記憶はあてにならぬ & 『クレプトクラシー』8 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<スマホ交換に向けて>

土曜日はいつもより早く、7時には天神着。アップルストアーで最後の確認作業。

 

1)iPhone15Plusは物理的SIM挿入口は1つだけ(中国製だと2つある)但し、eSIMが使える。

2)7Plusから15PlusへのSIMの差し替えはアップルでしてくれる。現在のSIMは4G用だが、特に5Gに変える必要は現時点ではない。SIM交換が必要な場合はキャリアー(ドコモ)に依頼。

3)そして、一番重要なデーターのバックアップからの「復元」は以下の「ローカルのバックアップを暗号化」でアプリも含め全てが復元できるとのこと。下はiPhone7とSEのiMacとAirMacへのバックアップ状態。



4)iPhone15Plusは在庫はあるとのことなので、次回の予約は3日前にスマホからの予定。

 

これで、必要な情報全てが得られた。来週にでもいよいよ購入に動こう。

 

 

そんなこんなで、7時半という何時もよりかなり早い時間にSalsonに到着、2時間ちょっと踊って快い疲労感で何時もより早めに帰宅。


あ、休憩時間にアメブロにコメントいれたし。スマホは人に2つの時間に生きる事を可能にしたかも?



 

 

 

 

 

<再解釈や再構成を避ける>

今。再び厚手の本、600ページにもなる『The Fog of  Peace』という本を読んでいる。日本語題名は「避けられたかもしれない戦争、副題:21世紀の紛争と平和」 

 

読もうと思った理由はウクライナやガザの紛争があるからだが、図書館でパラパラとめくってみた時、果たしてちゃんと読めるか自信がなかった。

 

と言うのも、前日まで読んでいた『クレプトクラシー』もそうだったが、単に厚手の本というだけでなくデーターがなく逸話の集積だったからだ。それでも最後には十分読む価値があったのでこの本もそうだといいが? 

 

ただ1つ期待があるとすると、最後の「謝辞」で書かれていた言葉だ。曰く、

 

人間の記憶は過去を再解釈し、再構成するものだとわかっていた。そこで、出来事や会議、会話、その時の自分の考えを、小さなノートに記録することにした。ノートは全部で18冊に及び、本書の一次資料となった』

 

これは重要なこと。自分もblogをそのように考えている。記憶に頼るのは危険。再構成されるからだ。毎日の事実や考えを記録していれば、後から見直した時(記憶ではなく)その時点での「仮の事実」や「考え」が固定されているから。仮に間違いがあったとしても、記憶の再解釈や再構成よりもマシだと考えている。

 

 

 

 

<BIZスクエアを観る>

ある人が「円高リスク」を言う。国の貨幣の価値が上がることは、国力の指標だと立場で言うと。株価の上りだけを期待するのは邪道だと感じる。

 

経済音痴の戯言です、お聞き流しくだされ!

 

ま、上級トレーダマネージャーといえでも、その成績はランダム選択と変わらないとのカーネマンのデーターから見ると専門家も「大したことない」とも思うが?

 

 

 

 

 

『クレプトクラシー』8

チリの独裁者、ピノチェトの隠された資産を明らかにするために、『何百箱にも及ぶ資料、何千という文書』を調べる必要があったらしい。p164

 

そう、デジタル化されない手書きの資料を調べないと証拠が取れない。デジタル情報になればAIで検査が簡単になる。

 

結局、リッグス銀行は4,000万ドルの制裁金を課せられ、結果的に破綻した。p168

 

規制法の抜け穴は2つ。弁護士と不動産が除外されていたこと。EUは弁護士が汚れた金を扱うことに規制があったが、米国はなし。p174 これについては弁護士の「秘匿特権」で守られていた。p175 更にこれを利用し、しばしば弁護士の口座を経由して金を動かす仕組みができた。p175 またなぜか、不動産も財務省は資金洗浄法の適用外とした。p178

 

弁護士の預かり金口座に金を振り込み、そこから作った幾つものペーパーカンパニーの口座に金を振り込み自由にATMから金を下ろすことが出来たし、また不動産もそこから購入できた。最後のペーパーカンパニーの口座の取引から犯罪性が見出され、その口座を閉鎖することは可能だが、それならばまた新たにペーパーカンパニーの口座を作り、弁護士の預かり金口座から振り込めばいい。規制法には弁護士の口座を閉鎖する権限はなかったようだ。p181〜182 これでは当にモグラ叩き。

 

ここでエスクロー口座というのが出てくる。これは通常ならば不動産の売主と買い手の間で直接行われる不動産と金の交換が第三者を仲介して行われる仕組みで。これで汚職官僚は名前を晒す必要がない。 銀行はこの口座を精査する法的義務を負っていないので違法ではない。p187