<須恵器 特別展示展>
土曜日はサルソン無しで、代わりのイベントとして特別展に行く![]()
観覧料300円で7〜8世紀の須恵器(一部は韓国より借用)とデジタルイベントも兼ねていた。
陶器とデジタルコンテンツの関連が今ひとつ。「土器と遊びながら体験できる」とのうたい文句だが、全然そのような感じではなかった。それでも何組か子供連れがちらほら来場していた。どうやら同時開催の別のイベントから流れたものらしい。
陶器作成を体を動かすことで体験?
とてもそんなものではないと思うけど? それでも、須恵器作成の釜の立体構造はわかりやすくてよかった。
<ChatGPTに聞いてみた>
とても常識的![]()
否定も肯定もしない![]()
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<一緒に正式譲渡>
おめでとう!
『レジリエンス人類史』
京都大学学術出版社、2022年初版。
4人の編者による26人の著者による本。1章ごとに中身の濃い内容なので簡単には読みこなせないが、少しずつ学ぶ事にしよう。
序文で編者の1人である稲村氏(文化人類学)は、レジリエンスは回復力と訳することが多いが、『元に戻るのではなく変化することを重視したのです』という。p005
実に同感である。災害からの復興も「元に戻すのではなく、新たな災害に強い状態に変える」のでないといけない。
1章目の著者である奈良氏(リスクマメージメント学)は災害対策が段階的に変化してきたことを述べる。最初は当該災害への限定的、対処方的なものから、二段階目には災害防止へ、つまり堅固で耐震性のある構造物へ、そして転機がきたのが阪神淡路や東日本大震災の想定外の災害を経験して、被害の最小化とこのレジリエンスへの動きだ。p012
ところでこのレジリエンスという言葉は3章の阿部(人間環境学)、モハーチ・ゲルゲイ氏(医療人類学)によれば生態系の復元力を説明する用語として使われたのは始まり。p019
霊長類学で有名な山極氏も編者の1人で霊長類の研究から人のレジリエンスの起源を問う。そして類人猿は猿よりもレジリエンス能力が優れていたわけではないことを、その分布で示す。つまり猿は広範囲に分布するが人以外の類人猿は熱帯雨林にしか住めない。p032
どうやら人類はこの弱みを克服する生存戦略を持てたことが生存域を広げた理由だとか。そしてそれは食物革命と繁殖戦略、それに共感力に富む社会性だと。p035
まず、最初の食物革命では運搬、分配、共食を挙げる。次に石器の使用による肉食(骨髄という栄養に富む部所を得られた)さらに火の使用で消化エネルギーの節約をあげる。p037
更に社会性により、弱いもの=子供、に食物の分配を行うようになった。p041





