『戦争と交渉の経済史』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<再び木曜病発症>

いつものように寝過ごすガーン 

土曜補習決定えーん

 

 

<World Newsより>

COP28では「化石燃料脱却」に言及したらしい。問題は実行力だが?

 

インドでFOXCONNプラント建設(AppleのiPhone製造)決定。サプライチェーンの再構築=中国依存からの脱出。

 

中国ベトナム会議では习氏の指導的イメージを強調するCCTV。

 

テスラのリコールは無線ソフトウエアーアップデイト。ニュースではリコールを話題にするが個人的にはリコール方法>アップデイト方法に注目した。そう、EVはスマホと同じなのだ!

 

即時停戦の国連決議:賛成153:反対10:棄権23 日本、オーストラリアは賛成

イスラエル支持の米国は信用失いはじめる。米・イスラエル孤立鮮明。ハマス殲滅は現実的ジェノサイド。

 

 

 

<屋外読書>

昨日は暖かく、屋外で読書。来週から寒くなるらしい。


 

 

 

 

『戦争と交渉の経済史』2

長い序章に続く第1部1章では舞台がコロンビアの内陸のメデジンに移る。p40

 

コロンビアも犯罪の多い国として知られていて、殺人事件件数では世界有数。有名な町は沿岸部の観光地バランキージャで昔、最初にサルサを習った先生がその町から来ていた。沿岸部はまだマシだとも聞いた。

 

この町の監獄のゲーム室、ビリアードで囚人同士の銃撃戦が起こった。監獄に銃があることはコロンビアでは驚くことではない。ところが23人も負傷したが不思議なことに死者は1人も出なかったが、このギャング同士の争いは監獄の外の町まで波及した。p43

 

ところがである。このギャング同士の抗争はそのうち手打ちになった。そこで過去のこの町で起こった抗争を調べてみるとここでも交渉と取引で衝突を回避した事例が1000件もあることが判った。p44 


あのアフリカの事例と同じ。殺人事件が多い国という側面に囚われていると、この《それでも殺人事件は抑制されている》という事実に気が付かない。

 

ここで著者はあの有名な『ゲーム理論』を持ち出す。そこでの結論は、


<平和は博愛精神や協力からではなく… 暴力の脅威が常に存在する状況から… 相手を脅かす力によってもたらされる>という。p48

 

これは相互確定破壊による核戦争の抑止力を考えると納得しやすい。

 

次の第2章で著者は、この均衡が失われ実際の戦争になった場合を分析する。舞台は西アフリカのリベリアに移る。沿岸部のグリーンビルの武装勢力の元リーダーとのインタビューを通じて彼ら武装勢力のリーダーが戦争で裕福になり、《土地と金と権力を得ていた》から戦闘を続けていたことがわかる。ワリを食い、犠牲になるのは傭兵と住民。

 

それに対し政府軍と国連平和維持軍はこの点を突いて武装勢力を懐柔するための賄賂と部下(傭兵含む?)への報奨金を持って対応した。p58

 

戦争が生まれるのは、武力行使を決定する者の利益と公共のそれが異なる場合。また支配下の住民や社会に対する責任がない場合。こうしたことは特に、性急な脱植民地化で無責任な体制を生み出した場所に起こるとも。p60

 

実は同様の例を、アメリカの独立戦争を指導し初代大統領となったワシントンにも当てはめることができるらしい。彼、ワシントンは富を貪り利権を独占していた。植民地の税は本国の1/26だったので植民地の住民が楽だったが、p69 

 

本国が長年続くフランスとの抗争を交渉で和らげるために、オハイオ渓谷の大部分の土地をカナダに移譲するとしたが、ここには彼の土地があった。これが本国、イギリスと手を切る要因になったと著者は論破する。p67

 

ワシントンの負の側面は初めて聞く事で驚いた。