今日も禁断の3連投
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6日目、10日
翌朝5時起きで、朝日を観に登山。
と言ってもコンクリート舗装の車道を歩いて車道が閉鎖された所まで登る。
泰安の街が眼下に広がる。
この山は花崗岩から成る。これが泰山の売り、如何にも霊山の風貌を保たせる。
斜面は遠目には目立たないがよく利用されていて、沢山の果樹が段々畑を作り栽培されている。下の写真中央に石垣が築かれ果樹園となっているのがわかるだろうか?
全山が花崗岩で石垣の素材には困らない。
また果樹園の傍に苦瓜や南瓜も沢山植えられている。土地も肥えていそうだが、施肥はどうしているのか? 山道(車は使えない)は肥料を運ぶのは大変そうだ。そんな事ばかり頭に浮かぶ。それを忘れれば、桃源郷的イメージ。
更にこの様に、今は観光が盛んで地元は裕福なのではないか? 地元民の車と思しきベンツがよく民宿やレストランの車庫に駐車していた。
お客さん層も、車で判断する限り富裕層でSUVが好きな層みたいだ。ベンツのオフロード系、ランドローパー、ディフェンダー、ジープが多い。此処は険しい山道に分け入った場所と言うのもあるだろう。
30分程の登山(?)だが涼しくて爽やか、来てよかった。西安から日照、そして泰山と、行き先はコロコロ変わったが、結果オーライと言うことにしておこう![]()
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これで普陀山、九華山(黄山)と泰山と中国の三大霊場に来た事に成る。あとは五台山か?
ランチは前日夕食を摂ったレストランを連チャン。お客は我々のみ。最初歩いて下の店を探そうとしたが、かなりの徒歩移動になり、途中諦めて引き返し近くにした感じ。
料理が来るまで、前日のこのレストランの残り物を持参して勝手に食べるところは中国式。こんなところは寛容です。
待つ間、Wi-Fi接続とスマホ充電を皆さん開始するところも中国式。まず、これが完備してない処はない。無ければ、まずお客は来ないだろう。TVではなくネットが世論を決定する?
中国政府がネット管理にとても厳しいのはよく理解出来る(同意ではない、念の為)
基本、日本の公的サイト以外は接続拒否。これは中国の規制だけでなく、日本のサイトからの排除もある事が今回分かった。例えばniftyやlivedoorがそう。最初は問題無かったが、コメントが拒否され、その後アクセス拒否となった。これは最近の国際ネット詐欺防止によるのか?
中国は外からの情報を制限する「情報鎖国」をとる。清朝時代の鎖国が王朝の衰退を導き、輝かしい歴史を持つ中国が他国に蹂躙され、半ば植民地化されたのは外からの文化刺激を拒否した事によると考える。今の中国の情報鎖国もそうした事態を招くだろう。予言しておく![]()
一方で政府がSNSを利用してプロパガンダを流すのも長けている。外見は個人のサイトだが、裏で党がいると思われる。スマホ漬けの人民なので影響力は大きい筈。
目的は共産党による体制維持だろうが、国家の発展の障害に成れば元も子もない筈。ま、他国の話「お手並拝見」としよう。
2時間近くレストランで過ごした後、満腹状態で、また食べ残しを持ち帰り(打包)して宿に戻る。








