弘前公園で弘前城としだれ桜を満喫して、市役所の屋上より岩木山を眺めます。
お昼はやはりご当地のラーメンをいただいて、R102にて黒石市へと向かいました。
そして田舎館村のお城のような役場を見学して、黒石市の「法眼寺」につきました。
法眼寺は1680年、三重県出身の南宗元頓によって開山された黄檗禅宗の寺です。
本堂は1742年の火災で焼失しますが、1769年に仮本堂として再建立されます。
境内にある鐘楼堂は、1746年に黒石津軽家や檀信徒の喜捨によって建立されました。
法眼寺は黄檗禅宗であるため、本堂・鐘楼堂とも県内でも珍しい「唐風造り」です。
全体的に簡素な造りで、近世寺社の特徴があることから、県重宝に指定されました。
また、鐘楼堂の梵鐘は、法眼の位を持つ棟方志功によって寄贈されたものだそうです。
法眼寺を見学した後は、同じく黒石市内にある「りんご史料館」へとやってきました。
この建物は、1931年に英国のイーストモーリング研究所を参考に建てられました。
1968年の新庁舎完成以降はりんご史料館として利用され、2001年に改修されました。
そんな趣のある外観の「りんご史料館」ですが、嬉しいことに無料で見学できます。
内部を見学したい場合は鍵を開ける必要があるので、まずは本館で受付をしました。
建物内部はリフォームされているので、外観とは裏腹に明るくて綺麗な感じです。
展示はいくつかのゾーンに分かれています。まずはりんごの基礎知識ゾーンです。
青森りんごを築いた人々、りんごの品種、りんごの新品種が誕生するまでなどです。
青森出身の王林ちゃんが出演するCM(下記は動画)ポスターも張られていました。
続いてはりんご研究所の歴史ゾーンで、りんご試験場の概要、りんご試験場の課題、
りんごの病害虫、りんごの気象災害などが詳しく解説されています。
りんご体験ゾーンでは、りんご図書コーナー、りんごパソコンなどがあります。
暮らしとりんごゾーンでは、りんごの流通や機能と健康、りんごの加工品と活用
などを学ぶことが出来て、リンゴ博士になれること間違いなしです(^^;)。
他にも映像シアターなどもあるので、ぜひ立ち寄りたいスポットのひとつですね。
さて、黒石市を後にして、K13で平川市を通り過ぎ、大舘方面へ南下していきます。
その後は大鰐にてR7へと合流し、国道を南下して碇ヶ関まで走ってきました。
ここでは「道の駅いかりがせき」へと立ち寄って、関所資料館を見学しましょう。
ここは復元されていた関所を移築し、藩政時代の武具・古文書などを展示しています。
また、人形を使って当時の厳しい取調べ風景を再現しているのが、おもしろいです。
津軽為信は、1586年に秋田比内の浅利氏を攻め、帰陣する際に関所を設けました。
このときにこの地を碇ヶ関と村名し、後の四代信政は町割を行い宿場町としました。
後年、幕府の記録には「厳重なること箱根の関所も及ばない」と記録されています。
関所資料館を無料で見学して、小腹が空いたので、道の駅でおやつを食べます。
そして、カレーパンにコーヒーを購入して、しばし休憩タイムとしました。
十分に休んだら、日も傾き出したので、本日の宿がある大館へと向かいましょう。
この先は山間を進むようになり、青森と秋田の県境で、やたて峠を越えます。
「道の駅 やたて峠」があったのですが、売店などは夕方で終了時間のようです。
国道を快調に南下していけば、やがて大館の街へと突入することになります。
本日のお宿は高層階にお部屋が取れたので、夕暮れの窓からの眺めが格別です。
近くのコンビニで食料と飲み物を調達し、シャワーを浴びておきます。
その後は檸檬サワーでひと息ついて、明日のルートを考えながら就寝となりました。
※Part14へ続きます。
今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
ではおやすみなさい(^^)。
【本日のルート】クリックするとGoogleMapが開きます。
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