2024GW東北ツーリング Part5 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

花巻の宮沢賢治記念館から盛岡大仏を見学して、K16を北上川に沿って北上します。

 

そして四十四田ダムで堰き止められた、南部片富士湖というダム湖が現れました。

 

沿道に柳平水辺公園があったので、そこから川にかかる岩姫橋を眺めます。

 

 

しばらく県道を進めば、「玉山区重要眺望地点」と呼ばれる景色の良い場所に出ます。

 

玉山地区から眺望できる範囲に、建築物を建設する場合の制約があるみたいです。

 

そんなガイドラインのおかげで、ここから岩手山の眺望はとても良いのです。

 

 

ちょっと空がモヤっていますが、望遠モードで撮影すると、写真の迫力が増します。

 

しばし岩手山の眺望を楽しみながらプチ休憩をした後は、R4を北上していきます。

 

高速で通過してしまうことが多いので、このあたりを下道で走るのも楽しいです。

 

 

岩手町まで走ると、役場の近くに「彫刻公園」があったので、立ち寄りました。

 

岩手町国際石彫シンポジウムで製作された作品が、この公園に設置されています。

 

海外の作家を含めて毎年数名の作家が、町産の黒御影石を使用して製作します。

 

 

黒御影石の持つ重厚な色合いによって、その時々でいろいろな表情を見せてくれます。

 

この公園は世界中の彫刻家による、素晴らしい作品が点在するアートな空間です。

 

公園の緑と彫刻のコントラストが素晴らしく、見る人の心を和ませます。

 

 

ひとつひとつ紹介するのは難しいので、詳細はこちらの地図をご参照ください。

 

ちょうど訪れたときは、桜の花も咲いていて、彫刻の見学には良かったですよ。

 

この公園は道の駅にも隣接しているので、「道の駅 石神の丘」へ移動してみます。

 

 

岩手町の特産は「いわて春みどり」というキャベツで、関連商品の販売が多いです。

 

キャベツを使用したソフトクリーム、まんじゅう、ドロップ、ラーメンなどです。

 

そろそろおなかも空いたので、道の駅で食事を取ることにしましょう。

 

 

岩手町特産キャベツを使った「石神塩ラーメン」も捨てがたかったのですが、

 

無類の麺好きとしては、やはり暖かいかき揚げ蕎麦を選んでしまいました。

 

だいぶ気温も上がってきたので、ジャケットを脱いでお蕎麦をいただきます。

 

 

お昼ご飯も食べ終わって道の駅を後にし、引き続きR4を北上して行きます。

 

途中で「十三本木峠」という緩やかな峠を越えるのですが、R4の最高地点らしいです。

 

R4は延長約839 kmの一般国道ですが、実延長が日本一長い国道でもあります。

 

 

R4をしばらく走ると、「旧朴舘家住宅 」の看板があったので寄り道してみます。

 

そして現れたのが、1862年に建てられたと言う、岩手県最大級の茅葺き民家です。
 

重厚な軸部構成と広大な内部空間をもつ大型民家で、接客空間が充実しています。

 

 

南部藩領における上層民家の特徴をよく示しており、高い価値が認められています。


2011年には国指定重要文化財及び岩手県指定有形文化財に登録されています。

 

形状は、建物内に住居部分と馬屋部分を併せ持つ長方形平面の直屋(すごや)です。

 

 

「旧朴舘家住宅 」を後にして、続いては「御所野縄文公園」へと向かいます。

 

珍しくGoogleMap先生が誤案内したので道に迷いましたが、何とかたどり着きます。

 

駐車場にバイクを停めて、公園へは屋根のついている「きききの吊り橋」を渡ります。

 

 

「きききの吊り橋」は、正方形の断面でトラスを組み中央を吊った2径間吊橋です。

 

水平方向に弧を描いて曲がっており、水平荷重に耐える仕組みになっています。

 

路面が外側に傾いて曲がっているので、先が見えないという演出効果があります。

 

 

橋を渡り切ると「御所野縄文博物館」があるので、300円を支払って入館してみます。

 

第1展示室には、ガラス張りの床下に4,000年前の焼失住居の出土状況を展示してます。

 

また遺跡から出土した土器を展示し、復元した竪穴建物をパネルで紹介しています。
 

 

第2展示室は、御所野遺跡を舞台とした縄文のくらしや遺跡の四季を紹介しています。

 

迫力ある150インチの巨大スクリーンとプロジェクションマッピングが見どころです。
 

第3展示室では、縄文時代の「まつりと祈り」がさかんな社会を解説しています。

 

 

とくに優れた工芸品としても有名な蒔前遺跡や山井遺跡について展示しています。

 

郷土資料コーナーでは、町内の天然記念物、建造物、史跡などの文化財を紹介します。

 

300円にしては展示は立派で工夫されているので、とてもお得かなと思いました。

 

 

博物館の見学の後は、広い公園の敷地を散策してみることにしましょう。

 

発掘調査より再現された「ムラ」の住居が、公園の敷地内に点在しています。

 

竪穴建物の中に入ることも出来て、当時の暮らしぶりを感じることが出来ます。

 


※Part6へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

【本日のルート】クリックするとGoogleMapが開きます。