セローで春のお散歩とちぎ旅 Part2 | 生涯旅人の徒然日記

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気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

季節風の影響が少ないエリアを探したら、栃木県南西部に行き当たりました。

 

下野薬師寺歴史館へとバイクを走らせて、ひととおり展示物を見学して回ります。

 

展望台の眺めを楽しんで、隣接している「下野薬師寺跡」へと歩いて行きましょう。

 

 

下野薬師寺跡は、栃木県下野市にある国の史跡に指定される古代寺院の跡です。

 

7世紀末、下野一帯を治めていた豪族、下毛野朝臣古麻呂によって創建されました。

 

当時の僧侶は国家公務員でしたが、受戒の儀式を受けたものだけがなれました。

 

 

それを行なう戒壇が設けられた寺は、東大寺、筑紫観世音寺、下野薬師寺だけでした。

関東、東北一帯で、国家仏教の中心として君臨したのが、下野薬師寺だったのです。

 

かつての下野薬師寺戒壇跡と伝えられる場所に建てられているのが六角堂です。

 

 

建物の形、屋根・外回りの柱・礎石までが正六角形造りの県内でも珍しい仏堂です。


六角堂の内部中央には、鑑真和上の画像を収めた厨子が安置されています。

 

また、両脇には木造の不動明王像・韋駄天像などが祀られています。

 

 

次は敷地内にある「安国寺山門」へと歩いてきました。奥には本堂があります。

 

鎌倉時代に足利尊氏は、古代の国分寺にならって全国に安国寺を建立しました。

 

下野国には薬師寺があるので、そのまま安国寺と寺名改称したと伝えられています。

 

 

安国寺は、1570年に北条氏政の兵火によりその大半が焼失したと伝えられています。

 

現在は、真言宗の寺院で薬師如来を本尊とし、白鳳文化の香りを現在に伝えています。

 

現在の本堂は1905年に再建されたもので、近世以前の建物は六角堂と山門のみです。

 

 

伽藍中央部にあった創建の塔の焼失により、その後、東部に再建の塔が作られます。

 

そして再建の塔と東回廊の中間には、仏教行事の幡を掲げる憧竿が置かれました。

 

安国寺の東側には、芝生の広場があって、そこに再建の塔と憧竿の跡があります。

 

 

下野薬師寺跡に隣接して薬師寺八幡宮という神社があるので、こちらにお参りします。

875年に清和天皇の勅命によって、石清水八幡宮から勧請されたものと言われてます。

 

下野薬師寺の守護神として鎮座していて、1000年以上の歴史を誇る古社です。

 

 

鳥居の先は、正面の薬師寺八幡宮の社殿まで参道が続き、灯籠が並んでいます。

 

参道の途中には、推定樹齢600年の立派なケヤキ(天然記念物)の大木があります。

 

神楽殿や神輿殿などもあり、手水舎で身を清め、参拝させていただきます。

 

 

1056年に源頼義が戦勝祈願のために、ここ薬師寺八幡宮に立ち寄りました。

 

奥州平定の後、源頼義と、その息子の義家親子は、再び薬師寺八幡宮を訪れました。

 

源義家は、自らを八幡太郎義家と称し、武勇に秀でていた人物だそうです。

 

 

薬師寺八幡宮に隣接して「雷電神社」もあったので、こちらにもお参りしましょう。

 

天狗に姿を変えて顕れた大神が、ある農夫の願いを聞き届けたとの伝説があります。

 

そのため正式名は「天狗山雷電神社」と言い、拝殿には天狗のお面も飾られています。

 

 

下野国分寺跡を後にして、続いてはK310で「三王山ふれあい公園」へと移動します。

 

この公園は、古墳と平地林を活かした都市公園として2018年にオープンしました。
敷地内には高さ10mの築山を中心に、キャンプ場や遊具などの設備があります。
 

 

バイクを降りて、さっそく高さ10mの公園のシンボル築山へと上ってみました。

 

小さな子でも登れるようになっていますが、広大な園内を一望できる最高の眺めです。

 

風も弱くて日差しも良く出ているので、もう少しあたりを散策してみることにします。

 


※Part3へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

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