再び | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


フィリピンから帰ってきて2日後(5月3日)、私たち夫婦は

ウッタラカンド州の村旅行に出かけた。


3月に私が行ってきたのと同じ で、友人ラメシュさんの故郷である。



今回はラメシュさんと、ラメシュさんの両親が一緒。


前回同様、彼らの親戚が住む村で1泊し、

それからラメシュさんが生まれ育った村を訪れ

昨日から滞在している。



特にすることもないので、子供と遊んだり

村の人の水汲みを手伝ったり、今回もヤギを落としたりして、

村の暮らしぶりに感銘を受けながら過ごしている。

(ヤギの首を落とすシーンについては、前回の経験 を参照されたし)



夢の!? インド生活日記

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この村が好きで、のんびり休暇を過ごすのに

最適な場所だということ以外に、

今回またこの村を訪れたのには理由がある。



私は夫のインド赴任について来てから、

ビザの制約のために仕事をすることはできず、

専業主婦として広い家で毎日の大半を過ごしている。


インドで生活すること自体、楽なことばかりではないが、

留学時代の生活に比べれば、何不自由ない環境と言える。



しかし街を歩けば貧困に喘ぐ人々が路上で生活し、

小さな子供が熱いアスファルトの上を裸足で歩き、物乞いをしている。


そんな毎日の中で、「インド社会のために何かをしたい」

という思いが強くなっていった。



インドに来る前から少しずつ考えていたことではあるが、

経済的な理由で学校に通えない、または良い教育が受けられない子供の

手助けをしたいと思うようになった。



「もっと勉強がしたい」


という気持ちのある子供を我が家に住まわせ、

学校に通わせることができるのではないかと考えていた。



そんなことをラメシュさんと話していたら、


「自分の村でデリーに出てきて勉強したい子供がいるかもしれないから、

探してみましょう」


ということになった。



実際ラメシュさんも、生まれ故郷の村に学校を作ったり、

村から若い青年を連れてきて自宅に下宿させ、

学校に通わせて一人前の社会人にするといったことを

何年もしている。


だから私のそうした思いも、よく理解してくれた。




そして前回、3月に村を訪れた時のこと。

「デリーに行って勉強がしたい」


という一人の男の子がいた。



それから何度かラメシュさんが彼の両親と話し合い、

彼の意志も固く、いよいよ実現できそうだということで、

今回は寅次郎とともにこの村を訪れることになった。



男の子の名は、モヌ

年齢は11歳である。



昨夜はラメシュさんの通訳で、彼の両親と夜遅くまで話し合った。


両親は、


「モヌのことをとても愛していて離れ離れになるのは辛いが、

彼の将来のためにより良い教育を受けてほしいという思いから、

彼がデリーに行きたいという願いを叶えてあげたい」


と、私たちに胸のうちを話してくれた。



私たちも、そんなモヌの両親の思いを受け止め、

贅沢な思いをさせたり、甘やかすという意味ではなく、

できる限りのことをしたいと強く思った。



明日、モヌは私たちとともにこの村を発ち、

明後日の夜からは私たちとともに暮らし始める予定だ。


彼を受け入れるため、いろいろな準備を進めてきた。


自分たちの想像以上にハードルは多いであろうが、

彼との新しい生活も、またこのブログに綴っていきたい。