変動金利は、固定金利へ
皆さん、こんにちは。美建の黒木です。今日は、先日セミナー講師でご一緒だった鴨藤さんから聞いたお話しが、とても参考になったので、警鐘を兼ねてお話しします。今回の話しは、あくまで私の見解です。ご承知の程、よろしくお願いします。皆さんは、住宅ローンを組んでいますか?住宅ローンは変動金利の人が大半だと思います。とうとう、ゼロ金利政策が打ち止めされるとの事で、これは、何を意味するかと言うと、変動金利で借りているお客様の住宅ローンが上がってしまうと言う事です。直ぐには上げないと言っていますが、金融機関からすれば、んな事言ったって、損してまで金利を上げないなんて、無理って言われてます。ここで本当に注意する事は、1.25ルールです。しかも、6ヶ月ごとに変動する金利には、このルールは適用されません。具体的に分かりやすく単純計算すると、3000万円0.85%返済額94500円なローンが、3%上がったとすると、支払い額は1.25倍の118130円が上限になり、その内の金利は、月約96250円になります。今まで、元金が月約73190円ずつ減っていた残債が、いきなり、月約23630円しか減らない計算です。約5万、返済が毎月、後回しになるんです。これを放置していると、35年後に残債が約2100万一括返済しないといけなくなります。いきなり3%もと思うかもしれません。でもいきなりではないんです。6ヶ月もあるんです。半年後の金利の予測は非常に困難です。過去の傾向から、考えてみると、意外と悠長な事を言ってられないんです。低金利政策の打ち止めは、一般世帯の負担増を加速してしまいます。確かに円安の恩恵を受けていた輸出企業さん達は給料も上がり、一括返済できるでしょう。ですが、元々国内のみで働いている人がほとんどの日本では、恩恵を受けていた人達が少ないのも現状です。正直、私の見解としては、半分くらい返済が完了していて、尚且つ、返済期間が残り10年以下ならば、放置していても、びっくりする程上がらないと思います。しかし、そうでない人は、今すぐ動けば、まだ間に合います。固定金利に組み直すか、10分の1程内入れするかして、対策をしておいた方が良いと思います。住宅ローンの完済と同時に家を売らないといけない状況にならないようにして欲しいと思い、書きました。