急転直下? & 『決定版 デジタル人民元』6 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

今日2回目の投稿。それは世界が急激に動いているから。

欧米はSWIFTを使いロシアのドルおよびユーロ決済を止める方向で動き出した。これから急激な物価上昇を覚悟しないといけないだろう。

でも、これが日本の『都合の悪いことは気がつかないふりをする』という悪癖をもし改める機会になれば、それはそれでいい。
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<Decision tree>
ウクライナ侵攻も予想できず、ロシアの国際法違反だけを叫ぶ評論家A。侵攻してからその背景、理由を得々と説明する評論家B。

『役に立たん奴らだな~』 というのが正直なところ。

別に予想の正しさを求めるわけではない。必要なのは幾つかの選択肢=展開に応じて、対応策を提言すること。

Decision treeの見事な展開を見たかったが、誰一人としてそれを示すことはなかった。もっとも「予想」だけを求めるマスコミ・大衆にも問題があるのだが。
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またまた、傲慢こきました~(汗)





『決定版 デジタル人民元』6
中国がデジタル人民元を実用化しようとする動機の1つがアリペイ潰しだとする。しかしアリペイ以外にもWeChatPay、更に最近はTikTokPayも出てきたらしい。p167  始めて知った。確かに抖音は通信販売で便利なプラットフォームを提供していることは身近に知っている。
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こうしたこれまでの銀行、国有企業の牙城を壊す民間のデジタル通貨は厄介だろう。それで「毒には毒を持って制す」の諺通り、デジタル人民元を実用化しようとするのだろうが。

しかし、どうだろう?逆にこうした「国進民退」は活力を削ぐことにならないか? いや国有企業の従業員は党の支持層だろうから、それでいいのかもしれない。著者は90年代に進んだ国有企業の民営化が习近平政権以降逆転し始めたと言う。p177

ところで最初にデジタル通貨に向けて進んでいたのはスウェーデンであることはあまり知られていないが、それがここで議論される。e-クローナこれはキャッシュレスが世界一進んでいたことと無関係ではない。
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特に携帯でのSwishが盛んだ。ところが著者によれば、最近スウェーデンはその傾向が停止状態だとも。p189
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いずれにせよ、Facebookのリブラ>デジタル人民元に押される形で各国のデジタル通貨への動きが見られた。ただし、最後まで慎重なのは米国。何故ならこれは現在の基軸通貨としてのドルの地位を危うくする可能性があるから。積極的なのは新興国。特に、口座を持たない、もてない国民が多い途上国。最近ではカリブのハバマがついに踏み切ったらしい。現在デジタル通貨に取り組む中央銀行は全体の9割まで増えている。p196 

デジタル通貨はマイナス金利も可能にするのでこれまでにない金融政策が可能になる。