奇貨として & 『ヒューマン・ネットワーク』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<これを奇貨として>

今年最後の投稿となります。別に何かあらたまるわけではないが、世の習いとして。一言ご挨拶いたします。

 

 

来年はどんな年になるのでしょうか? コロナは収束に向かうのでしょうか? 是非そうあってもらいたいものですが、たとえ、収束に向かうにしても昔の状態には戻らないと思いますし、またそうあるべきだとも考えます。

 

このコロナは色々な教訓を与えたと思います。特に日本にとって様々な神話が崩れ、日本がもはや先進国ではなくなっていることを多くの国民が肌感覚で自覚できた気がします。私も昔からそのように「頭の中では」考えていてもそれを実感として感じたことは少なかったように思います。

 

しかし、これは悪いことではない。明治維新や敗戦の時のように、一旦全部をチャラにして、新たに出発するきっかけにすればいい。個人的にはその線で進む予定です。人生100年時代と考えれば少なくともあと20年は活動できると前向きに捉えています。

 

 

 

<中国の現状>

「羊」に囲まれたワンちゃんがいるのがわかるだろうか?

 

 

最初、「元旦」と「除夕」の順番が逆なのでは?と思ったが、これは今度の春節(2023.1.22)に対応する大晦日という意味か? とすると、ここでの元旦は西暦表現となるが??

 

ご存知の方があればコメント宜しく!

 

因みに、腊八(laba)は旧暦12月8日に当たり、釈迦が悟りを開いた成道会を意味し腊八粥を食べる習慣があるとのこと。←辞書で調べました

 

 

 

 

『ヒューマン・ネットワーク』4

ここであのリーマン・ショックが出てきた。金融機関は相互に網の目状に繋がっていた方がリスクを分散できるが、深いつながりを持ちすぎると逆に連鎖倒産のリスクが高まる。最後の(d)の状況が2008年のリーマンショック時。

 

ネットはインターネットのきっかけとなったアーパーネットのようにリスク分散の仕組みだが、金融の場合はマネーの流れが強力でむしろ連鎖するという新たな力学が加わった。

 

 

現実の銀行間の繋がりは以下のようであったことは、先日も紹介済みだが、ここで再度出しておく。

 

 

まさしく金融ネットワークが引き起こした金融危機だ。ローンの発行者は手数料を稼ぐ為に不良なローン債権を売り出しリスクを素早く他の金融機関に回した。買った方もすぐ不良ごとまとめて1山にして、その中でいい加減な優良不良を格付けし転売し、ここでも儲けた。そのうち誰もが、何が優良か不良か分からなくなった。p102 

 

アメリカ政府はベアースターンズやAIGは救済したが、リーマンは放置した。著者によればリーマンが倒れたらどうなるかFBRですら正確に認識してなかったという。p106 

 

それほど複雑なネットワークだったということか? それともモラルハザードの方を問題にしたのか?

 

後知恵ではリーマンを救ったら、損害は何分の1かで済み、時間も短縮されたとか。勿論それは後知恵。p106