今朝は昼まで静養のためにベッドに入るつもりだったが、8時半にはたまらず起床。大分良くなったみたいだ。今回は喉が主症状だったのでいつもの鼻づまり用のベンザブロックSではなく、解熱系の後藤散の風邪薬を服用したが効いた見たい。
<出来ない理由>
政府の方針としてはオンライン診療を進めるとのことだが、現実には全然進展していない。これは強制力がないから。やるのは簡単。 オンラインを導入しない開業医は「保険医の資格を取り消す」の一言で済むこと。実際にはもっと穏やかに「保険医の資格にオンライン診療を入れる」とすれば良い(笑) これが出来ないのは政権党が医師会の票が欲しいからだ。まあ、統一教会との腐れ縁も切れない自民党ではとても無理でしょうが。
その点で某政治家の突破力に期待している。彼はマイナンバーカードを保険証の代わりにするという一言で、事実上の義務化へのドアを開いた。 要は頭の使いよう。
<钟南山氏動向>
昨夜のテレビで钟南山氏が『オミクロンは毒性が低いので大丈夫だ』との意見を述べていることを知る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1161e211fcea4587a8c869557c74703742a6b698
確かにその通りでオミクロンは問題ない。でも人口の多い中国で感染が拡大すれば、新たな変異株が出現するのは必然。その中に強毒株が生まれないとは限らない。その点については当然、彼は知っているはずだが、今の状況でそれは語れない。こうした背景を知っておくことは重要。発言できること出来ないことがある。
この分野の知り合いの専門家のモーメントは全く更新されていない。誰よりもこうしたことについて知っているはずの人(SARS研究で有名になり某研究所の所長になった)が何もモーメンツを更新しないことは理解できるが、私のモーメンツには反応しイイね連発。これが彼の本心を示すものだろう。
<風邪薬入手>
いつもかかる鼻水系以外に解熱系も入手。1週間分はあるので大丈夫だろう。それ以上購入するのは買い占めみたいで、流石に遠慮した。ドラッグストアーに駐車して隣の公園を散策。まだ銀杏入手が可能であることを知る。ビニール袋に集め、帰宅後水に浸けて明日回収予定。
夜はその際「巣ごもり用」に大人買いした冷凍ピザと風邪対策のサラダ、それにウイスキーで夕食。30分以内で準備できる優れもの。たまりませんね〜〜♪ 風邪ひいているのにウイスキー?こりゃコロナじゃマズイよね!?
朝はサラダの替わりにビタミンCサプリメントで代用。
『脱・暴走老人』3
五章で老後資金、特に健康保険の話が出てくる。日本は医療費の一部が自己負担だが(高額医療費の助成制度がありべらぼうに高額になるわけではない。)、ヨーロッパはほとんど手出しがない(あるいは無料)ことを制度の優秀性として語る。p126
しかしこれは事実の1面でしかない。基本、ヨーロッパは『治療は最小限、寿命がきたら諦める』と著者も語るように。高齢者の積極的治療は行わない。p134
しかもこの表現には語弊がある。日本と違い、医療はフリーアクセスではないのでまず決まった医療機関(家庭医)にかかりそこで判断がなされる。セカンドオピニオンなどない。これは制度的にそれしか選択肢がないからだ。つまり、
『欧州の医療制度は基本的に個人の負担がないので、日本のように患者を治療すればその分お金が入ってくるという仕組みになっていない。…あらかじめ予算額が決まっている』問題がある。p132
だから日本の医師のように究極の選択などなく、見込みがなければ、あるいはもっと正確に言えば
<コストパフォーマンスが悪ければ治療はしない>。
勿論、金のある人は私立の病院で超高額医療を受けることが可能だが、これは《金のある無しで命が左右される》ことを意味する。だから平均入院日数は3倍近く日本は長く、人口当たりの医師の数も日本の方が数倍多い。それでも世界水準で見れば日本の医師の数は少ないわけだから、ヨーロッパは極端に医師が少ないことになる。
こうした背景や実情をこの著者は正確に把握しているようには思えない。



