今後に期待の『水中考古学』6 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

 

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=Kgha36EPdf0&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=2

HSK4~1 #13~#2 背了三十七分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=uEvuQc-nrb8

中国まる見え情報局。二十六分钟频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=TIZ4MJxPuxs

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,0~43.5min 做一个小时听写。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Dp91JCqonoE

毎日中国語のかね,做三十六分钟听写。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,1h41min~1h50min,x2, 背了半小时单词。一共三个小时九分钟。

 

今日もアンカリングでナッジされる。

 

运动;一堂Salsa课(计划)

 

 

 

 

 

<今朝のWorld Newsより>

シンガポールCAN:インドの価格保障をめぐる農民暴動はあの国が民主主義国であることに気がつかされる。いずれにせよ、モディー政権は大きな局面にある。

中国CCTV:観光客の倍増は内需拡大政策の一環か? 国外旅行客は半減との別ルート報道も。

中国上海:ドローンでリアルタイムに人流を把握し誘導するのは流石。

中国香港TVB:香港の春節小売は振るわず。

ベトナムVTV:能登にも沢山のベトナム人実習生がいる。彼らもテトを迎えた。

オーストラリアABC:パキスタン選挙、カーン派が最大議席93議席獲得。与党シャリフ派は75席で第二党。与党は連合への動き。パキスタン不安定化か?

カタール、アルジャジーラ:ガザ戦闘激化 ジャーナリストと医療関係者の人的被害大。死者は既に28,473人。ラファに攻撃が進めば100万人の避難民に被害が及ぶ。2人の人質解放のためにパレスチナ人100人以上が殺される。

 

イスラエルは自己防衛を完全に逸脱している。イスラエルから距離を置くべき、そうしないとアラブ世界から敵対される。92.5%の化石燃料を中東に日本は依存しているのに国益に反する。オイルショックの教訓を忘れたのか?

 

世界中で不安定化拡大。

 

 

 

 

<乙金宝満神社再訪>

日曜博物館からの帰り、ショッパーズセンターのカフェで暫く休憩を兼ねて食事と読書後、時間の余裕があったので散歩がてら近くの神社まで歩いてみた。ここは何度か来たことがあるが、今回新たな発見が2つ。

 

1つは小さな観音堂があること。神仏混淆の現れ。この神社、それほど古いものではない。由来を見ると1595年(文禄4年)に勧請とある、戦国時代の話。今でこそ幹線道路の脇にあるが、もともとは山の中で住宅地と巨大ショッピングセンターの建設のために大規模に山を切り崩して開発された場所。おそらく近所のわずかな住民により細々と祭られていた神社に違いない。

 

それ故か、明治の神仏棄却の嵐の中でもひっそりと観音堂は破壊を免れたのかもしれない。下の写真は観音堂の仏様。ややアルカイツク的?

 

もう1つは不思議な石。神社のすぐ横に鎮座するが、何も説明がないので不思議。どう見ても自然石ではない。このような加工は何のため? これは今後の課題。

 

以下のサイトによれば、石像とされているが特に何かを具体的に表しているようには思えない。より幾何学的。

https://jinja-sanpaicho.com/jinja/jinja.php?id=0412

 

その他、以下のサイトに拡大写真が載せられている。

https://sora07.exblog.jp/25116900/

 

 

 

 

『水中考古学』6

アジアの海のシルクロードは著者に言わせるとセラミックロードが相応しいとか。p292 

 

確かにそれはそうだ。陸上は重いものは困る。だからシルクで海は磁器(セラミック)だろう。

 

唐代の船は現地で用いられた「ダウ船」と呼ばれるもので伝統的な手法である縫合船。材料の木材やロープはタールで防水処理されたもの。p293 タールは水中でも保存に役立ったはず。またデルタ河口の泥の中に沈むと真空パック効果もあるとか。p293

 

ところで隔壁のある船も実は底部に穴がワザと開けられているらしい。つまりどうしても海水が漏れてくるので、これを一箇所に集めて排水する方が効率的というわけだ。勿論、事故にあった際は、その穴は塞がれることになる。p296 成る程と思う。

 

宋代の「南海1号沈没船」と呼ばれるものは奇想天外な方法で有名になった。発見は1980年代だが、発掘は2007年。但し通常の発掘は流れが早く、かつ海水の淀みがひどく難航したので船を丸ごとコンテナで覆い、船と周りの土砂ごと引き上げるという常識を超えた方法をとったとか。これは当初無謀ともされたが、無事成功し、今では高く評価されているとか。現在(2021年段階で発掘はほぼ終了し、保存処理に移っているとか。これもいずれ公開されるだろう。p298

 

こうした土木、建築関係面は中国得意とも言える。

 

最後の章にあの「新安沈没船」が出ていた。この本を読もうとしたきっかけの沈没船。それについては既に、以下に記載した。

 

 

 

 

初期の東アジアの船は東南アジア型で、11〜12世紀になってようやく中国船が出てくるとか。p307

 

意外だった。これまで文化的に何でも進んでいる中国からだと誤解していた。

 

最後の最後に、一番個人的に興味を持つている弥生〜古墳時代の船の話が少し出てくる。この時代は謂わば、日本古代史の空白の4世紀を含むもの。

 

韓国の沿岸からこの時代の船が見つかっているが、意外にもパーツは樹種鑑定によれば日本の木のようだとか。p314 

 

これは何を意味するのか? 今後の研究に期待したい。残念ながら、一番興味をもって期待した部分はこれだけ。考えようによってはこれから進展が始まると言う事か? 

半島沿岸は南海より海水温は低いだろうし、またより期待出来る事として、黄海や東シナ海は黄河や長江の堆積物で海底の泥の中に埋れば、低酸素状態だろうから長いこと試料は安定に保存されているはず。今後の研究に期待したい。

 

最後にあの歴史学者、イマニュエル・ウォーラーステインの「世界システム論」が紹介される。p325 

 

あの本も非常に印象に強く残った本。残念ながらこの本についての記録も前のteacup blog と共に失われた。

 

 

以上、紹介終わり。非常に読みやすくはあるが、この本もいろいろ得るものがあった。