常磐いわきツーリング Part5 | 生涯旅人の徒然日記

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気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

今回のツーリングも2日目を迎えましたが、朝は雲の多い空となっています。

 

いわき駅前のホテルをチェックアウトして、まずはいわき市内を巡りましょう。

 

ちなみにいわき市は、面積は県内で最大で、郡山市に次ぐ県内2位の人口がいます。

 

 

市内のスポットでまず訪れたのは、福島県で唯一の国宝である「白水阿弥陀堂」です。

 

1160年、岩城則道の菩提を弔うため夫人の徳姫が願成寺を創建します。

 

願成寺の阿弥陀堂が、ここ「白水阿弥陀堂」で、創建時のままに現存しています。

 

 

ここは、三方が池に囲まれるという平安時代に流行した浄土式庭園になっています。

 

しかし、池の水は抜かれていて、素晴らしい庭園の景色が失われていました。

 

お話を伺うと、昨年9月の大雨被害から、復旧のために水を抜いているのだそうです。

 

 

「白水阿弥陀堂」の拝観料は500円で、国宝のお堂内を見ることが出来ます。

 

大雨の時にお堂は床上浸水したそうなのですが、建物の損傷はなかったそうです。

 

そして現在は、お堂の中を見学することが出来ます。ただし撮影はNGでした。

 

 

堂内には、国の重要文化財の阿弥陀三尊、持国・多聞天王が安置されています。

 

残念ながら堂内に当時表現された極楽浄土を描いた壁画などはほぼ失われました。

 

しかし、色彩を復元した極彩色の文様は御堂内部に飾られています。

 

 

「白水阿弥陀堂」を後にして、続いては「みろく沢炭砿資料館」へと移動しました。

 

片寄平蔵が、安政3年(1856年)に石炭を発見した内郷白水町弥勒沢ですが、

 

当時この弥勒沢の炭鉱で働いていた渡辺為雄氏が離職後、開館させた施設になります。

 

 

付近の炭鉱写真や採掘に使用した鉱具類、炭鉱地形図などの資料が展示されています。

 

野外には、トロッコやレールが再現展示、石炭が地表に露出している場所も見れます。

 

展示されている炭鉱の生産用具類は、近代化産業遺産と市文化財に指定されています。

 

 

個人で立ち上げた施設だけあって、手作り感が満載で、かなり詳しく解説しています。

 

この建物はもともと養鶏舎だったとのことで、それを改造して資料館にしたそうです。

 

資料館の人が、いろいろと丁寧に解説をしてくれましたので、理解が深まりました。

 

 

最後に炭鉱で使われていたアセチレン(カーバイド)ランプを灯していただきました。

 

炭化カルシウムと水を反応させ、発生したアセチレンを燃焼させる単純な構造です。

 

無料で見学出来て、鉱山関連の資料でいろいろと勉強できる施設でした。

 

 

次は湯本まで移動して、「いわき市石炭・化石館 ほるる」へやってきました。

 

駐車場にバイクを停めて、敷地内の気になる展示物を確認していきましょう。

 

ベンチには、帽子をかぶった上品そうな女性が座っていました。誰でしょうか?

 

 

駐車場の奥には蒸気機関車のD51が、綺麗な状態で静態保存されていました。

 

脇には階段と通路が設置されていたので、ちょっと見学してみましょう。

 

さすがに記念撮影用につき、いろいろなアングルから撮影できました。

 

 

そして蒸気機関車の運転席にも入ることが出来て、車内設備に触れることが出来ます。

 

大概が保存状態が良くないことが多いのですが、この車両はとても良い状態です。

 

メーターやコックなども色が塗り替えされていて、とても綺麗でした。

 

 

※Part6へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

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