『コロナ後の世界』2 | Hiroshiのブログ

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昨夜のSalsonは人が少なかった。3連休だからか?前回の連休初日も少なかったが?それでも目標達成、2人はベテランさん、もう1人は3回目だとのこと。

 

今日からガス湯沸かし器開始。去年と同じ頃。これが省エネで最大の効果を挙げている。


 

 

 

 

『コロナ後の世界』2

中産階級が空洞化し、階層が二極化すると政権基盤は安定化する。逆に中産階級が勃興すると市民の権利意識が高まり民主化闘争につながる。だから日本の70年代は経済成長が著しい時代だったが、同時に学生運動を筆頭に激しい政治闘争の時代だったと著者はいう。p51

 

日本の教育の問題として「教師の出した問いに正解する」ことが目的とされる点を挙げる。それ以外の解答を出すと懲罰される。これは社会でも同様。だから前例のないことを試したり、自由なアイデアを試したりすることが難しい社会だ。日本が欧米の真似をする時代なら、後を追っかけるだけの時代ならば、それはある意味効率のいいやり方だったかもしれないが、先進国の仲間入りをした段階で進歩が止まってしまい。いつの間にかズルズルと後退してしまった理由はここにある。

 

だとすると、同じ問題は中国も直面している。

 

 

また、コロナ対策に関して著者は以下のようにいう。

 

『(日本には)リスクヘッジ、フェイルセーフ、バックアップの言葉がないと』p62

 

激しく同意する。これだけ自然災害の多い日本で、万一を考えない社会はいつから始まったのか? それとも昔からだったのか? PCやスマホ、電源を二重、三重に揃えるというのは「変わり者」らしい。しかしこれは私の場合、職業柄身につけたもの。そういう職場があまりないということか?? よくわからない?

 

 

民主主義というのは市民に「大人になってくれ」と懇願する社会だと。p81 そして、その大人の割合は7%くらい欲しいと著者はいう。この7%には特に根拠はないというが、面白い。

 

また、独裁制は「変化を拒む」とも。p82  

 

なら日本もそんな側面がある。別に独裁制ではないが、戦後一時期を除いて、自民党が政権をずっと維持しているという意味では似たようなものか?