春の上州高崎ツーリング Part1 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

春の訪れた4月の週末、ナンシー(NC750X)に乗って群馬方面へとお出かけです。

 

今回は、県中央にある高崎市周辺の見所をぐるりと回っていきたいと考えています。

 

R50を西へと進み、沿道にあったコンビニでコーヒーとパンの朝食を取りました。

 

 

再びR50を前橋方面へと走れば、やがて前橋総合運動公園の入口が見えてきました。

 

総合運動公園へと続く道は、長めの桜並木となっているので、見学していきましょう。

 

細い川を挟んで、桜の花と菜の花が綺麗なコントラストで並んでいる景色が見れます。

 

 

桜並木の見学を終えて、R50を左折してK40で高崎方面へと方角を変えました。

 

2車線の快適な道を進み、利根川を渡れば、「萩原の大笠松」の看板が現れます。

 

バイクを指定の駐車場に停めて、徒歩で「萩原の大笠松」まで歩いていきます。

 

 

これは、所有者の先祖が前橋藩主から拝領した鉢植えのマツを庭に植えたものです。

 

このマツは、樹齢450年以上といわれ、群馬県の天然記念物に指定されています。

 

成長著しく、代々の所有者は枝の伸びを妨げないように母屋を建て替えたそうです。

 

 

萩原の大笠マツを後にして、K27⇒K29⇒K49で高崎市街へと突入します。

 

高崎市街は交通量が多いので、走行ペースが落ちますが、何とか切り抜けました。

 

そして市街地の南西部に位置する「観音山」へとバイクで上ることにしました。

 

 

そして、観音山の山頂付近までたどり着くと、大きな観音様が見えてきました。

 

これは、高さ41.8m、重さは5,985トンの鉄筋コンクリート製の高崎白衣大観音です。

 

戦前の1936年に、高崎の実業家である井上保三郎氏によって建立されました。
 

 

建立当時は世界最大の観音像で、高崎に駐屯していた陸軍の戦没者を慰霊しています。

 

標高190mの観音山の山頂にあり、300円で最上階(観音像の肩部分)まで登れます。


また146段の階段の途中には、建設当時の絵画や、20体の仏像が安置されています。

 

胎内の窓からは、高崎市街地や群馬県の山々、さらには八ヶ岳等まで一望できます。

 

通称は「高崎観音」ですが、高崎市民は「観音様」とか「白衣観音」と呼んでいます。

 

高崎市民にとっては、名物のダルマとともに、とてもなじみの深いモノみたいです。

 

 

観音様は「慈眼院」の境内に建っていますので、お寺のほうも見学しておきましょう。

 

慈眼院は、鎌倉中期に執権北条義時三男、相州極楽寺入道重時により創建されました。

 

元禄時火災により焼失しましたが、明治まで高野山の学問寺として栄えたそうです。

 

 

多くの真言僧が「慈眼院」で学び、全国各地への教化布教に勤めたそうです。

観音山頂に白衣大観音像を建立後、慈眼院は高野山別格本山として移転されました。

 

慈眼院はもともと高野山金剛峯寺の塔頭のひとつで、近年こちらへ移ったのですね。

 

 

観音様の見学を終えて、続いてはK49で碓井川沿いを西へとバイクを走らせます。

 

高崎市乗附緑地まで来ると、桜の花がとても綺麗だったので、バイクを停めます。

 

薄雲が張ってはいますが、公園内の桜はほぼ満開で、今が見頃と言う状況でした。

 

 

乗附緑地は市の西部碓氷川右岸、鼻高橋下流約2kmの河川敷に整備された緑地です。

 

上流部には釣り池を中心とした親水広場や芝生広場、花の丘、園路があります。

 

下流部には多目的運動広場があり、四季折々の草花も楽しめる水辺空間です。
 

 

さらに県道を西へと進めば、やがて「少林山 達磨寺」へとたどり着きました。


高崎のだるま市で有名な寺で、黒澤明が脚本化した「達磨寺のドイツ人」の舞台です。

 

「上毛かるた」では、「縁起だるまの少林山」として「え」の札に採録されています。

 

 

ダルマのまゆ毛は鶴が向かい合い、鼻から口ひげは亀が向かい合った鶴亀の顔です。

 

顔の両側に商売繁盛などの願いごとが記され、お腹にも縁起文字が書かれています。

 

このお寺には、そんな縁起の良いダルマたちが、数多く奉納されていました。

 

 

このお寺は外国の方にも人気なようで、たくさんの外人観光客が訪れていました。

 

本堂には、北辰鎮宅霊符尊と初祖達磨大使・開山心越禅師が祀られています。

 

観音堂は、少林山達磨寺の最古の建物で、珍しい茅葺のお堂として知られています。
 


※Part2へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

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