2024GW東北ツーリング Part17 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

東北ツーリング6日目は、秋田県大館市で、良く晴れた青空の朝を迎えました。

 

今日は、秋田県を日本海に沿って南下していくルートを取ることにしています。

 

さっそくホテルをチェックアウトし、バイクにまたがって能代方面へと向かいます。

 

 

秋田自動車道が八竜ICまで無料につき、一気に能代市の南までワープしてしまいます。

 

八竜から先はR7へと道を変えますが、朝ご飯がまだなのでコンビニに立ち寄ります。

 

そしてホットコーヒーにパンを購入して、ささっと朝ご飯を食べておきました。

 

 

続いて八郎潟の干拓地を縦断するK42へと道を変えて、快適にバイクを走らせます。

 

このルートは見通しの良い直線区間が多いので、ハイペースで移動できます。

 

市街地区間の多いR7よりも、秋田方面へはこちらのほうが早いかもしれません。

 

 

そして県道沿いの大潟村中心にある「道の駅 おおがた」へと立ち寄ります。

 

もともとここは琵琶湖に次ぐ日本第2の広さをもった八郎潟という湖でした。

 

八郎潟を干陸して、海水面より低い大潟村が誕生したのは昭和39年のことです。

 

 

ゼロから始まった大潟村は、全国から大規模農業をめざして集まった村民たちにより、

 

半世紀にもおよぶ村づくりを重ねてきました。道の駅内にある干拓博物館では、

 

そんな大潟村の歴史と生活や文化を知ることが出来ますので、入館してみました。

 

 

訪れた日はたまたま入館料が無料でしたので、とてもラッキーでした。

 

まずは「水のオブジェ」と潟船とともに、かつての八郎潟の水深を実感できます。

 

ジオパークコーナーでは男鹿半島、八郎潟の成り立ちを紹介していました。

 

 

こちらでは、八郎潟干拓の経緯と大潟村の歴史について、年表形式で紹介しています。

 

さらに入植当初の軟弱地盤土壌と悪戦苦闘している様子をジオラマで再現しています。

 

軟弱地盤土壌における営農の苦労や、その困難を乗り越える工夫も紹介しています。

 

 

また入植に関する資料とともに、当時の住宅環境や暮らしの様子を紹介しています。

 

八郎潟干拓事業、豊かな農村景観、菜の花、野鳥、そして稲、収穫の秋、ソーラーカー

 

壮大な自然、人々の営み、そして四季の移ろいなど、見どころ満載の博物館でした。

 

 

「大潟村干拓博物館」を後にして、引き続き干拓地を南へと進んでいきます。

 

そして次に向かったのは、「寒風山パノラマライン」という展望ルートです。

 

八郎潟から外れてK5へと道を変え、さらにK55にてパノラマラインへ入ります。

 

 

寒風山は標高355mと低い山なので、勾配は緩やかかつ直線基調で走りやすいです。

 

周辺は保水力の低い土地で、高木は少なく、ゆるやかな丘の草原が広がります。

 

古くから萱場や牧草地として利用され、毎年4月に山焼きが行われるそうです。

 

 

妻恋峠へとやってきましたが、ここからの眺めはとても良いので、バイクを停めます。

 

今日は天気も上々なので、見通しが利いて、遠くまで見渡すことが出来ました。

 

しかし、まだまだ展望が開けますので、さらに右折して展望台へと向かいましょう。

 

 

こちらは男鹿市方面の南を向いた時の景色で、男鹿半島の一部と日本海が見渡せます。

 

そしてこれから走る海岸線が向こうに見えていて、ツーリング気分が高まります。

 

展望台の駐車スペースは狭いので、混雑時は下の駐車場を利用することになります。

 

 

このときはまだ朝早かったので、展望台の駐車スペースにバイクを置けました。

 

低い山にもかかわらず、あたりに遮るものが何もないので、見晴らし抜群です。

 

八郎潟の水田地帯や、日本海の海岸線美、鳥海山や白神山地などが一望できますね。

 

 

後ろに見える寒風山回転展望台は、有料の施設で入館するには550円がかかります。

 

1階が売店、レストランで、2階が八郎潟干拓の写真展示ホールとなっています。

 

また3階が男鹿半島を紹介する資料展示室で、4階が回転展望室になっています。

 

 

江戸時代の紀行家・菅江真澄が「三千世界を一望のうちに尽きる」と絶賛した景色。

 

山の頂には戦国時代の脇本城主・安東脩季が尊崇したという薬師堂が鎮座しています。

 

寒風山は火山で、山頂周辺には水蒸気爆発で誕生した2つの火口もありました。

 

 

※Part18へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

【本日のルート】クリックするとGoogleMapが開きます。

 

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