2024年・沖縄ツーリング Part7 | 生涯旅人の徒然日記

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気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

沖縄ツーリング2日目も、この旅のクライマックスである辺戸岬へと向かっています。

 

R58を北上し、宜名真集落の手前から、あえてトンネルを抜けずに旧道を走ります。

 

旧道の先には「茅打バンタ」という高さ約100mの断崖絶壁が待ち受けています。

 

 

「茅打バンタ」は、岩の裂け目を利用した「戻る道」と呼ばれる場所にあります。

 

ここからは、澄んだ海原に浮かぶ伊平屋島や伊是名島を見渡すことができます。

 

ハンタは崖のことで、束ねた茅を投げ落とすとバラバラになるという意味です。

 

「茅打バンタ」を後にして、旧道を少し進むと、左手に学校らしき建物が見えました。

 

沖縄と言う南国にありながら、校門には「北国小学校」の表札がかけられています。

 

1890年に開校したこの小学校は、2022年に132年の歴史に幕を下ろしたそうです。

 

 

その先は案内板に従って走り、本日の目的地のひとつ「辺戸岬」へと到着しました。

 

太平洋及び東シナ海に面する岬で、沖縄本島の最北端にあたるポイントです。


かつて沖縄海岸国定公園でしたが、2016年よりやんばる国立公園に移管されました。

 

 

沖縄県がアメリカ統治下の頃、本土復帰を願って、ここからのろしを上げたそうです。

 

海沿いには1972年の沖縄返還に際して建立された「日本祖国復帰闘争碑」があります。

 

好天の日は、22km離れた奄美群島の与論島や沖永良部島を望むことができます。

 

 

崖まで歩いてみますが、荒波が断崖絶壁に打ち付ける様はとても迫力があります。

 

そのダイナミックな景観と荒波から大自然のパワーを感じられるところでしょう。

 

友好の証として建てられたのが左下の「白い鳥の像」です。奥に与論島が見えます。

 

 

せっかくなので、もう少し岩場のほうへと近づいてみることにします。

 

隆起したサンゴ礁の断崖絶壁から太平洋と東シナ海の紺碧の海原が大迫力です。

 

沖縄本島を訪れるなら、この辺戸岬は見逃せないスポットのひとつですね。

 

 

辺戸岬のスケールのある景色を堪能したら、ヤンバルクイナ展望台へ移動します。

 

途中の道が少々狭くて不安になりますが、看板に従って無事にたどり着けました。

 

駐車場にバイクを停めて階段を登れば、そこには巨大なヤンバルクイナが居ました。

 

 

展望台は観光客や地元の人も少ないので、ゆっくりと景色を楽しむことができます。

 

なんといってもくちばしから足まで実にリアルにできていて、実に見ごたえ満点です。

 

ちなみにあまりに巨大すぎて、全体像を写真に収めることが出来ませんでした。

 

 

クイナ像の脇にあるコンクリートの展望台より、デッキ側のが景色が良く見えます。

 

写真中央に突き出ているのが、先ほど見学した沖縄本島最北端の辺戸岬です。
 

展望台と辺戸岬の間にはきれいなリーフと海が広がっており、晴れた日は絶景です。
 

 

ヤンバルクイナ展望台を見学し終えたら、R58へと抜けて、今度は南下をし始めます。

 

しばらく海岸線から離れて走りますが、やがて奥と言う集落へとたどり着きます。

 

ここには「奥やんばるの里」なる施設があるので、休憩がてら立ち寄ります。

 

 

ここには宿泊できるコテージがあるのですが、交流館で受付できるみたいです。

 

また交流館の建物の中には、民具資料館と奥やんばる食堂がありました。

 

民具資料館は入館無料とのことなので、ありがたく見学させていただきます。

 

 

ここは、奥区の歴史・文化に触れることができる民具資料館となっています。
 

大小様々な民具や、奥区の伝統行事や年代ごとの風景写真がパネルで展示してます。

 

奥区の共同精神(ユイマール)の解説などもあり、興味深い内容でした。

 

 

米軍統治下時代の秋縄の通貨など、普段見られないものもあります。

 

やはり日用品なども、本土と少し違ったタイプのものが見受けられます。

 

広場に出てみると、宿泊できるコテージが並んでいるのがわかります。

 

※Part8へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。


 

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