2024GW東北ツーリング Part9 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

津軽半島から下北半島へ向うツーリング3日目も、中泊町小泊までやってきました。

 

R339(竜泊ライン)を北上すれば、「道の駅 こどまり」へとたどり着きます。

 

津軽国定公園の中央に位置する道の駅で、海岸線の景色が素晴らしい場所です。

 

 

施設内にはヤリイカやメバルなどの小泊の地場産品を揃えた物産販売所があります。

 

また、中泊メバル膳が食べられるレストラン竜泊があり、食事にも便利な場所です。

 

さらに、折腰内オートキャンプ場、折腰内海水浴場も持った総合交流施設です。

 

 

道の駅を出て、その先しばらく国道は、日本海を横目に海岸線を進むようになります。

 

カーブを曲がった先に、滝の姿が見えたので、路肩にバイクを停めてみました。

 

清流が七段の断崖を駆け下りて海に注ぎ込むことから「七ツ滝」と呼ぶようです。

 

 

滝がある七つ滝沢は、下流60mほどで日本海にそそぎ出るので、国道のすぐ近くです。

 

近くまで歩いて行けますが、高さ約21mもあるので、見上げるような感じになります。

 

季節によっては、海風により滝の一部が飛沫となって舞い上がる光景が楽しめます。

 

 

さらに国道を進むと、一気に高度を上げ始めて「坂本台」という展望所に着きます。

 

駐車帯があったのでバイクを停めますが、傾斜がきついので駐車は注意が必要です。

 

少し道を登ると、海岸線が見渡せる素晴らしい景色に出会うことが出来ます。

 

 

今まで走ってきた海岸沿いの道が見渡せるので、何とも感慨深い気分になれます。

 

その景色に日本海の青さと青空が加われば、感動ものの風景なのは間違いないですね。

 

そういえば、1月に訪れた沖縄の「茅打バンタ」と似たような景色にも思えました。

 

 

この後、坂本台から先は、海から離れて本格的な峠越えのルートになります。

 

風光明媚で豪快なワインディングが続き、やがて「眺瞰台 」へとやってきました。

 

ヘアピンカーブを抜けた先にあって、展望台には広い駐車場が用意されています。

 

 

展望台へは長くて急な階段を徒歩で登るので、少し体力が必要になります。

 

登り切れば、津軽半島を一望できるほか、北海道が目の前にはっきり見えました。

 

ちなみに展望台から眺める日本海を彩る夕陽は、国内でも有数の銘景だそうです。

 

 

眺瞰台からさらに北上すれば、ついに津軽半島の最北端「龍飛崎」へやってきました。

 

ここまで来たら駐車場にバイクを停めて、灯台のほうへと歩いて行ってみましょう。

 

これまた登り坂を息を切らせながら進みますが、やがて視界が開けてきました。

 


山並みがいきなり海に落ちる突端が龍飛崎で、高台には龍飛埼灯台が建っています。

 

太宰治はその形状を「あとは海にころげ落ちるばかりだ」と表現しています。

 

龍飛漁港には「ここは本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ」との文学碑もあります。

 

 

眼下には津軽海峡が広がり、海を挟んで対岸の北海道・松前半島も良く見えました。

 

北海道の白神岬とは19.5キロメートルの距離で、地下を青函トンネルが通っています。

 

いろいろな岬に訪れてきましたが、この龍飛崎は最果て感が高い場所に思えます。

 

 

本日のメインのひとつである龍飛埼も攻略して、R339へと戻ることにしました。

 

そしてR339には、車もバイクも通れず、歩行者しか通れない区間があります。

 

それが写真の「階段国道」と呼ばれる場所で、歩行者専用道路になっています。

 

 

この「階段国道」は、362段の総延長388.2mで竜飛漁港まで通じています。

 

高低差は実に70mもある”酷道”ですので、徒歩での往復はかなり体力がいります。

 

私は自信がないので、徒歩による完全制覇は諦めて、先へと急ぐことにしました。

 

 

余談ですが、階段国道の近くには「津軽海峡冬景色歌謡碑」も設置されています。

 

高台に石川さゆりさんが昭和52年に歌い、大ヒットした演歌の歌碑が立っていました。

 

歌碑は、ボタンを押すと「ごらんあれが竜飛岬北のはずれと」と歌詞が流れます。

 


※Part10へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。

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