2024GW東北ツーリング Part1 | 生涯旅人の徒然日記

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気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

九州へ向かうはずだったGWツーリングですが、悪天候により計画変更しました。

 

フェリーをキャンセルして、比較的天候の安定している東北方面へと向かいます。

 

休日割のないGWですが、二輪定率割を利用して、東北道を北上していきます。

 

 

雨の降りそうな関東を脱出して、福島・宮城と進めば、空模様も回復してきました。

 

福島の鏡石PAで朝ご飯休憩をし、宮城の鶴巣PAでガソリンを補給しておきます。

 

そして岩手の平泉スマートICにて、高速を降りて一般道へと出ました。

 

 

まず立ち寄ったのが「岩手県立平泉世界遺産ガイダンスセンター」という資料館です。

 

ここは「平泉の文化遺産」を情報発信する施設で、2021年にオープンしました。

 

奥州藤原氏の政庁跡とされる柳之御所遺跡を紹介するコーナーが設けられています。

 

 

あたらしくてとても立派な施設で、入館料は310円とリーズナブルな設定でした。

 

周囲は柳之御所遺跡があり、柳之御所史跡公園として整備さ れています。

 

公園では1160年頃の建物跡や池跡を表示し、当時の環境を感じることができます

 

 

ここは平安時代の末に、平泉に拠点を置いた奥州藤原氏が政治を行った場所です。

 

遺跡からは、発掘調査により遺物が1000点近く発掘されています。

 

展示品には、儀式の道具や陶磁器、銅印、文字資料など豊富な内容をもっています。

 

 

世界遺産の価値や浄土の世界観をプロジェクションマッピングで紹介しています。

また、遺跡の紹介と奥州藤原氏による現世の仏国土の表現と歩みを展示しています。
 

さらに、奥州藤原氏の平泉館の様子をパノラマイラストやジオラマで再現しています。

 

 

資料館の見学を終えたら、隣接している「道の駅 平泉」にも立ち寄ってみました。

 

2017年にオープンした新しい道の駅で、愛称は黄金花咲く理想郷だそうです。

 

休憩・情報交流・地域連携の機能をもち、お土産屋さんやレストランがあります。

 

 

ちょうどお昼も過ぎたので、レストランで山菜そばをいただくことにします。

 

7周年記念とのことで、スティックコーヒーとお菓子をサービスでいただきました。

 

道の駅の前には、ヤギの親子が飼育されていて、エサやり体験もできるみたいです。

 

 

食事も済ませたので、続いては奥州藤原氏ゆかりの中尊寺へと移動してみましょう。

 

平泉町営中尊寺 第1駐車場は有料ですが、バイクは50円と安いのでここに停めます。

 

ここから長い参道を歩いて、本堂や金色堂といった建物を目指していきます。

 

 

参道の前半は月見坂という登り坂で、息を切らし汗を掻きながら先に進みます。

 

案内板を見ると、この先の表参道沿いだけでも諸堂が点在しているみたいです。

 

参道も長そうですし、すべて見るだけでも、それなりの時間がかかりそうですね。

 

 

点在する諸堂のほとんどが江戸時代中期以降に再建・移築されたものです。

 

弁慶堂は1827年の建立で、ご本尊は勝軍地蔵。古くは愛宕堂と称していました。

 

地蔵堂は1877年の再建で、本尊は地蔵菩薩です。薬師堂は外観が新しくなってました。

 

 

峯薬師堂は別峯に建っていましたが、度重なる野火にあい、1689年に移築してます。

 

大日堂は1802年の再建で本尊は金剛界大日如来です。宝篋印塔は1823年に造立です。

 

旧鐘楼は1343年、金色堂別当頼栄の発願により鋳造された盤渉調の梵鐘です。

 

 

そしてこちらが本堂で、1909年に再建されました。法要儀式は本堂で勤められます。
 

本尊は丈六の釈迦如来。像高約2.7m、台座・光背を含めた総高は5mに及ぶ尊像です。

 

中尊寺は天台宗の天本山であり、本尊の両脇に「不滅の法灯」が護持されています。

 

 

旧覆堂は金色堂を風雪から護るために、1288年鎌倉幕府によって建てられました。

 

5間4方の堂で、大切なものを保護するという意味の「鞘堂」とも記されています。

 

松尾芭蕉や伊達政宗、明治天皇といった人物が、この堂内で金色堂を参拝しました。

 

 

さて、中尊寺と言えば金色堂を見ずして帰れませんので、拝観していきましょう。

 

拝観料1000円はお高いですが、中尊寺創建当初の姿を今に伝える唯一の建造物です。

 

ちなみに写真撮影はNGでしたので、パンフレットの画像を使わせてもらいました。

 



※Part2へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。



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