『戦争と交渉の経済史』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=NHVoYBhFWiI&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=3

HSK1~2 #1~#3 背了三十五分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=TprHff7zUFA

中国まる見え情報局。十八分钟。

 

https://www.youtube.com/watch?v=8zbOMLdHuJk

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,做五十分钟作文。

 

https://www.youtube.com/watch?v=wZIfY8oecDc

王陽のほぼ毎日中国語,#2 看了十四分钟王阳频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=tAoisCqH1cQ

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,听写十五分钟句子。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,32min~39min,背了十五分钟单词。一共两个小时二十七分钟。

 

运动;一堂Salsa课 (计划)

 

 

 

 

<世界ふれあい街歩き>

火曜の夜は台湾の台北と古都、台南

https://www.nhk.jp/p/sekaimachi/ts/NJVPP9ZYK6/episode/te/G71RX992L8/

 

日本統治時代があるのに、反日的ではないし普通に日本語も出てくる。やはり日清戦争の結果、下関条約で平和裡に割譲されたこともあるだろう。

 

公園でのカラオケ大会、ダンス大会。いいね〜! 昔、福岡の夜の繁華街、中洲でゲリラダンスしたことあったけど… 若気の至りです。お見逃しあれ。

 

台北と古都、台南。アモイの対面。

 

オランダが拠点を作り台湾開発のため漢民族を移民させた。その後、日本とゆかり深い鄭成功がオランダを追い出した。 台湾には行ったことがない。近いし、南国だし、いつか行きたいね♪

 

 

 

 

<World Newsより>

中国香港:

香港の選挙は27%台と返還後最低の投票率。これは民主化勢力が誰一人、立候補出来なかったことが理由だろう。長官は120万人が投票したと言うが、、

 

中国:ベトナム:

习さんのベトナム訪問が共に第一ニュース、中国にはベトナムと日米との関係深化を牽制する狙いがある。

 

アル・ジャジーラ:

COP28は化石燃料の段階的減少に触れられず失敗か? サウジとOPECの反対が背景。

Biden大統領はイスラエルが国際的支持を失い始めていると明言。 


即時停戦の国連総会決議も出た、さてイスラエルは見通しのつかない戦争をこれからも継続するのか? 戦後のガザも極めて難しい状況になるはず。 イスラエルに未来はない

 

中東産油国はかつてのカリブの砂糖国家を思い起こさせる。カリブの国は砂糖大根からの砂糖生産が広まった以後、世界の後進国になった。キューバは日本より早く鉄道が敷かれた当時の先進国だったことは意外と知られていない。 

 

 

 

 

ドイツ:

マリからPKOが撤退後。不安定化する可能性大。ここでも、また戦争が起こるのだろうか?

 

 

 

 

本日から紹介する『戦争と交渉の経済学』は実際の紛争地域、特に暴力の横行する犯罪地帯でのフィールドワークから得られた知見を元に「ゲーム理論」を駆使し、暴力(含む戦争)発生の原因とその抑制の手段について、時に自然実験からの知見を紹介しつつ解明するもの。

 

内容はその分野の基礎的知識のない私には時に難しく、まだ半分を読んだところだが十分理解できたとは思えない。しかし、今世界各地で、特にウクライナとガザで戦争が起こっていることを思うとどうしても読まなければならないと思った次第。では出来るだけ、理解できたと思われる内容をまとめてみよう。

 

 

『戦争と交渉の経済史』

副題:人はなぜ戦うのか

クリストファー・ブラットマン著、草思社、2023年初版、

原著 Why We Fight, Foots of War and the Paths to Peace, 2022

 

最近出版されたばかりの本である。図書館でこの表紙を見たとき何をさておいてもまず読もうと思った本。但し、この本も図表が極めて少ない(ゼロではない)しかし、先日の本と同様、ウクライナとガザの戦争(後者も戦争と言ってよい)を目にするとき。読まねばならぬと感じた。

 

冒頭、最近?のシカゴのストリートギャングについての著者自身の経験と、p13 20年前、内戦の中の北ウガンダでの物語が語られる。p16 この本が変わったことに《ナイロビのネットカフェに捧げられている》点に注意する必要がある。

 

著者が30歳のバークレーの博士課程の大学院生でナイロビで経済成長に関するフィールド研究をしようとしてたまたまナイロビのそのカフェで盗難に遭い。仕方なくカフェでダイアルアップ回線でメールの送受信をしていた事が物語の始まりだからだ。p18

 

20年前といえば2000年ごろか? 1990年代に入る頃には私はダイアルアップから卒業していたと思うので、これはナイロビ故だろう。確かに90年代には私もtelnetいうアプリで電話回線で電子メールやインターネットをしていたことを思い出す。

 

冒頭、平和な状態での危機の回避法を調べることが重要だと言う。これについては「選択バイアス」あるいは「生存者バイアス」と呼ばれるものだ。つまり無事帰還した爆撃機が被爆した箇所を見て装甲を強化することは逆だと言うこと。つまり撃墜された機体との比較が重要だと言うこと。もしかすると無事帰還した爆撃機は例えその場所を被弾しても無事に帰還できたかもしれないからだ。(実際に問題立ったのは操縦席やエンジンへの被弾だったとか)p26 

 

例えばアフリカでは衝突の可能性のある2000組の民族抗争の中で年間一件しか実際には抗争が起こらない。インドでの暴動での死亡率は1,000万人当たり16人だが、シカゴでの殺人事件は10万人あたり同じく16人。つまり100倍の高さ。p24

 

目立つものだけに注目するのは一種の「選択バイアス」だと言うこと。回避された多くの衝突に注目し両者の比較をしてこそ解決の道が開けると言うことだろうか。p35

 

だから読者が平和で豊かな環境でこの本を読んでもこのメカニズムを解明することは身近な出来事を振り返ることにもあると言うこと。p22

 

著者は冒頭で妥協に向かうインセンティブ(ほとんどは戦争は回避される)を抑制し戦争に向かわせる原因を5つ取り出す。これらはしばしば相補的で1つだけと言うわけではにとも。

 

1、      抑圧されない利益=衝突で不利益を被らない、あるいは寧ろ利益を得る

2、      無形のインセンティブ=復讐や支配が達成できる

3、      不確実性

4、      コミットメント問題=優勢なうちに仕掛ける

5、      誤認識=自信過剰