AIは怖くない(追記あり) & 『人類学的思考で視るビジネスと世界』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=xQkgOdLcP-E&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=1

HSK4~1 #12~#1 背了四十分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=vbtnTZqWJ74

https://www.youtube.com/watch?v=opPmLBPlfLQ

中国まる見え情報局137,270 十四分钟。

 

https://www.youtube.com/watch?v=dDDVmjRr5UY

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,0~36min 听写一个小时。

 

https://www.youtube.com/watch?v=e0aIrabzR84

興梠一郎频道,看了十二分钟興梠频道。“灰色の犀”ですか!

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,42min~53min,0.75速度,x2,背了四十分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=wNeYqPLQv40

https://www.youtube.com/watch?v=Wow3VM3L7_4

ミオのぶらり街歩き,看了二十分钟上海散步频道。大家没戴口罩了

 

https://www.youtube.com/watch?v=39uFTc8xQ0s&list=PL9C3D1AAF2BEA5F2D&index=9

カエルライフ中国語7~9,学习二十四分钟作文。一共三个半小时。

 

运动;爬山散步 2.3km,3369步, 7楼(计划)

 

 

 

 

<AIは怖くない>

選挙にAIを使うというとAIに人間が従わされると誤解する人がかなりいるみたいだ。昔から仕事でAIを使ってきた者としては少しもそのような心配を感じたことがない。

 

 

 

 

 

90年代に沢山の遺伝子を分離、同定する仕事をしてきた。当時は遺伝子を見つけて単離、構造決定するだけで論文が書ける時代。それが重要な遺伝子ならば教授になった人も多い(汗)

 

そんな時代なので既に構造が分かっていた遺伝子はそれほど多くはないが、それでも種間で同じような機能を持つ遺伝子の構造比較を行い、重要な部分を決定する仕事を人の眼だけでやろうとすると何日もかかりそうなのでコンピューターの出番となった。まだ当時のデーターベースは極めて限られたものだったが、コンピューターの能力も低かったので十数時間かかった。それでモニターの電源を切り、誰かが間違ってパソコンの電源を落とさないように張り紙をして次の日まで動かし、朝にデーターがプリントアウトできるようにしていた。

 

その後、ヒトゲノムプロジェクトが2003年に終了し、他の種まで手が広がり、さらに画期的なシークエンサー(遺伝子構造決定テクニック)の登場で今では当時のスピードの100万倍くらいの効率で遺伝子構造が決められ。膨大なゲノムデーターが世界共通の資産として自由に誰でも使える状態になっている。

https://www.kegg.jp/kegg/genes.html

 

こうなると膨大なデーターベースを人の眼で調べるのは不可能。コンピューターもスーパーコンピューターが必須となった。この場合パソコンは単なる端末。コマンドをパソコン経由でスパコンに依頼して数日後にメールで送ってもらうような時代になった(数年前には数分で届くようになった)

 

その時の発見として、解析用のアルゴリズムのどれを使うかで結論が微妙に違うことに気がついた。


アルゴリズムの専門家ではないので、基本的には「お薦め」のやつを使い、それを明記しておけば問題はなかった。

 

ここで重要な事として、AIは違ったアルゴリズムを使って異なる解がでた時、《どちらが正しいかは判断できない》ということだ。コメンドに従い、計算するだけ。もし判断する必要があるなら、

 

人がそれを決めるしかない》。

 

だから私はAIを恐れない。少なくとも現在のAIは論理的に考えて何かを決めるわけではないからだ。勿論将来、事態は変わるかもしれないが、当分は心配することはない。

 

追記:

今、CHAT-GPTなどで問題になっていることは、AIそのものよりもそれが出す解答に対して人が「本気にする」ことではないか? データーとアルゴリズムで解答は如何様にでも変わるという事実を知れば。少なくとも現在のAIはヒトの脅威ではない。

 

 

 

昨夜の散歩路の真ん中で寝ていた野良。これも余り警戒心が無い。近くの老人ホームの入居者に可愛がられているのだろう。

 

 

 

『人類学的思考で視るビジネスと世界』は、とても面白い。簡単に読める本ではないが色々、考えさせられた。というか、新しい視点を得られたような? 問題はそれを何のように現実の世界で役立てるかだ,,, それと、また『物流の世界史』は後回しになりそうだ(汗)

 

『人類学的思考で視るビジネスと世界』

ジリアン・テット著、日本経済新聞出版。2022年

原著:ANTHORO VISION, GILLIAN TETT. 2021年

 

きっかけは『中国全史』下巻。この本が人類学の本でもあると感じたからだが、50ページほど一気に読んでみて、予感が当たった感じがする。それにしてもこの著者の経歴が面白い。人類学専攻でタジキスタンで婚姻儀礼が博士論文のテーマ(表向で本当は共産主義とイスラームの相克が真のテーマ)で、やがてソ連崩壊でファイナンシャルタイムズの臨時記者となり(タジキスタン語ができたから?)その力が認められて編集長になる。それにしても人類学の応用で政治、経済を見るというのが面白い。だからANTHORO VISIONなのだ。

 

「まえがき」で著者は言う、

 

『これまで私たちが世界を理解するために使ってきたツールの多くは、どう見てもうまく機能していない』として、経済予測、世論調査、金融モデルを挙げる。p9

 

まさにその通り! 度重なる米国銀行の破綻などはその良い例。経済予測と金融モデルはその最たるもの。1つの例として保険業界での実例を挙げる。保険会社が工場火災の多発を嘆き、ある人類学的発想で原因究明をしたところ、人は「空」のシンボルで注意力が低下し、例えば石油缶に「空」と書かれているドラム缶のそばでタバコをすることが多かったらしい。「空」という象徴に誤魔化されその「空」のドラム缶の中に揮発性の可燃ガスで一杯であることに誰も気がつかなかったとか。これについて注意喚起したら事故はピタリと無くなったらしい。

 

つまり、『誰も疑いを挟まない前提が、大抵最も疑わしい』とか。p13 そしてこのコロナ下のロックダウンという非常事態はそれを気づかせる良いチャンスだったかもしれないと。まさに同様なことを感じた次第。

 

「100人入る大講堂での一方的な授業なんて、オンラインで十分じゃネ?」

 

て、感じた人が多かったのでは? 大講堂や階段教室で後ろの学生さんたちは居眠りしたり、スマホ見たりしているのに平然と授業をしていた我々に反省を迫るもの。

 

そして『Big Dataは何が起こっているかを説明できるが、それが何故起きているかは大抵説明できないとも』p17 だからAIは一番一般的な模範解答だけ答えるが、それが事実かどうかは誰も知らない。

 

この後、第一章では90年代の個人的なタジキスタンでの話になる。まだソ連崩壊前夜が舞台。