本日2回目の投稿だが、是非早いうちに、昨日の思いが薄れない前に投稿しておきたかった。
<地震>
17日、金曜日は阪神淡路大地震(1995年)から30年目だったとか。もうそんなに時間が経ったのかと驚いた。あれでそれまでの「安全神話」が崩れたとよく言われたものだ。しかし、それは簡単に忘れられ、次の東日本大震災を迎えることになる。しかもこの時は人災による原発事故も重なった。あれは、一歩間違えば東日本が放射能汚染に見舞われる程の大惨事につながりかねない事故だったが、幸運が幸いした。そのこともあまり記憶されていない。
ところが、阪神淡路同様、既に東日本大震災もう忘れ去れようとしている。それが最近の原発再開発議論だ。
日本の活断層地図と原発の位置を示す図を引用しておこう。あくまで此処に載っているのは現在知られている活断層。地質調査をしない限り知られないものも多数あるはず。
考えてみれば日本列島の成り立ちから考えても、ユーラシア、北米、太平洋、フィリピンという4つのプレートが鬩ぎ合ってできた島。地震や活断層が多いのは当然で、何処にも安全な場所などありえない。自宅も2つの活断層に囲まれている。1キロ程度で宇美断層。数キロ先には福岡西方沖地震で動いた警固断層が有る。因みにダンス教室及びダンスパーティー会場はその断層から百メートル以内に建つビルにある。
昨日の特別番組で「神戸は安全だと思っていた」と述べた被災者がいた。それは私も同様で、福岡は西方沖地震が起きるまでは地震はないと信じていたくらいだ。知識が必要。
プレート中央の比較的安全な場所では原発もいいだろう。しかし、そんな場所はこの列島の何処にも存在しない。しかも核分裂型の現在の原発は容易に暴走が起こる、というか制御棒で押さえて運転している。坂道を降る車のようなもの。燃料を継ぎ足さないと止まる火力とは基本的に異なる。こうした基本的知識も日本人全員が知る必要がある。
勿論、現時点で安全な「核融合炉」が現実的でない以上。慎重に現有する原発の再稼動は反対するものではないが、それよりも風力、潮力、さらにはかなり進んだ太陽光発電でも農業とのソーラーシェアー等。可能性はまだ山ほどある。
米国がエネルギー大国に成れたのもシェール革命という技術革新のせい。やることは山ほどある。



