『ユーラシア大陸興亡史』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<土曜の話題>

梅の花:

1輪だけ梅の花が咲いた。今日も暖かい日が続くので明日にはもっと咲くはず。

 

 

公民館使用状況:

3月は自治会の役員交代で色々な会議が組まれている。一部の役員になかなかなり手が決まらないと現公民館長さんのお隣さんが言っていたが、さて無事次の人が決まったのかな? 


今は関係ないが、最初に予約クラウドシステムを導入した者として気にかかる。

  


Bizスクエアーでの話題:

どうやら食費は為替レイトと正の相関がありそう。大体2022年から2割がた上昇とのことだが、これは自分自身のデーターともよく合う。


私の場合はやや遅れて日用品として2023年中頃から6割がた上昇している。 

 

年金生活者の方が値上げの実感は大きいということだろう。「数字でナンボ」で判る世界。

一般

 

個人

これも1つの「数字でナンボ」。



 

さよならパーティー:

有志によるパホーマンス


綺麗どころのグループダンス


キッズダンス


R先生とC先生のパホーマンス

 

感謝の気持ち。


最後にみんなでチャチャチャ。


 

 

 

 

『ユーラシア大陸興亡史』2

中国の税制は明代には一条鞭法で清代には地丁銀制になるが、ともに銀が貨幣で、これらは外国から輸入したもの。これが出来たのは当時の中国が豊かだったからと著者は言う。p36 そしてその銀は新大陸と日本から輸入された。p37 p38

 

しかしこれに転機が訪れる。それがヨーロッパで起こった産業革命とそこでの生産物の販売するために海上ルートで対外進出をするヨーロッパと、依然として大陸国家で、内なる中国という形で大分岐が始まり、両地域の運命を分けたと著者は解釈しているようだ。特に著者は後者の海運業の発展に重きをおくべきという意見のよう。p39

 

ここまでの1章は概論で両地域の比較で其れなりに面白かったが、その後の数章、特に5章までの文明初期から隋唐時代とフランク時代までの歴史解説は「高校世界史」そのもので両者の間の関係が少ないこともあり面白くなかった。

 

そもそもこの著者、資料がなく解釈中心。解釈の基礎となるデーターと分析がないのは私にとっては非常に読むのが苦痛。前の本の『カタストロフィ 大惨事の人類史』同様で、

 

『それって単なる貴方の印象でしょう?』の世界。

 

それでもこの本はイデオロギーに過度に引きずられることなく読みやすかったので、重要と思われる点だけ記録しておく。

 

ところで、上の2つの本は何も歴史書の分類に入るが、歴史書が常に解釈だけのものでないことは十分承知しているつもりだ。

 

特に強く印象に残っているのがToddの『新ヨーロッパ大全』とPikettyの『21世紀の資本』。いずれも膨大な資料と地図で読者に著者の論理の道筋を理解、納得させる本で、ここでも超1級の「お勧めの1冊」としたもの。あんな本にまた出会いたい。