ヒャッホーイ、今日から連休。遊び倒すゾ! てか、毎日が休日の年金生活者ですが![]()
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追伸:
運動もまた古墳探しで4.1km, 6210歩、10階分と予想外に伸びた。古墳については明日紹介予定。
<月1回の通院>
木曜午後は循環器内科と泌尿器科のそれぞれ三分以内の問診2回で処方箋貰い、薬局で薬受け取りで二時間、連休中日だったので早い方。
それでも、今の病院に行くのは医師が若くて「話が通じる」こと、よくEBMが判っている。年寄り医師はその点ダメ。ちゃとした教育を受けてない。
ま、EBMはここ20年くらい前からスタートしたから、年寄りはトレーニングされていないのは仕方ない。 勿論、こちらも詳細なデーターを準備している。一度、
『問診だけなら、オンラインの方がいいですが、何故日本は何時までもオンライン診療ができないのでしょうかね?』
と皮肉にも聞こえる問いかけをして以来、態度が変わった。多分、本人たちも思うところがあったのだろう。因みに泌尿器科の医師は某Q大からの派遣医師。
<『日本凄い論』の虚構?>
今読んでいる『経済成長の起源』の中で、非常に興味深い例を、日本の例を挙げて著者は示す。これは最近、巷に流れる『日本人凄い論』を打ち砕く逸話が語られていた。
19世紀末、四半世紀にわたり日本で生活し、日本語も完全にマスタしたアメリカ人宣教師、シドニー・ギューリックがその著書、『日本人の進化』(1903年初版)で日本人について評価した内容。彼曰く、
『(日本人は)怠け者で時間にだらしない』としている。p131
ところがこのところの日本人が自負するスレテロタイプは逆だ。『日本人は(外国人に比べ)勤勉だ』とか、『日本人は時間を良く守る』が幅を利かせている。どちらが正しいのか? ギューリックは嘘をついていたのか?
これは著者によれば、個人はインセンティブに応じて生きるので、19世紀の日本人がもしギューリックが言うように<怠け者>であったのなら、それは日本人の本質的な性格を表しているのではなく、低賃金や劣悪な労働機会に対する反応である可能性が高いとしている。p140
実際、当時の日本の実質賃金はヨーロッパの水準から見るとはるかに低かった。p362 だから当時の日本人は、
『こんなに安いのにやってられるか!』 という気持ちになっても不思議ではない。
今でも、ある種の『日本人凄い論』や、『日本人真面目論』を声高に言う者がいるが、これも現代日本社会の制度の中で適応した結果なのかもしれないと考えることは重要だ。
『経済成長の起源』5
次に法域が異なる土地で交易する商人(中世の交易を考えればいいが)はどのようにリスク管理をしていたかが議論される。スタンフォードのアブナー・グライフは「ゲーム理論」を使い説明した。彼が参考にしたのは10〜11世紀のマグリブの商人。信頼出来る中央集権的法制度がない地域で使われた方法は「多者間の懲罰メカニズム」だとか。つまり1人の貿易商を騙した者は、すべての貿易商から相手にされない仕組み。これはベネチアの商人においても使われたリスク回避策。p106
これを読んで感じたのは、現在中国と西側諸国との間での安保議論を絡めた貿易摩擦がこれにている。しかしうまくことは進むか? 西側諸国にも様々な考え方、戦略があり、抜け駆けするものもいるし、グローバルサウスという新たな勢力もいる。勿論、それに中国にとっては一帯一路の諸国もいる。
その他の例として12〜16世紀のギルドの仕組みも議論される。ギルドは高校歴史では利益を独占した、集団という印象が強かった。即ち、過剰利潤を求めるレントシーキングな組織という考え方だ。しかし、同時に国家による利益の略奪から商人を保護したという側面もある。p108
これについては様々な側面で研究が行われているようだ。例えばネームブランドを維持するために構成員全員が品質の確保に努力した。人的資本の投資にインセンティブを与えたとか。ギルドの仕組みを考えれば当然、ありそうな話。p108
そしてここでもギルドは彼らの権利を侵害しようとする支配者に集団として抵抗できる力を持ったとか。具体的にはその支配者の治める都市との交易を拒否した。しかし、やがて王権が強力になり広く包括的な支配力を持つようになるとギルドは邪魔者になった。p110
