自転車で糖尿病を克服した! -128ページ目

平日の多摩川サイクリングロードは最高だ!

そう、今から約57週間ほど前のこと。
57週間と言われてもよくわからないゾ

あ、なら、約400日ほど前のことになるが…
わかるけど、少しややこしい言い方だゾ

失礼、今を遡ること約1年と1ヶ月ほど前。(これでどう?

そう、「ピナレロ君」ことピナレロ・アングリル07モデルが納車されてからほんの数日後のこと。(納車の日は嵐だった ことは以前のブログで書いたが)

納車の日とは対照的に、その日はまさに好天に恵まれ、自転車を持っていない人でもサイクリングに行きたくなってしまうような、そんな絶好の“アウトドア”日和。

その日は平日だったが、私はたまたま午前中に時間が空いたのだ。

これはまさに天の恵み。ピナレロ君に乗れ!という神の意志であることは間違いない…と即座に理解した私は、まだピッカピカの最新ロードバイクを早速外に引っ張り出し、ちょっとした“慣らし運転”に出かけることにしたのだ。

その当時、私はまだロードバイクというものに慣れていなかった。もちろん1年近く自転車に乗って来ているし、ビンディングペダルの扱いも問題ない。だけど正直、ちょっとだけ(そう、ちょっとだけだ。
A子の前では強がってはいたものの)怖くもあったのだ。

なにしろ、普通のクロスバイクより2段階くらい前傾姿勢がキツくなる。それにSTI、つまりデュアルコントロールレバーのシステムがクロスバイクとは全然違うので、とりあえず何十キロか乗り込んで、ロードバイクというものに慣れる必要があったのだ。

おそらく、そんなシチュエーションにぴったりだと思われるのは、多摩川サイクリングロードだ。

多摩川サイクリングロードは、休日は人や自転車が多く、スムーズに走るのが難しくなるが、今日は平日。しかも午前中とあればそれほど人もいないはず…私はそう考え、自宅からほど近い場所のサイクリングロード入り口を目指した。

それにしても気持ちのいい日だ。電動ママチャリに勝ったのも確かこんな陽気の日だったなぁ…などと余計なことを考えながら(実際にはあまり余計なことを考える余裕があったとは思えないが)、私は多摩川サイクリングロードに入る。

そこから約1kmほどは舗装されているのだが、そのあとの数キロ区間は砂利道になる。本来、ロードバイクでは砂利道など走らない方が良いのかもしれないが、下手に一般道を走るより今日に限っては良いかも…と思い、我慢して走る。

砂利道区間が終わると、そこから先はずっと舗装道路になる。

さぁ、やっとロードバイクの軽快な走りを楽しむときが来た!

私はケイデンスをいくらか上げると、時速30km/hを目安に「ピナレロ君」を走らせた。

もちろん何の問題もない。自分自身が多少ぎこちないこと以外はすべてが完璧に機能しているように思えた。

“匠のメカニック”による整備ももちろん完璧だ。ティアグラというエントリーグレードのコンポだが、すべてのギアが気持ちよく決まる。クランクも軽い。この軽さは明らかに「ジャイアントホープ」の上を行く。

私は快調に先へと進む。

やっぱりロードバイクって気持ちいい! なんだか歌でも歌いだしたい気分で、私はクランクを回し続けた。

ときおり反対側から来る自転車とすれ違うが、思った通り今日は自転車も人も少ない。障害物がないからスピードの維持もやさしい。

いつもこんなだったらいいのになぁ…そんなことを考えつつ、自分にとっての最適なペースで進む。

つまり、前半はとても快調だった。

前傾姿勢のキツいロードバイク、まだほんの10キロくらいしか乗っていなかったとは言え、運動不足からいきなり「なんちゃってMTB」に乗り始めた1年前とは身体のコンディションが違う。足も快調。上半身に多少力が入ってしまう…というロード初心者特有のライディングではあるが、10キロや20キロくらいは何の問題もなかった。

私は約20キロほど走り、セブンイレブンとY'sバイクのある地点(府中だったかな)でちょっとだけ補給をし、そのまま折り返して、今度は多摩川サイクリングロードを逆方向に走り、自宅方面へと戻ることとした。

