ゲームチェンジャー & 『米中対立の先に待つもの』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

木曜病再発。本日は寝過ごしました。土曜日補習決定。今日は遊び倒そう!爆笑笑い泣き

 

 

昨夜の振り付けも超〜難解。肩を自由にしていないとお互い痛めるリスクあり。かなり苦手なタイプガーンショボーン

 

 

 

 

<次はオートモービル評論家>

昨日時代遅れの経済評論家の悪口を書いたので、今日は自動車評論家をやり玉にあげようニヤリてへぺろ

 

今でも『EVはエコでない』と主張する自称オートモービル評論家が大勢いる。だからガソリン車が良い? 見る目がないと思う。EVがエコでなくても、逆に反エコでも全然関係ない! 要は「EVはゲームチェンジャー」。日本車潰しなのが何故わからない?

 

内燃機関と駆動伝導系、更にハイブリッドに圧倒的強みを持つ日本車を一気に競争のスタート地点に引き戻す有効な手段がEV化。しかも沢山の下請けという「負のレガシー」を抱える日本の自動車産業は一番不利な立場になる。何故そのことが解らない。EVはスマホタイヤ付き電気モーターバッテリーから成る。何れも日本の優位さはない。

 

本当に重要なのは「所有から共有」へ転換すること。ならば何としても自動運転で勝たないといけない。そうなると単なる工学的な問題ではなく、社会的問題。社会の仕組み自体を変えないとこの勝負に勝てない。

 

 

 

 

<統計局の資料を見る>

地元の図書館に様々なチラシが山積みされているが、その中でちょっと興味を持った資料、「家計調査」を眺めてみた。

 

飲酒代はコロナ前(2019年)に比べ、かなり落ちている(1/4程度)。特に2021年が底で2022年になりやや回復基調。

 

意外だったのは50〜70代にかけてスポーツ施設使用料の支出に占める割合が増え、60代にピーク。定年後の健康志向か? またサプリメントは70代で最高の右肩上がり。個人的にサプリは取らないので意外。確かに昼間のTV宣伝はサプリの宣伝が多い。

 

資産の中央値は1168万円で、平均値は1901万円。貯金は年々増加傾向。将来不安によるものか?

 

原資料はこちらで

https://www.e-stat.go.jp/

 

 

 

『米中対立の先に待つもの』4

4章からは中国を待ち受ける影の部分。

 

中国の場合も米国同様、格差が激しいが主にそれは資産格差。そしてその背景に不動産バブルがある。今、そのバブルが崩壊しつつあるように見えるが、それは半分政策的あこともあるかもしれないが、果たして制御可能なのか?

 

中国の場合、上1%の資産価値は全体の17.1%、上位1割では49%らしい。これは米国の30.8%、69.4%よりは小さいがそれでも極めて酷い。p110

 

個人的にも所得格差はOK、努力と才能がある人が高い所得を得るのは当然のことと考える方。しかし、金持ちが遺伝するのは防がないといけない。此処でもなんでも取り上げたグレイトギャッビー曲線、Great Gatsby Curveだ。

 

因みに不動産価格と年収の平均比率は5程度であれば問題ないとされる。平成元年(1989年)に3100万円の自宅をローンで購入した時、多分そのくらいだったと思う。当時留学から帰り助手になって数年経っての時点だ。当時は新たなガン遺伝子を発見し新聞にも載り意気揚々、当時の大学での昇格の可能性もあったと迂闊にも思った頃。それから助手で四半世紀もの長い時間を過ごすことになるとは思わなかった。自分の研究室を持てたのは50代過ぎ(涙)人生なかなか大変です。

 

話を元に戻すと、中国50大都市では平均、13.4。上海では26.2。北京では23.8だとか。これは上海、北京にそれぞれ知人がいるのでよく分かる。しかも知人はともに職場で提供された宿舎の払い下げで(90年代はそうしたことが多かったようだ)当時はそれでも大変悩んだが結果的にはホクホクだとか。当然、今や地元民でないと買えない。日本だと、大学の助手なりたての人間が1億5千万円程度の住宅を買うことを考えたら良い。

 

それに対し、不動産利回り(賃料/物件価格)は1〜2%(日本は4%)、中国の銀行の金利は4.5%程度なので賃貸物件にするという選択肢はない。それなら銀行預金が得。p111 

 

だから、物件の価格上昇、バブルで売るのが目的の購入だが、そもそも日本と同様に少子高齢化が予想されている中国で今後も価格上昇がいつまで続くか極めて疑わしい。

 

中国人が家を買うのは結婚が契機だから、実は将来の問題ではない「今日的問題」。結婚するカップルの数が減っている状況では物件はダブつく。唯、今は「一人っ子政策」でそれぞれの両親2家族からの援助が期待できるので表に見えにくいだけ。いずれ破綻する。

 

それでも持ち家思考は極めて中国では強い。知り合いに若いカップルがいたが、幾ら日本のバブルの経験を語っても持ち家志向はビクともしなかった。