皆さんは「ロカボ」という言葉をご存じでしょうか。
「ロカボ」とは「ロー カーボ」つまり「低炭水化物」のことで、ロカボ食とは「低炭水化物食」のことです。
私は「糖質制限」という表現を常に使っていますが、最近は「ロカボ」が糖質制限と同じような意味合いで使われているようです。
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私の住んでいる地域の無料地域新聞に、ロカボ食の解説が書かれていて、その書き出しは
ロカボ食とは簡単に言うと”ゆるやかな糖質制限食”のこと。
と書いてあるのです。
果てしてそうなのでしょうか？疑問点は2点有ります。
１つは「炭水化物」と「糖質」の違いについて、です。
「炭水化物」は「糖質」及び「食物繊維」を指します。
ですから「低炭水化物食」は、「糖質制限食」であるはずです。
では「糖質制限食」は「低炭水化物食」なのでしょうか。
糖質は抑えていても食物繊維がたっぷり含まれている食事は「糖質制限食」であって「低炭水化物食」ではないはずです。
「ローカーボ」は厳密には「糖質制限」ではないはずですが、説明文には「糖質を制限」や「糖質量をコントロール」という表現を使いながら、「ロカボ食」を説明しています。
もう１つの疑問点は、なぜ「ゆるやかな」という「程度」に言及するのか、です。
無料地域新聞の「ロカボ食」の説明は、糖質量にまで言及し、糖質量を「20～40g」にコントロールするのが「ロカボ食」だと書かれています。
説明文は医学博士がである方が解説されているように書かれていますが、この先生が所属する協会のホームページを見ても、糖質量を20～40gに抑える食事法のことを「ロカボ食」だという解説はありません。
当然だと思います。「ロカボ」という言葉から制限量まで判断出来るわけがないからです。
この記事は「何か」が抜け落ちたまま書かれていると思います。
無料地域新聞は、広告宣伝を目的に作られていることが多いので、注意して読むようにしましょう！