明日のために…妥協はできない!
私は大きな岐路に立たされていた。
もう、あらゆるツテをたどっても、望みのブツはどこにも残されていない。
何ヶ月も先ということならおそらく確実に手に入る、だがそれはもう遙か遠い未来…。自分が生きている保証はどこにもない。
決断が遅すぎたのだ。
私は優柔不断な自分を呪った。何故あのときに決断できなかった…。
そう、時は2006年6月末のある日。
私に残された選択肢は3つだけだった。いずれにしろ危険な橋を渡ることになる。
「妥協」するか…「待つ」か…、それとも「奪う」かだ。
「妥協の道を選んではこの計画が台無しになる可能性がある。状況を考えると奪うのは危険過ぎる。やはり、待つしかないか…。明日のために耐えることも必要か…」
私は、やっとのこと自分の意志を決めると、逆探知不可の特殊携帯を取り出し、例の場所へと電話をかけた。自由が丘にある小さなアジトだ。
「ツ、ツ、ツ…」
ちょっと時間があってから、応答があった。ボス自身だった。
私はまわりを確かめ、誰もいないことを確認し、やや間を置いてから、小声でこう切り出した。
「あ、やっぱりピナレロの2007年モデルにします。」
「わかりました。詳細がわかったら連絡しますね。ありがとうございます!」
私は仕事をそっと抜けだし、ビルの片隅で秘密裏に電話をかけていたのだ。
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これが妙に格好良く見えた2006年モデルのピナレロ・ガリレオ。オンダフォークがとってもステキだ。2006年6月の時点では、人気爆発で、もう当然メーカー在庫はなかった!
そしてこれが実際に購入したピナレロ・アングリルの07モデル。注文から実際の納車までは約3ヶ月かかった。それにしてもこのカタログ写真、シートとハンドルの落差がスゴイ。ステアリングコラムも超ショートカットだ。おそらくサイズ54(私のと同じフレームサイズ)と思われるが、こんなポジションにしたら私の肉体は2秒と耐えられない!
この年は例年と比べ、ロードバイクの人気が高かったらしい(今年はもっとらしいが)。
最初はビアンキのNirone 7あたりでいいかなという気持ちもあったのだが、ビアンキのロードバイクは2006年6月の時点でほぼ売り切れだったらしい。他の気になっていたモデル(エントリーレベルで探していた)も何故か早々に売り切れで、在庫がない…という状態だったようだ。
私は結局上記のように2007年モデルのピナレロにすることにした。
となると、ガリレオかアングリルか…???ということになるが(F4:13やパリ・カーボン、ドグマは対象外だ。理由は単純。値段だ。)、3時間悩んだ末、アングリルにすることにした。
ガリレオのあのうねうねオンダフォークは非常に格好良かったが(アングリルは普通のフォークだ)、フレームは同一だし、カーボンバックも付いているし、ティアグラは新型だし…ということで7万円の違いを重く見て、あえてエントリーグレードの「Angliru」を注文した。
注文は7月初旬。商品が入るのは10月頃とのこと。私にとっては長い長い3ヶ月が始まることとなった。
(ちなみにこの期間中に、妻がいきなり2007年モデルのキャノンデールを現品購入するという暴挙に出ることになる。私は先を越されてしまうのだ。我が家のロードバイク1号機という栄誉は結局妻のもとに輝くことになるのである。そのエピソードは次回!)
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