<次の波>
連休バージョンでこのところ連日外出。2つのモールに出かけましたが、まだマスク率は高い。共に8割と逆に増えたような感じすらある。多分、次のコロナの波が来ることは織り込み済みなので、これまで以上に皆さん気をつけているのだろう。
大きな波が来ても重症者や死者が出なければ問題ない。多分、そのようになるだろうと勝手に予想している。もうマスクはとうの昔に止めました。
<地方自治>
地元では地方選挙が無投票で決まった。定員以上の候補者が出なかったから。ここで地方議員のことについて調べてみると町村議員の給料は何と平均で22万円、これに手当がつくとしても非常に低い。これではやりたいという人も躊躇するはず。
だからなる人も定年退職者と農業で半分以上を占める。
なり手がいなければ議員のレベルも低い。実際、どれだけ機能しているかも怪しい状況だ。しかしこんな状況だから逆に大改革、革命が起こってもいいように思う。そう、pol.isとQVによるクソ議員不要の直接民主主義だ!
『中国青銅器入門』
山本堯(たかし)、新潮社、とんぼの本、2023年初版。
図書館の新著紹介の欄に出ていた本。写真が沢山あるので気分転換にいいだろうと借りてきた本だが、読み進むうちに不満満載、つい現役時代の癖が出てきた(笑)それについては次回に、乞うご期待! 誰も期待していない?(汗)
それはともかく、様々な青銅器を眺めるうちに意外と貴重な青銅器が日本国内で保存されていることを知る。勿論、中国にはもっと多くの青銅器が保管されているだろうが、明治期にかなり収集されたようだ。当時、清朝時代はこうした文化財にあまり関心がなかったことがあるかもしれない。そういえばあの莫高窟の文化財も多く海外に流出した。
伝説上の禹は諸国から献納された地金を用いて9つの鼎を作りこれを持てるのは王のみとしたらしい。この9というのが中国の九州ということなのか? 因みにこの九個の鼎を始皇帝は得ようとして失敗したらしい。p22
これまで鼎と鬲の違いは象形文字の示す通り、鼎の4本足か鬲の3本足かと長いこと思っていたのに違うみたいだ。少なくとも鼎には3本足のタイプがある。p 28〜31
安陽の殷墟からはアジア象を模した青銅器が出土している。著者は「実物を工人は目にしたのだろうか?」としているが、p58
記憶に間違いなければアジアゾウは河姆渡遺跡から出土していたと思う。問題は殷墟の工人が目にする機会があったのか、それとも過去の造形物から作成したのかの点だろう。
爵(しゃく)は現時点では酒を温めるものと考えられているらしい。p55
確かに3本足があり、温めるためのようにも見える。しかし中国の古代物語では爵を使い酒を飲むシーンが多い。確かに少し飲みにくそうだ。