『インド外交の流儀』3 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=Kgha36EPdf0&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=2

HSK4~1 #11~#2背了三十七分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=WYKJQc2cm8o

https://www.youtube.com/watch?v=vHlGXEowjWE&list=PLPJh8_1ABGf_WMcsAwynqx6grWEsa4i3w

中国まる見え情報局。十分钟。

 

https://www.youtube.com/watch?v=8LUE9o9hqY0

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,听写三十七分钟句子,

https://www.youtube.com/watch?v=V7zsKlXHV1I

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,听写五十分钟句子,

 

https://www.youtube.com/watch?v=vjCR-oHGgRc

チャイナ娘くまちゃん,看了十二分钟频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=C1mN2kvn_ZU

毎日中国語のかね79/100 马马虎虎做四十分钟听力练习。一共三个小时六分钟。

 

运动;爬山散步 4.7km,7531步,9楼。(计划)

 

 

 

『戦争と交渉の経済史』と言う本を読み出した。最近(原著2022年、翻訳2023年)出版されたばかりの本であるが、図書館でこの表紙を見たとき何をさておいてもまず読もうと思った。背景にあるのは、現在進行形であるウクライナとガザの戦争(後者も戦争と言ってよい)。是非、読まねばならぬと感じた。  ,,読むべき本が多すぎる(汗)

 

それは兎も角、冒頭、最近のシカゴでのストリートギャングについての著者自身の経験と、20年前、内戦の中の北ウガンダでの物語が語られる。この本は変わったことに《ナイロビのネットカフェに捧げられている》この点に注意する必要がある。

 

著者が30歳のバークレーの博士課程の大学院生でナイロビで急激な同国の経済成長(戦争ではない!)に関するフィールド研究をしようとして、たまたまナイロビのカフェでパソコン一式を含むカバンの盗難に遭い。仕方なくそのネットカフェのダイアルアップ回線でメールの送受信をしていた事が物語のキッカケ(研究の方向を変えた)だからだ。そのようなリアルな体験の話で引き込まれる。

 

20年前といえば2000年ごろか? 1990年末には私はダイアルアップから卒業していたと思うので、これはナイロビ故だろう。確かに90年初頭には私もtelnetいうUNIXのアプリで電話回線を用いて電子メールやインターネットをしていたことを思い出す。

 

 

 

 

 

 

『インド外交の流儀』3

著者はインドの核実験と核保有国宣言を「矛盾を解消したもの」だと高く評価する。p111 これは現実的に核保有国インドの大臣としてそう言わざるを得ない面もあろう。

 

更にインド人のテクノロジー(ITを示すだろう)とテロ(9-11等)が印米関係を転換に向かわせたとも。p112 

 

更に「経済が外交を動かすのであって逆ではない」とはっきり述べる。p122

 

そう! 経済力が必要なのだ。それは日本も同じ。日本は90年代を境に経済力を失い、それが国際社会における地位を脅かしている。特に中国に対して

 

ここで面白いことを述べている。それは中国は自分の立場を正当化するために「1世紀の屈辱の歴史」を持ち出してくるが、それならば植民地の経験をしたインドの方が遥かに資格があると。

 

しかしインド人にはそうしたことを取り立てて言わない。国内で反西洋感情に基づいた大衆の動員(まさに中国がやっている)を行わない。それがインドと西洋の間で利益や価値観の一致が形成され充実した関係が構築されたと。また大規模なインド系移民がこの絆を強固なものにしたとも。p143 その結果、インドを安心できるパートナーとしている。p150 

 

大規模な中国人移民も同様に存在するが(どのアメリカの大都市にもチャイナタウンはある)それで反発はあっても絆が強固にあったとは聞かないのはどういうわけだろう? 多分、チャイナタウンの存在に象徴される分離傾向があるだろう。 インドタウンは聞いたことがない。 結果、欧米、特に米国における反中意識は強烈だが、反印意識は感じない。

 

著者は色々な国際政治で欧米のダブルスタンダードには厳しく指摘し批判する。p146 

 

これには完全に同意できる。