おそらく全く疲れていないわけじゃないが、それ以上にロードに乗れてる!という高揚感の方が大きいのだろう。この時点まで疲れは全く感じていない。心配されたサドルの具合も今のところ問題ないようだ。

私は往路と全く同じように、ケイデンスを90前後にキープして自宅方面を目指す。

途中何度か他の一般自転車やマウンテンバイクをパスしたが、明らかにロードバイクはスピードが出る。私はちょっと得意になりながら、前半よりちょっとだけスピードを上げて自宅を目指した。

前半は全く感じなかったが、やはり前傾姿勢のせいか、手が少し痛くなってきた。慣れないうちは重量を骨盤で支えることがうまくできないので、どうしても上半身の体重を支える腕や手に負担がかかる。

これは長距離を乗るには多少の修行が必要かも…。まぁ何百キロか乗れば慣れるだろうけど…。

ふと気がつくと、何十メートルか後方に自転車がいることに気づいた。

ロードバイクだ! しかも本格派のジャージに身を包んでいる。

あっちがロードならこっちもロードだ。だけど見た目的に結構速そうだな。

そんなことを考えながら自分のペースをキープ…と思ったが、無意識的に速度を上げている自分に気づいた。

いや、レースなどする気はない。だってこちらはまだ慣らし運転だもの…。だが、無意識のうちに、それまでより数キロスピードが上がってしまった。ケイデンスも90台後半に突入している。

うしろのロードバイクは?と見ると、彼も近いペースで走っているのだろう、さきほどよりちょっと距離が開いた感じもするが、それほど大きく開いたわけではない。付かず離れずといった位置をキープしている。

まぁ今日は自分が慣れるため。そんなことは気にせずマイペースで行こう、自分にはちょっと速めのこのペースでしばらく走ってみるか。まだ15キロくらいはあるかな…自宅まで。とにかくロードバイクを楽しもう…。

それから数分ほどそんな状態が続いたろうか。私は後ろのロードバイクのことなど忘れかけていた。それより手と首がちょっとキツくなってきた。腰もちょっと痛いかも…。下ハンドルなんて握れないな…そう感じながらスピードだけは“ちょっと速め”で走り続けた。クロスバイクには相当乗っていたので、平地でのこの程度の走行くらいでは足はまだまだ大丈夫だ。

と、突然、後ろから声がした

「後ろに付いていいですかぁ?」

あ、さっきのロードバイクだ。い、いつの間にこんな近距離に! 私はちょっとびっくりした。

「あ、も、もちろん。」

私は考える間もなくOKという意味の返答をしてしまった。

「後で私も引きますから、しばらく付いて走りますね。」

彼はそう言うと、私のすぐ後ろ、車間距離は1~2メートルほどだろうか…。明らかにスリップストリーム効果の出る距離をキープしながら私の後ろを走る。

後でわかるのだが、彼が乗っているのはキャノンデールのロードバイク。ブルーの塗装。CAAD 8あたりだろうか。かなり走り込まれたロードバイク、そんな印象だ。

こ、これはちょっと困ったゾ。彼は私のことをいっぱしのローディと思っているのかも。まだ「ピナレロ君」が来てから3日しか経ってないことなど知るわけないしな。しかしこれも“ロードバイク効果”か。もし私がクロスバイクに乗っていたら、彼はきっとこんなこと言ってこなかったろうな…。

“私はまだ初心者なんでお先にどうぞ…”と言う選択肢もあったはずだが、微妙に見栄っ張りなところのある私はそのまま走り続けた。この先に苦難が待っていることも知らず…。

そのときは時速にしてだいたい33km/hくらい。多摩川沿いはまわりに建物がない分、風の影響は無視できない。横風などもあるのだろう、幹線道路でクルマに混じって同じ速度を出すよりも体力を消耗する。しかも信号がない分休むこともできない。

私の心拍数は徐々に上がりはじめてきた。もちろん心拍計など付けていないから何パーセントかなどわからないが、“心地よい有酸素運動レベル”を超えていることは確かだった。

2台のロードバイク、赤いピナレロと青いキャノンデールが快調に多摩川サイクリングロードを走っている。少なくとも他の人から見たらそう見えたろう…。平日の午前中。他の自転車や人もほとんどいない、サイクリストにとってはまさに“理想的”な状況だった…。

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となったところで、次回へ続く!(やはり長くなってしまった。)


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