入ります。草木が茂り茶室の入口はわかりませんでした。
池は西側にも続き、広い庭園でした。
土蔵
中は公開されていませんが、何が入っているのでしょう?
お手入れされている方がおられましたが、植栽が多くこの広さを維持・管理するのは大変だと思いました。
敷地フェンスの外側に、加賀屋新田会所創建270周年記念の、真新しい案内板が設置されていました。
加賀屋甚兵衛は「海を埋め立てて大阪を作った男」
と書かれています。
まったく知りませんでしたが、品格ある鳳鳴亭や書院は、江戸時代の大坂の高い文化をしのばせる、思っていた以上に素晴らしい所でした。
もっと知られていいんじゃないでしょうか!
◇
帰りは、加賀屋の地名がついた大阪メトロ「北加賀屋駅」まで一駅歩きました。
大阪城がラバーダックちゃんに入れ替わり、桜の花びらが散らされてます
きゃん、かわいいー
2021年、駅近くの8カ所に設置されました。
ここでしか見られないマンホールデザインです!
駅前ビルの裏の噴水(?)には、小さめラバーダックちゃんを発見!
住之江区北加賀屋は、2004年からアートによる街づくりを推進しています。
ラバーダックは、オランダのアーティスト、フロレンティン・ホフマンが制作した巨大アート作品で、世界中を旅してあちこちのまちに登場しています。
大阪には2009年に初登場し、中之島周辺や北加賀屋に何度か現れてます。
2012年10月ばら園にて
2023年12月堂島川にて
毎年秋に、「すみのえアート・ビート」というイベントが行われるそうです。
その時にも、ラバーダックちゃんがお出ましするかも?
古いものと新しいものが混在し、アートで変っていく住之江区。
知らなかった大阪に触れられて、面白かったです